TEAM

コンフリクトへの対応

チーム内で過去のコンフリクト(チーム内での摩擦、不協和音、意見衝突 等)を振り返り、対処方法のガイドラインを作成します。このワークショップでは、内省的な議論をするために、トーマス・キルマンモデルを使用し、議論を行います。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    フリップチャートまたはホワイトボード、マーカー、ノート、ペン

進め方

  1. Step 1

    参加者に、これまで経験したコンフリクトについて考えてもらいます。ここでのコンフリクトとは、自分のチームや組織内または外で起こった事です。

    この作業は個人で行います。必要であれば数年前に遡り、できるだけ多く重要なコンフリクトを特定し、ノートに書き込みます。

    提供のヒント:
    チームの外で起こった事を例にしている場合は、機密性を保持するために特定の名前を表記しないよう参加者に促してください。
  2. Step 2

      書き出したコンフリクトに対し、1~3の分類をしてもらいます。
    1. 1 = うまく対処できた
    2. 2 = 衝突はまあまあ対処した
    3. 3 = 対立をうまく処理できなかった
  3. Step 3

      コンフリクトに対応するために、トーマス・キルマンモデルを導入します。補足のために、ビデオを見せたり、自分のツールボックスやオンライン上の資料を使用しても構いません。

      まず個人で振り返りをし、次の質問について 2〜 3人で話し合います。

    1. 自分が特定したコンフリクトの中で、どのような反応が見られたか?
    2. コンフリクトを解決するために有効だった行動や言動は?
    3. 対立を解決するために有効でなかった行動や言動は何か?
  4. Step 4

    先程の話し合いに基づき、効果的にコンフリクトに対応するためのガイドラインを2〜3つ各人に考えてもらいます。このガイドラインは、今後グループが従うべき内容になります。

    全員にガイドラインを共有してもらい、全員が納得して守れるガイドラインを作成し、デジタルで共有しましょう。

*An Overview of the Thomas-Kilmann Conflict Mode Instrument (TKI)(https://kilmanndiagnostics.com/overview-thomas-kilmann-conflict-mode-instrument-tki/) 日本語訳:Hyper Island Japan Team