INNOVATION
未来予想図
このセッションの目的は過去・現在・未来の業界動向について、見解を持ち共有することです。参加者は昨年、今年、3年後の主要なトレンドをマッピング(対応付け、関連性を見ること)します。そしてそのマップからパターンを特定し、関連性や異なる傾向について議論します。
このセッションは、社会やテクノロジー、政治などの複雑なテーマを議論をする際に役立ちます。
- 所要時間
30〜60分
- 参加人数
2〜40名以上
- 提供レベル
中
- 心理的安全性
セーフゾーン
- 用意するもの
カラーペンまたはマーカー、付箋、フリップチャートまたはマスキングテープ
進め方
-
Step 1
セッションを始める前に、フリップチャートを貼るスペースを確保してください。壁にマスキングテープを貼って5つのセクションに分けるか、フリップチャートを5枚貼ります。各セクションの上部に太いマーカーで昨年、今年、3年後までの西暦を書きます。
例 2019年、2020年、2021年、2022年、2023年
これで事前準備は完了です。
提供のヒント:
このセッションはスピード感があり大声で行われます。大人数のグループでは、小声の方や内向的な参加者が発言できない可能性があります。ファシリテーターは発言を促し、しっかり全員が参加できるようにしましょう。 -
Step 2
- 参加者全員にペンとポストイットを配ります。
壁が見えるように集まってもらい、このセッションの目的を説明をした後、下記のように指示を出してください。
ここでは過去と現在から未来のビジョンをグループで共同制作していきます。
各自、重要な影響力を持つ「要素」(トレンド、テクノロジー、政治的な動き、行動の変化など)を付箋に書いてください(付箋1枚につき1要素)。
書き終えたらグループに聞こえるように付箋を読み上げながら壁に貼ります。
忖度せずに付箋が配布されたらすぐ書き、どんどん貼り付けてください。
制限時間内に壁を付箋で埋め尽くすことが目標です。
目的は様々な「要素」を壁に貼り出すことなので、あまり深く考えすぎず行ってください。
提供のヒント:
テクノロジーのトレンドだけを見る、ファッション業界のトレンドだけを見るなど、特定のテーマや業界に絞ることも可能です。
- 参加者全員にペンとポストイットを配ります。
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Step 3
- 去年のセクションから始めていきましょう。各セクションを3分間で付箋で埋め、今年、来年と全ての年に、同じように実施していきます。制限時間は合計で15分間です。
ペースを維持しながら全員が参加できるようにサポートをしてください。スピードが落ちていると感じたら関連する質問をしたり、刺激を与えるような問いかけをしましょう。
グループの思考を刺激するために、ファシリテーター自身の疑問を投げかけてもいいでしょう。
- 去年のセクションから始めていきましょう。各セクションを3分間で付箋で埋め、今年、来年と全ての年に、同じように実施していきます。制限時間は合計で15分間です。
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Step 4
- 15分経ったら全員壁の前に集まってもらい、付箋を見て各年のパターンや共通のテーマを探してもらいます。時間に余裕があればグループに分け、10分程度で各年の傾向を整理し、主要なパターンのまとめを作成してもらいます。
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Step 5
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グループで振り返りと議論を行います。
- この時系列を見て、どんなパターンがありますか?
- 過去、現在、未来についてどう感じますか?
- 私たちチーム、会社、業界にとって何を意味しますか?そして自分自身の役割は何でしょうか?
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Step 6
セッションのまとめとして、議論の中で出てきた重要なテーマをいくつか共有します。
自分の考えをどのように捉え、将来にどう役立てたいかをグループに尋ねます。
最後に、セッションで得た気づきや行動を1人ずつ発表してもらいましょう。
*Mikael Ahlströmによって作成されました 日本語訳:Hyper Island Japan Team