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6つの帽子思考法

エドワード・デボノ氏の著書「6つの帽子思考法」に記されている、6色の帽子を使ったグループディスカッションや個人の思考のためのツールです。「6つの帽子思考法」で使用する「パラレルシンキング」は、グループ内で異なる角度からコンセプトを見るための思考法です。アイデアやコンセプトに対して、建設的なピアフィードバック(メンバー同士がフィードバックをしあう)をする際に必要な、異なる視点を持つ事に有用です。チームに対して、アイデアや作業の進捗状況を発表、選ばれた人たちが、デボノ氏の帽子思考法のうち1つの観点から発表者にフィードバックを与えます。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜40名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    カラフルな帽子(オプション)

進め方

  1. Step 1

    エドワード・デボノ氏の「6つの帽子思考法」は、様々な考え方と働き方を表しています。
    様々な観点や視点が「帽子」で表されています。参加者はそれらを使用し、アイデアや進行中の作業についてフィードバックをします。それぞれの帽子によって提案される視点を元に、内容を観察・傾聴しましょう。

      詳細情報は、参考文献のリンクから見る事ができますが、まとめると次のようになります。
    1. 情報・事実(白) 明るさ・楽観性(黄)
    2. 判断・冷笑(黒) 感覚・カン・直感(赤)
    3. 創造性・可能性(緑) 進捗・コントロール(青)
      その他、思考するのに有効な「帽子」の例:
    1. お金:アイデアの事業性・可能性の検討
    2. イノベーション:アイデアの独自性・有用性を考える
    3. 価値:アイデアが世の中のためにどれだけ意味があるのかを考える事

  2. Step 2

    ワークショップの場では、参加者にチームごとまたは個人で、アイデアやコンセプトを発表してもらいます。
    プレゼンテーションの前に、聞く側に帽子(本物の帽子、ステッカー、または紙のいずれか) を配付し、このセッションの目的や内容について確認します。帽子をかぶった人は、その帽子の色が持つ視点からプレゼンテーションを見る必要があります。
    プレゼンテーション終了後、帽子をかぶった人たちからフィードバックをもらいます。
  3. Step 3

    各プレゼンテーションが終わるごとに帽子を持ち替え、様々なメンバーが異なる立場からフィードバックをする練習をします。

*Hyper Islandオリジナル Six Thinking Hats: An Essential Approach to Business Management.(http://www.debonogroup.com/services/core-programs/six-thinking-hats/), Edward de Bono 日本語訳:Hyper Island Japan Team