SELF-LEADERSHIP
一年の振り返り
1年の終わりに、翌年はどんな年になるだろうか?と思いを巡らすことは、みなさんも経験があると思います。
前もって計画し目標を持つことは素晴らしいことですが、何がうまくいっていないか、何がうまくいっているか、そして何を改善することができるかなど、振り返ることから様々な学びを得ることができます。ぜひ下記の方法で1年を振り返りましょう。
- 所要時間
30〜60分
- 参加人数
2〜40名
- 提供レベル
低
- 心理的安全性
ミドルゾーン
- 用意するもの
ペン、紙(タイピングするよりも書き出す方が効果があります)
進め方
-
Step 1
- リフレクション
- 時間をかけて熟考することは、シンプルでありながら強力な実践であり、自分のベストを尽くすのに役立ちます。過去の経験から学び、次に向けて修正したり方向性を定めることで、自分の強みや改善点を明らかにすることができます。
- プロセス
- リフレクションを通して自分自身(またはチーム)を振り返るために、シンプルな質問・疑問に答えてみましょう。フォーカスエリアはおそらくこのような領域になります。
人間関係、健康、個人的な意義や目的、仕事内容、コラボレーションの方法、社会またはコミュニティ、考え方、創造性、生涯学習、リーダーシップ、収益性、など。
-
Step 2
今年、うまくいかなかったことは何ですか?
何を変えたい、または改善したいですか? -
Step 3
今年、何がうまくいきましたか?
今後も継続することは何ですか? -
Step 4
振り返りによって学んだことや得られた洞察(気付き)をどのように適用しますか?
それはいつですか? -
Step 5
来年、やめることは何ですか?
それをやめるためには何が必要ですか? -
Step 6
来年、新たに何を始めますか?
-
Step 7
Goodbye this year, and Hello next year!
すでに新たな経験をもたらさないことを特定し、手放してしまいましょう。
オットー・シャルマーは、「U理論」の中で新たな何かを得るために何かを手放すことについて言及しています。(https://www.ottoscharmer.com/sites/default/files/TU2_Chapter2.pdf)
ずるずると時間を割いてしまっているものを止めるのはもちろん簡単ではないけれど、新たな経験を得る時間捻出のために頑張りましょう。 -
Step 8
感謝の気持ちを表現する
毎日の感謝は気持ちがいいものです。毎朝起きたら、感謝している3つのことと、過去24時間の間に経験したポジティブな事について1つ、感謝の気持ちを表現してみることは、毎日の習慣として実践する価値のあるものです。
より「今」「現在」に集中し、全体的によりポジティブになるために役立ちます。(困難な状況な時にもです)
ここでは、過去12ヶ月間に経験したことへの感謝と、新しい年に来るべきことへの感謝の気持ちを込めて、一年の振り返りを完成させましょう。 -
Step 9
プロセス
感謝していることを表現します。相手に手紙を書いても良いし、単に羅列するだけでも構いません。
※一旦手を止めて感謝の気持ちを念じたり、黙祷する、心の中で感謝などをしてみましょう
積極的な感謝の気持ちを持つことで、幸福感や健康を高めることができます。研究によると、感謝を表現することはエネルギー、楽観主義、共感性の向上に関連付けられています。(https://www.psychologytoday.com/us/basics/gratitude) -
Step 10
意図を設定する
自分が「生きている」と実感できるような、あなたがなりたいもののための意図を設定します。意図と目標を混同してはいけません。
意図はあなたに期待や評価をするものではなく、人生の中で合致させたいものです。それはコミットすることを誇りに思える目的、または態度を指しています。人生は美しいものです。それは複雑な旅ですが、自分が何者であるかをよく理解し、焦点と意図を指示する能力を持っていることを知ることが出来た時、人生を良いものだと実感できます。 -
Step 11
バリエーション
このリフレクションはチーム全体で行うことができます。
*Dawn Hoenieによって作成されました。 日本語訳:Hyper Island Japan Team