TEAM

デザインスプリントの活用

このワークショップはGoogleのデザインスプリントからインスピレーションを得ています。チームで新しいアイデアのプロトタイプを作り、素早く具体化してテストできるように構造化したものです。このワークショップを通じて、新しいコンセプトを素早くアイデアに落とし込み、プロトタイプを制作し、試し、チームで創造的かつ迅速に作業する練習をします。対面でもオンラインでも実施可能です。

  • 所要時間

    120〜240分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    ホワイトボード、ペン、 付箋、 壁、テープ、プロトタイピングツール

進め方

  1. Step 1

    どのような課題や問題を解決したいのかを明確に理解した上で開始してください。
    このラピッドプロトタイピングは、Googleの優れたスプリントブック(http://www.gv.com/sprint/)を応用したものです。
    この優れたプロセスを設計したJake KnappとGoogle Ventures のチームに感謝します。 各セクションについてさらに詳しく知りたい場合は、書籍を購入する事をお勧めします。

    スプリントを全て実施するには5日間かかるため、もう少し柔軟性を持たせるためにこのワークショップを作成しました。
    全部で7つのセクションがあり、それぞれに時間が割り当てられています。このスプリントを実行する時間に関わらず(4時間でも4日でも)、下記のパーセンテージに従って時間を割り当ててください。
    マップ – 10%
    ターゲット – 10%
    スケッチ – 20%
    決定 – 10%
    絵コンテ – 10%
    プロトタイプ – 20%
    テスト – 20%

    このプロセスを凝縮する場合でも、少なくとも半日は確保する事をお勧めします。
    静かで柔軟でいられるスペースを確保し、チームがプロセスに専念できるようにしてください。
    チームで計画を立てる前に、プロセス全体を理解しておく事をお勧めします。手順が多いため、準備しておくと良いでしょう。
  2. Step 2

    セクション1:マップ
    取り組んでいる課題や変更したい事を視覚的に表現するマップです。特定のユーザーエクスペリエンスや製品、サービス等です。
    壁やホワイトボード、オンラインの場合はバーチャルホワイトボードに、明確かつ大きく書き出します。

      まず概要を書き、目標を設定します。
    1. 取り組む課題は何ですか?
    2. スプリントから何を得たいですか?
    3. 何をプロトタイプにしたいと考えていますか?
      次に、一連のスプリントの質問を作成し、概要と目標の詳細を追加します。
    1. メインとなる課題の中で探ろうとしている要素は何ですか?
    2. 何を知りたいですか?
    3. さらに深く理解し、掘り下げたい事は何ですか?
    次に、取り上げた課題が現在チーム内でどのように扱われているかを示すマップを作成します。左側のチャレンジから始めて、右側のゴールまで移動してください。付箋やボックス、矢印を使用して、活性化します。

    提供のヒント:
    オンラインの場合は、参加者がすぐに使えるように、デジタル付箋や矢印のコレクション等を事前に作成しておくと良いでしょう。
  3. Step 3

      セクション2:ターゲット
      最大5人の専門家に課題について話し、そこから得たインサイトを書き留めます。 色々な視点が得られるよう、様々な人材を確保してください。
      各専門家と約30分時間をとります。最初の10〜15分で自分の考えに対する意見を述べてもらい、次の10~15分で質問をします。
      質問する際は下記のように”How might we…?(私たちはどのようにして〜?)” という形式にし、1枚の付箋に1つずつインサイトを書いてください。
    1. 私たちはソーシャルメディア上で、もっと人々を惹きつけるにはどうすれば良いでしょうか?
    2. 私たちはサービス改善のために新しいテクノロジーをどのように使用したら良いでしょうか?
    3. 私たちはどうすれば目的に忠実であり続ける事ができるでしょうか?
    専門家たちと全て話し終えたら、質問事項を壁に貼り付け、グループにまとめます。

    オンラインの場合
    バーチャルホワイトボード上にセクションを作り、質問事項を出したあとにグループ化します。

    オープンに協議して、プロトタイプでフォーカスするポイントを決定します。グループ化した質問とこれまでの作業を加味して決定してください。

    最終的に、プロトタイプにするのは課題の全体か、一部の領域かを選択する事になるかもしれません。このセクションの最後に、何を作るか正確に理解している状態にしましょう。

    提供のヒント:
    5人の専門家と直接話す時間がない場合は、メールやビデオ、専門家の記事を通じて意見やインサイトを得る事も可能です。
  4. Step 4

    セクション3:スケッチ
    課題に対する解決策を見つけるために個別に取り組みます。
    まずは、すでに成功している他の製品やサービスの例を2~3つ共有する事から始めます。検索画面やスマホを使って共有し、壁またはバーチャルホワイトボードに事例を書き留めます。

    次に、各自で解決策をスケッチします。全員紙とペンを持ち、部屋の中を歩き回りながら、これまでに捉えたものを全て見て、思いついた事をメモしてください。

    オンラインの場合
    これまでに収集したものに目を通し、思いついた事をメモします。

    次に、解決策を描き始めます。1人あたり最低8つの解決策を考え出すようにし、できる限り詳細も記入してください。

    最後に、解決策を1つ選び、更に詳細なバージョンをスケッチします。説明がなくても分かるようにできるだけ明確にしましょう。

    次のセクションで使用するので、スケッチは全て壁に貼り付けておきましょう。

    オンラインの場合
    写真を撮り、バーチャルホワイトボードにスケッチを投稿します。
  5. Step 5

    セクション4・5:決定・絵コンテ
    いよいよ、今後の方向性を決定するときです。壁に貼ってある全ての解決策を見てみましょう。コメントを記入したり、質問が必要なときは付箋やバーチャル付箋を下に貼ります。

    各メンバーに解決策を説明する時間を数分間与え、残りのメンバーには質問や説明をする時間を与えます。

    投票主義(https://hij-toolbox.tds-g.biz/tool/dotmocracy/)を参考にして、解決策を1つか2つ決定します。

    次に、グループで選んだ解決策を「集めて」、ストーリーボードに変換してください。A4の紙を10~15枚壁に貼り付けます。これがストーリーボードのスライドになります。

    オンラインの場合
    バーチャルホワイトボードに10~15枚の枠を作ります。

    必要なだけ時間をかけて、ストーリーボードに解決策をより詳細に書きます。全員が同じ認識を持つための良い機会となり、アイデアが深まり、内容が豊かなものに発展していきます。
  6. Step 6

    セクション6:プロトタイプ
    さてプロトタイプの時間です!ストーリーボードを作成した解決策のプロトタイプを作っていきます。
    役立ちそうなプロトタイピングツールを使用してください。PopApp(https://popapp.in/)やMarvel(https://marvelapp.com/)等のツールも検討してください。

    プロトタイプには1時間〜1日を費やす事ができます。適切にチーム分けをし、全員のスキルを最大限に活用してください。

    オンラインの場合
    ブレイクアウト ルームを使用してチームを分けます。

    このセクションの終わりには、解決策アイデアが体験できるような、人に見せられるものができているはずです。
    Webアプリケーションの場合は、クリック可能なプロトタイプを作成しましょう。対面サービスの場合は、スペースのレイアウトをデザインしても良いでしょう。教育体験の場合は、セッションの草案を1つ考える等。

    最終段階の前に必ずプロトタイプの事前テストをしてください。
  7. Step 7

    セクション7:テスト
    最後のセクションは、プロトタイプのテストです。社内外で、意欲的な人たち複数名に、被験者になってもらいます。

    各被験者と約20分間、質問したり、メモを取ったり、プロトタイプをデモンストレーションしたりできるテスト部屋を用意します。

    テストの時間を最大限に活用できるよう、オープンで関連性の高い質問をするようにしてください。質問事項はチームで設計し、最も適した人にインタビューの役割を割り当てます。

    全てのインタビューを実施した後、他のチームと一緒にメモを照合します。次のイテレーションでプロトタイプをより良いものにするため、また解決策を改善するために役立つパターンやインサイトを探します。
  8. Step 8

    このプロトタイピングスプリントのまとめとして、チーム全員でプロセス全体を振り返ってみましょう。次のような質問をして、その答えについて話し合ってください。
    1. 全体を通してどうでしたか?
    2. 自分たちの課題をどの程度解決できましたか?
    3. この仕事で次に何ができますか?
    4. チームとしてどのように協力できましたか?

*参照:Google Ventures Sprint(http://www.gv.com/sprint/)テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

チーム評価

チームが自分たちの働き方を探求するために設計、構造化されたプロセスです。タイトな構造が、チームメンバーにオープンで正直な評価をする事を促します。個人で振り返りをした後、更にチームは議論を行い、行動の基礎となる集合的なマップを作成します。評価は、6つの軸に基づいています。それぞれの軸が、チームの行動の重要な要素を振り返り、分析するよう設計されています。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ストレッチゾーン

  • 用意するもの

    フリップチャート、付箋(1 色)、 太いペン(黒)、 小さいドットシール(1 色)、マスキングテープ

進め方

  1. Step 1

    あなたのチームは複数の要素が絡み合う複雑なシステムです。それは、ソフトウェア業界で使用されるOS(オペレーティング・システム)のようなもので、仕事(実行するプログラム)をサポートし、一定の小さな反復を通して、時間の経過とともに改善される複雑なシステムを意味します。

    このワークショップは、OSをアップデートし、仕事のやり方を進化させたいと考えている全てのチームにとって重要な出発点になります。
    現在ほとんどのチームは、作業プロセスの設計や、人間関係、伝統的な上下関係に対する挑戦等において、意図的な配慮がほとんどなされないまま有機的に機能し、成長しています。

    自己評価に時間をかける事で、チームは暗黙の了解となっている事を表面化させ、明確にする事ができます。それが明確になって初めて、チームはそれについて話し合い、変えていく事ができます。
    このワークショップでは、6つの軸を使用して振り返りとディスカッションを組み立てます。以下の項目をホワイトボードやフリップチャートに書くか、スクリーンに映し出し、チームにコピーしてもらいます。
    1. チーム関係と環境
    2. 情報と意思決定
    3. 責任と説明責任
    4. 学習と個人の目的
    5. 集団の目的
    6. 利益と生産性
    各メンバーに、フリップチャート紙を縦向きに渡します。参加者は6等分するように横線を5本引き、各セクションに6つの軸を記入します。
    次に30分間、静かにこれらの軸について考えましょう。全ての文章を以下の書き出し方で始めて、それぞれの軸に当てはめていきましょう。

    チームとして、私たちは…

    ポジティブな内容や称賛寄りのものもあれば、批判的な内容や成長について意見したものもあるでしょう。 最も成長を促進する意見を左側に、最もポジティブな意見を右側に、自分の意見を紙に書いて並べるよう指示します。

    提供のヒント:
    このワークショップは、チームのパフォーマンスのためで、個人を責めるものではありません。チームを振り返って分析するとき、チームも生き物であることを話します。

  2. Step 2

    ホワイトボードまたはフリップチャートに、これまで取り組んできた6つの軸の大きいバージョンを書きます。このステップの目的は、全員の発言をまとめて、6つの軸に関してチームがどこに同意するか、どこに同意しないかを確認する事です。

    1人ずつ各軸から2~3枚付箋を選び、全体に共有してもらいます。この時点では単純に各自が書いたものを読み上げるだけで、追加の説明や正当化する必要はありません。
    繰り返しになりますが成長を促進する意見は左側に、称賛寄りな意見は右側に配置しましょう。
  3. Step 3

    次に、意見を絞り込み、明らかに重複しているものを削除していきます。

    チームの誰かに、黙ったまま意見をグループ化してもらいます。終わったと感じたら、変更したいと強く思う人がいるかどうかをグループに尋ねます。もし変更したいと思う人がいれば、その人に変更してもらいます。

    変更したいという人が出なくなるまで、これを繰り返します。何回か繰り返す事になるかもしれませんが、最終的には誰も強く反対しない意見の選択にたどり着きます。それこそ、同意に基づくグループ決定です。
  4. Step 4

    このステップでは、グループがどのような発言に強い思いがあるかを確認します。ドット投票を用いて確認していきましょう。 全員にドットシールを配ります。シールは全て同じ色のため、誰がどの意見に投票したか分からないようになっています。

    次に、グループ化された意見を見てもらいます。自分のチームにとって重要だと思うものに点を付けます。取り組むべき事、変えるべき事、称えるべき事等、点の数に制限はありません。

    全員の投票が終わったら、一歩下がって全体を見ます。点の広がり、密度、頻度から、チームが何を重要だと考えているかがすぐに分かります。
  5. Step 5

    最終ステップは、ここで得たインサイトをデジタル化し、次のステップを決定していきます!
    チーム内でボードやフリップチャートの内容をデジタル化する人を決めます。スマホで写真を撮り、Googleドキュメント等に移し、共同編集が可能な状態にします。

      次はグループディスカッションです。チームはこの情報をどう扱うかを決定する必要があります。
      例:
    1. 肯定的な発言を何らかの方法で正式に祝う。
    2. 今後数週間にわたって6回の議論をし、各セッションでは各軸から1つ成長を促進する意見を選び、焦点を当てる。
    3. デジタル化したものを別のチームに共有したり、全員参加の会議(https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/remote-team-structures-town-hall)やブラウンバッグセッション(https://www.investopedia.com/terms/b/brown-bag-meeting.asp)で会社全体に共有する。
    4. 次週、チームOSのエンジニアリングワークショップを開催し、チームのオペレーティング・システムを慎重に再設計する。

    提供のヒント:
    このドキュメントを役立てるためには、編集が可能な状態である事と共同作業ができる事が重要です。 情報とインサイトはチームに属し、変更を加えるのはチームの責任です。

*参照:Frederic Laloux, Reinventing Organizations(https://www.reinventingorganizations.com/) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

電光石火

クリエイティブな思考を必要とする際に、迷ったりや集中力が続かなかったり、構造化されていない無駄な議論を延々と続けるという罠に陥りやすいという問題があります。
効果的な解決策として、構造化されていない議論を明確なプロセスに置き換えましょう。
集団での意思決定、問題解決、課題検討を行う必要がある際にこのエクササイズは効果的です。

  • 所要時間

    30〜120分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    長方形の付箋、正方形の付箋1色、投票用のドットシール2色、シャーピー2色/マーカー、残り時間を示す用のタイマー、集中できるBGMプレイリスト

進め方

  1. Step 1

    事前タスク: ファシリテーターを選択する
    チーム内でファシリテーター役を選びます。ファシリテーターもセッションに参加できますが、ステップの進行や時間を意識する必要があります。

    問題から始める ー7分
    その週に起こった課題、迷惑だった事、ミスや懸念事項を7分間で全て書き出します。
    「プロジェクトが進んでいない気がする」「私のプロジェクトよりプロジェクトXの方が注目されている気がする」等、障害と感じるものは何でもです。
  2. Step 2

    現在の課題 ー各4分
    ファシリテーターは1人ずつ指名し、壁もしくはホワイトボードの前に立ってもらいます。指名された人は、それぞれの付箋を簡潔に説明しながら貼り付けます。このとき、他の人は発言しないようにしましょう。ファシリテーターは1人あたり4分計ります。
  3. Step 3

    解決すべき課題を選択する ー6分
    ファシリテーターは全員に2つの投票用ドットシールを配ります。(投票主義(https://hij-toolbox.tds-g.biz/tool/dotmocracy/))
    最も解決すべきであると思う課題に、まわりと相談せず各自で投票します。

    投票は自分の付箋にもでき、思い入れが強ければ1つの課題に2票入れる事も可能です。

    6分経過したら、得票数が多い課題を抜き出し、優先順位の高い順に並べるようグループに指示します。

    投票されなかった残りの課題はどうするのか? …これについては後述します。
  4. Step 4

    課題をHMWの質問として捉え直す ー6分
    課題を「How Might We構文(https://hij-toolbox.tds-g.biz/tool/how-might-we-questions/)」に置き換えます。

    ここでは、得票数が多く優先順位が付けられた課題にのみ焦点を当て、各課題をHow Might Weの質問として書き直すよう指示します。これが解決策を生み出すために役立ちます。

    例:得票数が多い付箋が「プロジェクトXで何が起こっているのか分からない。」だった場合。
    多くの人が投票している事から、明らかに多くの人が抱えている問題である事がわかります。“How Might We” 構文を使って問題にアプローチすることによって、課題を解決可能なものとして認識できるようにします。
    「私達はプロジェクトXのプロセスの中で現在起きていることを、どのように把握することができるだろうか?」

    ファシリテーターは、全ての課題を素早く書き直し、優先順位が変わっていない事を確認してから次に進みましょう。
  5. Step 5

    ソリューションを生み出す ー7分
    How Might We構文に置き換えた課題に対し、解決方法を考えます。
    7分間でHow Might Weに対して可能な限り多くのソリューションを議論なしで書き出します。後で整理できるので、ここでは質より量を目指しましょう。

    ソリューションを書いたら、声に出して読み上げ、素早く「表面(ホワイトボード、フリップチャート、厚紙)」に貼り付けます。
    声に出す事で、お互いのアイデアを認知する事ができ、グループ内の共有をサポートします。ディスカッションはせず、ただアイデアを声に出し、聞き続け、そして書きます。
  6. Step 6

    ソリューションに投票する ー5分
    3つの投票用ドットシールを使い、How Might Weを解決するのに最適だと思うソリューションに投票します。
  7. Step 7

    ソリューションの優先順位付け ー30秒
    30秒以内でソリューションの優先順位を付けたリストを作成します。
  8. Step 8

    何を実行するかを決める ー5分
    どのソリューションを実行すべきかが明らかになりましたが、実行するためにどれだけの労力が必要かを把握する事が重要です。そこで、簡単な労力/影響度を視覚化したうえで、どのソリューションを早急に試すべきか、またどれをToDoリストなどに追加すべきか、または残タスクとして置いておくかなど、任意の管理方法を持って残し方を決めていきます。

    このステップはファシリテーターが議論を推進しなければならないため、積極的に関与する必要があります。
    まず各ソリューションを 1 つずつ取り上げ、労力/影響スケールに追加します。この場合の「労力」とは、チームとして実行する際にどれだけ労力がかかるかを表し、「影響」は問題を解決する度合いを表します。

    ファシリテーターへの指示:得票数が最も多かったソリューションを選び、労力/影響スケールにおいて中心より「より高いか、より低いか」を尋ねます。このとき、議論が脱線しがちなので、ファシリテーターは議論が20秒以上にならないよう注意してください。
    「労力」の度合いが決まったら、同じ方法で「影響」も高いか低いかを決めます。

    これで、効果のあるソリューションの優先度が明確になりました。(左上の緑色部分)また、影響の大きいソリューションにはより多くの労力が必要になります。 (右上部分)
    ファシリテーターは、緑色部分にある全ての付箋に、後で識別できるように対照的な色のドットシールで印をつけましょう。
  9. Step 9

    ソリューションを実行可能なタスクにする ー5分
    ファシリテーターは、緑色部分に置かれたソリューションを取り出し、そのソリューションを書いた人に対して、1〜2週間で実行できるステップは何か尋ねます。

    全てのソリューションを終えたら、チームはタスクが実行可能になります。(チームがどのようにタスク管理を行うかについてはまた別の機会に説明します)
    緑色部分以外に置かれたソリューションについては、影響のあるソリューションを全て付箋にまとめ、忘れないように「To Do」や「残タスク」に追加します。
    緑色部分のアクションが実際に問題を解決する事になり、より労力のかかるソリューションが時代遅れになる事を体感するかもしれません。
  10. Step 10

    仕組みと規律が自由を生む
    ここまでくると、短時間のうちに重要な課題を定義し、解決策を生み出し、何を実行するかの優先順位を、ほとんど議論する事なく決定できたと認識できるでしょう。

    新製品の機能設計やイベントの企画、オフィススペースの改善など、様々な活動において延々と続く議論を削ぎ落とすという良い原則になっています。
    前にも述べた通り、クリエイティブな問題解決はデザインの核心です。そのため、敬意を払い、やる気をなくさせる無駄を省き、疲弊するような議論は切り捨てましょう。

    よくある質問
    Q. 採用されなかったアイデアはどうなりますか?投票されなくても素晴らしいアイデアがあったらどうしたら良いですか?

    A. 良いアイデアかどうかが重要なのではなく、実行してテストする事が重要なのです。ですから、たとえくだらないアイデアが投票で選ばれて実行されたとしても、そこから学び、前進しましょう。クライアントの中には、ここで生まれたアイデアを全て文書化したがる人もいますが、そのような事をしないように働きかけましょう。
    このように、問題に対するソリューションを生み出すシステムがあれば「良い」ソリューションに囚われる必要はありません。 つまり「捨てなさい」という事です。

    Q. 投票システムは最も重要な事を決定する方法として欠陥があるのでは?委員会設計のようなものではないのですか?

    A.もちろん完璧なシステムではありませんが、最も声が大きく、しつこい人に譲歩し、聞いているだけのような会話が続き、なかなか実行されないよりはましです。システムの欠点を探すのは実行を先延ばしにするだけですので、判断する前に試してみてください。

    Q. この方法はデザイン要素があるもののみに有効なのでしょうか?

    A. いいえ、他にも様々な事に有効です。例えば、社員旅行計画、オフィス環境の改善 、マーケティング/意識改革(“インフルエンサー”とどう接するか)、セールス(顧客獲得数をどう増やすか)等です。

*Jonathan Courtney, AJ & Smart Berlin作成のツールを適応(https://ajsmart.com/)日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

チームの目的と文化

チームが目的(存在する理由)と文化(その目的を達成するためにどう協力するか)を定義するために設計されたプロセスです。この2つの要素を定義することでより集中し、チームの方向性が定まります。他の企業から具体的なヒントを授かり、個人としてもグループとしても働き方、共同作業の方法を体系化できます。このセッションのゴールは、チームにおける目的と文化の両方を視覚的に表現する事です。

  • 所要時間

    60〜240分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    スクリーンまたはプロジェクター、付箋またはバーチャル付箋、ペン、ホワイトボードまたはバーチャルホワイトボードまたはフリップチャート、 白A4用紙

進め方

  1. Step 1

    このツールは、目的文化の2つのパートに分かれていて、どちらもチームにとって欠かせない要素です。チームにおける共通の目的や文化的規則をゼロから作ったり、既存のものを再活性化するために活用できます。

    目的とはチームが存在する理由です。なぜ結成されたのか、なぜ組織の中で必要とされているのか。

    文化とはチームがどのように一緒に働くかという事です。どのように仕事を成し遂げるか。期待される価値観、規範、行動の事です。

    セッションを始める前に、以下の質問を振り返ってもらいます。
    チームとしての仕事は何だろうか?
    自分たちの目標は?仕事における完了の定義とは?
    自分たちは会社や世の中にどんな利益をもたらしているのだろうか?

    ヒント:最初に始まりと終わりの質問(https://hij-toolbox.tds-g.biz/tool/check-in-check-out-questions/)を実施してください。
  2. Step 2

    このステップでは、皆の知恵を活かしてチームの目的をどのように定義するか、大まかなアイデアを作っていきます。

    まず、他社企業の目的をいくつか挙げてチーム全員に見えるようにします。下記に例を挙げますが、別の例を持ち込んでも構いません。

    Patagonia:環境保護への行動、環境方針。最高の製品を作り、不必要な害を与えずにビジネスを通じて環境危機への意識、解決を激励し、解決策を実行する。

    Amazon:地球上で最も顧客を大切にする企業。顧客がオンラインで買いたいと思うものに出会い、発見する事ができる場所。

    Greenpeace:地球が多様な生命を育めるようにする事。

    Facebook:人々に共有する力を与え、世界をよりオープンで繋がりのあるものにする。

    Google:世界中の情報を整理し、普遍的にアクセス可能で有用なものにする。

    次に、自分たちのチームの目的についてそれぞれ書いてもらいます。
  3. Step 3

    このステップでは、個々が書いた目的を組み合わせてチーム全体の目的を作ります。

    複数の意見をまとめる事は難しいので、このステップは少し忍耐が必要かもしれませんが、ここではルールを与えます。

    グループの意思決定には、20×20の法則を使います。20分以内に、20文字以内でチームの目的をまとめましょう。

    言葉は重要です。様々な表現をしたり、言葉を使う事に抵抗を感じたり恥ずかしがったりしないで、書き出しましょう。

    10分、5分、2分と残りの時間を必ず伝えてください。大抵、終了時間前に全体の目的が決まります。そうすると、部屋の雰囲気が変わるのを感じるはずです。もし感じたら、カウントを止めてステップ4に進んでください。

    完成したらお祝いする時間をとりましょう。
  4. Step 4

    目的が完成したら、文化についても同じ事をしていきます。

    文化とは、チームがどのように協力し合うかという事です。言葉で定義するのは難しいですが、感じたり体験することはできます。文化は、会話や仕事の割り当てと完了の仕方、社長の清掃員への接し方などで表現されます。

    まず、企業文化の例を1つ以上共有しましょう。明確に定義された優れた例として有名なNetflix Culture(https://jobs.netflix.com/culture)の記事を見る事をお勧めします。

    各々、作業できるスペースを確保しましょう。(オンラインの場合は、デジタルホワイトボードに作業スペースを作成する)


    準備ができたら、自分たちのチーム文化で最高な部分を象徴する言葉を書いてもらいます。これは実際のものでも、志のようなものでも構いません。付箋やバーチャル付箋1枚につき、1つの言葉を書きます。


    5~10分経ったら、全ての付箋を見えるように貼り出します。(重ねないようにしてください)次に、1分間で付箋を半分はがします。残しておきたいものだけを残してください。

    もう1度同じ事を繰り返し、3つに絞ってもらいます。 これらはチーム文化に最も重要な3つの要素です。
  5. Step 5

    全員が確認できるような場所に付箋を並べ、意味や感覚が似ている言葉をまとめるように指示します。このステップでは議論が発生する事が多いので、話が逸れている場合はファシリテーターとして決断に導いてください。

    まとめ終わったら、チームにとって何か足りないものがないか聞いてみましょう。もし含まれるべきだと思う文化的要素が外されていたら、見落とさずに含めてください。
  6. Step 6

    これでチーム文化のドラフトができました。これらの言葉や声明は実現・実行しないと意味がありません、 それぞれの言葉の背景にある、望ましい行動と妨げになる行動を定義し、説明します。

    例:
    透明性
    私たちは誰もがアクセスできる共有資料を使用し、誰もが参加できるオープンなチャンネルで会話をしながら、オープンに仕事を進めています。
    秘密主義でもなければ、陰口も言わないし、孤立して仕事をする事もありません。

    このステップは共同で行う事もできますし、各自に割り当てて書いてもらい、その定義についてグループから同意を得る事もできます。
  7. Step 7

    おめでとうございます!目的と文化が明確になりましたね。
    チームの皆が目につく場所に貼るなど、創造力を働かせて実践できるようにしましょう。
    この作業は四半期ごとに(もしくは毎月)見直します。チームの変化に合わせて変化する「生きた文書」と考えてください。

    ヒント:チームキャンバス(https://miro.com/miroverse/the-team-canvas-hyperisland/)を活用して、目的と文化を見直しを検討してください。

    提供のヒント:
    遠隔のチームであっても、目的と文化は目に見える形にする必要があります。あなたの仕事の進め方に合った方法で行ってください。

*テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

キャンプファイヤー

座ったまま何時間もトレーニングセッションを聴いたり、オリエンテーションマニュアルを調べたり、企業のeラーニングゲームで遊んだりして、新たなポジションのノウハウを学ぶことができます。しかし、社員としての知識の大部分は社会経験を通じて得るのが現実です。キャンプファイヤーは試行錯誤、失敗と成功、競争、外交、チームワークなど、仕事のストーリーを共有するためのフレームと場を提供するものです。私たちが話や物語を伝えるときの癖や傾向を役立てられるようになる、ストーリーテリングのトレーニングともいえます。また、形式張らないくだけたトレーニングゲームとしてでなく、私たちの認識と経験の共通点(多様性)を明らかにするという点においても役立ちます。このセッションは、ストーリーテリングがグループやチームに役立つものであれば、ウォームアップ、アイスブレイク、セッションの深掘り等、どこでも使えるようにアレンジすることができます。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    フリップチャート、付箋、ペン

進め方

  1. Step 1

    セッションを始める前に、ストーリーテリングセッションのきっかけとなるような 10〜 20 の単語やフレーズをブレインストーミングして付箋に書きます。
    ストーリーテリングのテーマ例:主にポジティブもしくはニュートラルなストーリーに焦点を当てます。パートナーシップ、素晴らしいコラボレーション、仕事の最初の日/週、出張、プロジェクト、クライアント、感動的な経験、成長の機会等。
  2. Step 2

    付箋を全員が見える場所に貼り、付箋やペンを準備します。
    ここは職場の 『キャンプファイヤー』であり、非公式な『社内研修プログラム』として話をしてもらうだけ、と参加者に伝えます。1〜3分かけて貼り出した付箋を眺め、その中で関連する話を1つ思い出してもらいます。

    参加者にとって喋りやすい環境を作るために、ウォーミングアップとしてストーリーテリングをファシリテーターから開始するのも良いでしょう。まずは壁に貼った言葉を1つ取って、近くに貼りなおして物語を話し始めてください。
  3. Step 3

    別の人に次の言葉を選んでもらい、自分の言葉の隣に貼ってもらいます。これが付箋を使った「物語の糸」の始まりです。
  4. Step 4

    最初の人が話を始める前に、その人が選んだ単語を声に出して読んでもらい、他の人は話を注意深く聞きながら、他の仕事に関連した話を思い出すような単語やフレーズを付箋に書き留めます。もし言葉が思いつかない場合は、すでに貼り出されている付箋の中から選んでも構いません。
  5. Step 5

    最初の人が話を終えたら、2番目の人に自分の付箋を貼るか新しく付箋をとってもらいます。2番目の人は言葉を声に出して読み上げ、それから話を共有してもらいます。
  6. Step 6

    この作業を繰り返し、会話のアーカイブとなるような、蛇のような「物語の糸」を作成します。セッションをいつ終了するかは、ベストなタイミングを判断してください。終了する前に、追加したいインサイト、学び、最終的な結論があるかどうかを参加者に尋ねます。
  7. Step 7

    戦略
    会議のリーダーとしてのあなたの役割は、仕事に関連した話を共有するよう促すことです。話の糸が切れたと感じたら、貼り出してある言葉を参照してもらうか、誰かに「ワイルドカード」の話を投げかけてもらいましょう。他人のストーリーをきっかけに、自分自身の仕事関連のストーリーを共有することもできます。
    参加者がカタルシスを感じる必要性があると思った場合、あまりポジティブでない話題や中立的な話題に流れても構いません。しかし、どのような流れになっても対処できるよう準備し、ミーティングを険悪な雰囲気で終わらせないようにしましょう。

    知識や知恵のキャンプファイヤーがシンプルでありながら、強力なツールである理由は、知識やナレッジの共有がカジュアルな場やくだけた状況で行われている傾向を活用するからです。またチーム間の共通点を示し、多様性も明らかにしていくなど、会話の力を利用しています。人間は物語を語りたがるものです。セッションが終わった後も、参加者は経験を共有することに余念がないでしょう。

    このゲームは、Roger Schank と Gary Saul Morson の Tell Me a Story: Narrative and Intelligence (Rethinking Theory) に影響を受けています。

*出典 Gamestorming。このゲームはTell Me a Storyに影響を受けています。Narrative and Intelligence (Rethinking Theory),by Roger Schank and Gary Saul Morson. 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

インパクトエフォートマトリクス

目的: アイデアを出し、影響度と工数/労力の 2 つの要素で検討します。この意思決定のエクササイズでは、実装に必要な労力と潜在的な影響という 2 つの要因に基づいて、実行可能なアクションを作ります。アイデアの中には、コストはかかるが、短期的な行動よりも長期的に大きな見返りが期待できるものもあります。このようにアイデアを分類する事で、参加者は提案されたアクションを実行する前にバランスを見ながら評価する事が義務づけられるため、意思決定において有効な手法となるのです。対面でもオンラインでも実施可能です。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    ホワイトボード、付箋(対面でもオンラインでも実施可能)

進め方

  1. Step 1

    導入
    画像を参照(https://hij-toolbox.tds-g.biz/wp-content/uploads/Impact_Effort-Matrix-TOOLBOX.png

    目標を与えられた場合、それを達成するためのアイデアはいくつも出てくる事があります。このエクササイズを始めるにあたり、目標を「何をすべきか」または「何が必要か」という質問で囲みます。これは、「目標を達成するために何が必要か」と同じくらい単純に聞こえるかもしれません。

    グループ内で個別に付箋にアイデアを書いてもらいます。

    その後、そのアイデアを影響度と工数/労力で整理した2×2のマトリクス内に配置し、グループ内で発表してもらいます。

    ・影響度:行動の潜在的な見返り vs.
    ・工数/労力:行動を起こすために必要なコスト
  2. Step 2

    戦略
    参加者が自分のアイデアをマトリクスに配置する際、その要素の位置が正しいかを確認し合うことがあるかもしれません。

    あるアイデアがグループによって強化され、潜在的な影響力が高まったり、労力が減ったりする事は珍しくありません。

    上記内容から、影響力が大きく工数が少ないというカテゴリーには、グループが最も同意し、取り組んでいる一連のアイデアが含まれている事がよくあります。

*インパクト&エフォートマトリックスゲームの出典は不明 引用元:Gamestorming(https://www.bookdepository.com/Gamestorming-Dave-Gray/9780596804176?pdg=dsa-19959388920:cmp-8862937091:adg-86528077382:crv-411135277650:pos-:dev-c&gclid=Cj0KCQjw59n8BRD2ARIsAAmgPmL6MbjyUESHrUhb7mvYK7ly-676E4lRzP6crWHLI5IqIzWgeIk7mTAaAhdlEALw_wcB&utm_source=Affiliate_US&utm_medium=Affiliate_Marketing&utm_campaign=85386%20&utm_term=VigLinkInc&awc=5487_1660815503_2beba002c9908e09737e6ded2b2e99e0), Dave Gray 日本語訳:Hyper Island Japan Team

SELF-LEADERSHIP

習慣のリフレクション

習慣を定着させるための簡単なツールです。これは研究に裏付けられたテクニックで、とても効果的で「習慣のリフレクション(Habit Reflection)」と呼ばれています。
個人の履歴や経験に合わせてカスタマイズが可能で、過去の教訓を活かすために使われます。

  • 所要時間

    30〜120分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    ペン、紙

進め方

  1. Step 1

      習慣のリフレクションは、過去に習慣を形成する際に何が役に立ったかを考え、その教訓を新しい習慣に生かします。

      例:
    1. 健康的な食事/健康的な料理
    2. 新しい事を学ぶ、継続的な練習
    3. 1日の水分摂取量を増やす
    4. 毎日の運動
    5. 読書の継続(毎日・毎週、目標を設定する)
    6. その他
  2. Step 2

    実行する習慣の事をできるだけ具体的に記述してください。

    例:
    スキルを磨く習慣なら、「1日10分以上読書をする」「毎朝15分フランス語の練習をする」などが目標になるでしょう。

  3. Step 3

    過去1ヶ月を振り返りましょう。その習慣(または近いもの)を平均してどれくらいの頻度で行っていますか?

  4. Step 4

      毎日どのような基準で、その習慣が完了したかどうかを判断しますか?

      例:
    1. その習慣を何分間行ったか(例:10分間の読書)
    2. 何回その行動をしたか、何ユニット完了したか(例:腕立て伏せ25回、毎日コップ7杯の水を飲むなど)
    3. 個人的なマイルストーンに到達したかどうか(例:ワークアウトクラスに参加した)
    4. 自然と設定した習慣を達成しているか(例:出勤前にリサイクルを出した、など)
  5. Step 5

    毎日何回、あるいは何セット、その習慣を繰り返したいと思っていますか?

  6. Step 6

    いつその習慣を実行する予定ですか?
    習慣を実行するタイミングは3種類あります。

    既存の習慣に付随するもの
    人によっては、新しい習慣をすでに習慣的に行っている事に結びつけることが最も効果的です。例えば、毎晩歯磨きを終えた直後や、朝のお茶を飲み終えた後に新しい習慣を実行しても良いでしょう。一旦1つの習慣を身につけると、それを活用して他の習慣を簡単に構築することができるため、これは強力なテクニックとなります。

    トリガーが発生した時
    一定のトリガーが発生した後に習慣を実行するのが最も簡単な場合があります。例えば、朝目覚まし時計が鳴った時や、毎日仕事から帰った時、何かにイライラしている自分に気づいた時、すぐに習慣をスタートさせると良いでしょう。

    一定の時間
    場合によっては、毎日同じ時間に実行するよう計画するのが最も簡単かもしれません。例えば、毎日午前8時に実行するなどです。

  7. Step 7

    今後1週間毎日習慣を実践する意欲をどの程度感じるか、10段階評価してみましょう。

  8. Step 8

    習慣のリフレクション

    1.過去に長期的な行動や習慣をうまく変える事ができた状況を1つ簡単に説明してください。
    過去に経験した習慣の変化について考えてみてください。その変化が大きくても小さくても、誰もが人生のどこかの時点、何らかの形で日々の習慣を変えた事があるはずです。

    2.この状況から、新しい習慣をうまく形成する方法について学んだ事や、その変化を起こすために使った方法で新しい習慣に応用できそうなものがあれば、説明してください。
    過去の状況からどのような教訓を学ぶ事ができるかを考えてください。習慣化は、人によってプロセスが異なります。そのため自分の経験を振り返り、自分にとって最も効果的な方法を確立する事が非常に役立ちます。

      過去の経験例:
    1. 習慣を続けている自分へのご褒美は強いモチベーションである
    2. 毎日、新しい習慣をゆっくりと積み重ねていくのが好き
    3. 仲間と一緒に新しい習慣を作るのが好き
    4. 朝1番に新しい習慣を実行するのが自分にとっては楽
    5. 失敗を恐れる事が、一貫性を保つための大きなモチベーションになる
    6. 新しい習慣を形成する上で最も難しいのは、単純に暗記する事だ
    7. 習慣を実行するための時間を作る事が自分にとって1番難しい

    3.新しい習慣を形成するために、これまで学んだ事や方法をどのように適用する事ができるか?
    過去に何がうまくいったかについて少し考えたので、今度は本やニュースを読むという新しい習慣を形成するために、どうしたら知識を適用できるかを考えてみましょう。過去の行動変容の中で役に立った事は下記のような感じでしょうか。

    例:
    「毎日の運動で健康効果を実感した」

  9. Step 9

    最終ステップ:要約する

      要約してみましょう!
    1. 過去に成功した行動変容(例:”肉食をやめた”)
    2. この変化を達成するためにあなたがした事(例:”新しい習慣のメリットを役立てる”)
    3. 学んだ事を新しい習慣にどのように適用するか(例:”自分自身のエネルギーレベルと幸福によって非常にやる気になる”)

    4. このエクササイズで書いたものをメモしておきましょう。そしてこれから数週間、習慣を続けるために努力する中で、これらの気づいた事を実践して、習慣を続けるための方法を見つける事ができるかどうか試してみましょう。
  10. Step 10

    研究者からのヒント
    モチベーションは重要です。モチベーションには2種類ある事を覚えていてください。「何かをしたい」という直感的な欲求と、長所と短所を注意深く考えたうえで「やる価値がある」というという分析的なものです。

    新しい習慣を身につけたい場合、ワクワクしない事や努力に見合わない事を無理にやるのではなく、両方のモチベーションがあるものを選ぶと良いでしょう。

    習慣化について(https://programs.clearerthinking.org/daily_ritual.html#.Yk_RWtPP1pR

*出典元:Clearerthinking.org 日本語訳:Hyper Island Japan Team

WELL-BEING

毎日のP.A.C.T.

このエクササイズは、人生にもっと意図、感謝、喜び、そして変化を生み出すために、「毎日のP.A.C.T.」を活用して一日をスタートさせるためのソロワークです。多くの文化圏で語られるウェルネスという考え方は、特にリモートワークやハイブリッドワークの世界において、ますます耳にする事が多くなっています。ウェルネスとは何でしょうか?そして、どのようにそれを育むのでしょうか?特定の物事やライフスタイルに対する価値観やビジョンは様々です。しかし、「毎日のP.A.C.T.」のようなツールを使って内省し、自分の目的と価値観、日々の感情、自己認識を深める事で、活力とポジティブさを維持し、組織や重要な場所に貢献するための重要な追加要素になると理解が深まって来ています。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    個人の日記、ペン

進め方

  1. Step 1

    P:自分の力を取り戻す(Reclaiming your Power)
    1日を通して、感情のトリガーが引かれる事があります。(我慢できなくなる、怒りが爆発する、恥をかく、ある行動に対して罪悪感を感じる)そのたびに、あなたのハイヤーセルフ(※高次元の自己・高い意識レベル・高意識などと呼ばれています)は、探求を進めるようにあなたに合図を送ります。

    すべての感情の背景には、それに影響を与える根本的な理由や刷りこまれている観念・信念が存在します。どんな状況でも、あなたの感情的な反応は、あなたが持っている信条や因縁と直接結びついているのです。(例:「失敗は許されない」、「正しい事をしたいのなら、自分でやりなさい」)

    信念のために、私たちは利益にならない感情的な空間から抜け出せない事があります。それはなぜでしょうか?私たちの感情にはエネルギーがあるからです。そのエネルギーは磁石のように作用し、あなたが体現しているエネルギーは、同じような種類のエネルギーを引き寄せます。
    ここで説明されているエネルギーは、自己充足的予言(https://www.simplypsychology.org/self-fulfilling-prophecy.html)の考え方と関連付ける事ができます。予言が現実のものとなってしまう事に使用される社会学的用語です。

    例えば、いつも怒っている人は、怒りの感情を長く続ける状況を引き寄せ続ける事になります。

    お分かりいただけるでしょうか?

    人間にとってあらゆる感情を経験する事は自然な事です。勇気、意欲、愛、喜びといったレベルまで感情を高める事が私たちの最善の利益となります。

    トリガーが引かれ、ネガティブな反応を示した時に自分が真に反応している事柄や現象を深く理解するために、その感情に身を委ねてみましょう。

    それを行うと、その感情の背後にある信念や信条を明らかにする事ができます。そして、自分に役立つものを選ぶかどうか、決める事ができるのです。信念を書き換える事で、あなたの感情のレベルが高い次元へと昇華し、エネルギーとパワーが増します。

    その「高次のエネルギーを得た状態」では、より幸せで豊かだと感じられる体験を引き寄せる事が出来るでしょう。
      自分の力を取り戻すために、次の質問の答えを日記に書きましょう
    1. 今日は何がきっかけだったのか?
    2. どう反応しましたか?
    3. なぜ、あのような対応をしたのか?(本当の理由がわかるまで、「なぜ」と問い続けます。そうする事で、個人的な信念が明らかになります。)
    4. この信念は自分にどのような影響を与えたか?
    5. その信念を、より自分のためになるように書き換える事はできるだろうか?
      最もトリガーとなるパターンはありますか?
    1. 新しい信念を実行する事を想像してください
    2. 新しい信念がもたらすエネルギーの影響力を感じてください
  2. Step 2

    A: すべての経験に感謝する(Appreciate every experience)
    喜びを感じたり、気分が高揚する瞬間を味わう事は大切な事です。しかしそれと同じくらい大切なのは、何か困難な事を示す瞬間に感謝する事です。

    感謝する事は、感情のエネルギーを高めます。感謝の練習はより感情のエネルギーを味方にするためにあなたの本質を定期的に調整します。この変化は、あなたの環境にも反映され始めます。
      毎日感謝の気持ちを持つために、次の質問の答えを日記に書きましょう
    1. 今日1日で何に感謝や喜びを感じたか??(5分間の日光浴のような小さなものでも、返金を受けたような大きなものでも良い)
    2. なぜその瞬間を味わう事ができたのか?どのような気持ちになりましたか?
    3. 今日は何が大変でしたか?
    4. なぜそれは困難だったのか?
    5. ここから自分の力を取り戻すチャンスはあるか?
    6. 何を学んだか?
  3. Step 3

    C:渾身のイエスを1つ選ぶ(Choose one full-body yes today)
    渾身のイエスとは、「自分の身体が何かにイエスと言っている」のと同じ事で、疑う余地がない事です。

    アン・ディラードの有名な言葉にこんなものがあります。
    「日々の過ごし方は、人生の過ごし方である」

    楽しい人生を送りたいのなら、毎日に喜びをプラスする事から始めると良いでしょう。毎日、心がほっこりするような事をしようと思って始めると、それが叶う可能性が高くなります。
      喜びの意図を作成するために、次の質問の答えを日記に書きましょう
    1. 全身で「イエス」と感じ、心に灯をともすような事を1つ選ぶ(5分程度の瞑想でも、友人と食事をするような大きなものでも良い)
    2. この場を作るために全身が「ノー」と感じるものを取り除く事ができるか?
    3. 自分はそれができたか?
    4. もしできた場合は、どう感じるか?
    5. もしできなかった場合は、何が邪魔をしていたか?
  4. Step 4

    T:変化に注目する(Notice what is Transforming)
    私たちは静寂と沈黙の中で多くの事を学びます。しかし、私たちは息ができないほど多くの時間を詰め込み続けているのです。

    その日の出来事を振り返ると、シンクロニシティが起こり始めている事に気づくはずです。このような小さな出来事を積み重ねていくうちに、変化の証拠を見つける事ができます。そうなった時、宇宙とあなたの中にあるエネルギーを信頼し始めるのです。
      次の質問の答えを日記に書きましょう
    1. 今日、自分自身のために何を明示したか?
    2. 自分自身の変化、気分、感情、エネルギーに気づいたか?
    3. どんな考えやモチベーションが生まれたか?
    4. 人間関係で何か変化を感じるか?
    5. 他に何が変化したか?
  5. Step 5

    さらなる探求を楽しんでください!
    そして、意図を持った1日を送る事が、最終的に意図を持った人生を送る事に繋がる事を忘れないでください。

*Alyson DeMaso – Founder, Raising Beauty(https://www.raisingbeauty.com/) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

ペルソナの1日

このエクササイズは、製品やサービスのイノベーションにおけるユーザー中心のアプローチをサポートします。チームで架空のユーザー(ペルソナ)を作り、その人の平均的な1日を描くことで、その人が経験する課題を明らかにします。そして、その課題を解決するための新しい製品やサービスをブレインストーミングします。最後に、最も優れたアイデアのスケッチやプロトタイプを素早く開発し、フィードバックをもらいます。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    付箋、ペンまたはマーカー、フリップチャート、紙

進め方

  1. Step 1

    各チームに以下の目的を説明します。
    「私たちは、ユーザーの平均的な1日を考えることによって、その人のための製品やサービスをデザインしようと思っています。」
    各チームにフリップチャートを数枚渡します。紙を縦にし、用紙の中央に時間軸を表す線「タイムライン」を横に一本描きます。線を描いたら片方の端に07:00、もう片方に24:00の印をつけてもらいます。

    提供のヒント:
    このセッションは、実際のクライアントや架空クライアントを想定したり、設定を変化させることができます。チームはクライアント組織となり、「ペルソナZの課題YをブランドXはどのように解決するか?」と問いかけます。時間に余裕がある場合は、チームでアイデアを反復することも可能です。他のグループからのフィードバックに従って改善点を挙げてもらい、再度発表します。
  2. Step 2

    各チームにペルソナを与えるか、紙の片隅にペルソナを作成して記載するように伝えます。
    名前、場所、仕事、家族、趣味など、ペルソナがどのような人なのかを考えます。この作業は5~10分以内を目安に行いましょう。
  3. Step 3

    次に、5〜10分間でタイムラインの上にある空白にペルソナの典型的な1日を描いてもらいます。付箋または紙に直接書き込むのも良いです。
    その日の出来事をできるだけ多く盛り込み、素早く、創造的に作業するよう促しましょう。
  4. Step 4

    各チームはタイムラインの下にある空白を使い、ペルソナのデジタル・タッチポイントをブレインストーミングします。
    1日を通して、どのような技術やアプリケーションに触れているのか?どこで、なぜ、それらを使っているのか?5〜10分で考えます。
  5. Step 5

    次に、1日のうちで最も苦労するポイントや課題を特定します。
    そのペルソナは何が難しいと感じているのか?何をするのに時間がかかるのか?どこにフラストレーションを感じているのか?
    できるだけ多くのペインポイントを洗い出し、その中から1番だと思われるものを、いくつか丸で囲みます。5〜10分で行いましょう。
  6. Step 6

    次に、ペインを軽減することでペルソナの人生にどのような付加価値を与えることができるかを探ります。どのようにすれば、効率が上がり幸福感を高めることができるか?ペインポイントを無くすために、どのような製品やサービスを作ることができるか?
    10~15分程度でアイデアを出してもらいましょう。
  7. Step 7

    さらに発展させるために製品やサービスのアイデアを1つ選んでもらいます。
    新しいコンセプトには名前をつけ、それが解決する問題や、どのように機能するかを考えます。コンセプトはフリップチャートに視覚的に表現し、説明できるようにしてもらいます。20分程度で行いましょう。
  8. Step 8

    全チーム、アイデアの発表をします。時間がある場合は、発表の後に簡単なフィードバックを行いましょう。
  9. Step 9

    セッションの最後に短いリフレクションを行い、学びを引き出しましょう。

*テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

GROWコーチング

GROWモデルは、会話や会議、日常のリーダーシップで使用される、潜在能力や可能性を引き出すためのコーチングフレームワークです。コーチングやメンタリングのセッション、優れたコーチングの会話を構成するためのシンプルで効果的なフレームワークで、対面でもオンラインでも使用可能です。GROWとは目標(Goal)、現実(Reality)、障害/選択(Obstacles/Options)、意志(Will)の頭文字をとったものです。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    なし

進め方

  1. Step 1

    目標設定 ゴール(願望)
    拡大画像はこちら(https://hij-toolbox.tds-g.biz/wp-content/uploads/grow-graphic.png

    コーチイー(コーチングを受ける人:グループメンバー、同僚など)に、彼らの目標や願望が何かを説明してもらいます。
      質問例
    1. 現在何に集中していますか?
    2. 現時点であなたにとって重要な事は何ですか?
    3. 理想的な未来はどのようなものですか?
    4. 5年後に何をしていますか?
    5. どのような新しいスキルを学びたいですか?
    6. 生活においてバランスの取れていない部分や要素は?
    7. 現在、どのような課題に直面していますか?
    8. どんなときに有意義な時間だったと感じますか?
    9. 現在、何に取り組んでいますか?
    10. ポジティブな言葉であなたの目標をどのように表現できますか?
    提供のヒント:
    目標は希望のアンカーであり、目標と自分のコア・バリューが一致していればいるほど、目標を実現するために行動する事ができるのです。

  2. Step 2

    現状の検証
    次に、コーチイーに現状を説明してもらいます。
    これは重要なStepで、相手のスタートポイントを見出す事です。
    相手が現状を話しているうちに、手がかりが見えてくるかもしれません。
      このStepで役立つ質問
    1. 現在うまくいっているものは何ですか?
    2. 何が必要ですか?
    3. 目標を達成できないとき、いつもどんな言い訳をしていましたか?
    4. 目標に向かってすでに1歩を踏み出していますか?
    5. その目標は、他の目標や目的と矛盾していませんか?
    6. 自虐行為についてどう思いますか?
    7. 批判的な内なる声は、自身について何と言っていますか?
    8. どんな恐怖心がありますか?
    9. 何に情熱を持っていますか?
    提供のヒント:
    GROWのこの領域で、自己評価を促す事ができます。

  3. Step 3

    障害物/選択肢を探る
    あなたとコーチイーが現状を把握した後、目的を達成するための可能性を共に模索します。

    コーチイーができるだけ多くの良い選択肢を思いつけるように手助けをしましょう。そして、その中からベストなものを決められるようにドット投票等を用いてサポートします。

    このStepでは、様々な可能性を検討する事ができます。話す事よりも聞く事を心がけましょう。あなたの仕事はガイドする事なので、コーチイーに提案するのではなく、相手を正しい方向に導く事が大切です。
      選択肢を探るための代表的な質問
    1. どのような障害があなたの邪魔になりますか?
    2. もし50%以上の自信を持っていたら、あなたは何をしていますか?
    3. 何か試せる事はないだろうか?
    4. 他に何かありますか?
    5. もしこの制約がなくなったらどうしますか?
    6. 何が変わりますか?
    7. 各選択肢の長所と短所は何ですか?
    8. 正解がないとしたら、どうしますか?
    9. 現在、最も効率的な時間の使い方は何ですか?
    提供のヒント:
    選択肢は可能性を探り、その中で自分を前進させるために最も効果的なものを選択が可能な状況を作り出します。このような選択肢が分かると、人はより意欲的になり、モチベーションにも繋がっていきます。

  4. Step 4

    意志の確立
    今後の方向性(説明責任と個人のアクション)(何を、いつ、誰が、どのようにして、それを行うかという意志)を明確にします。

    現状を把握し、選択肢を探る事で、コーチイーは目標を達成するための方法をかなり理解しているはずです。素晴らしい事ですが、これだけでは不十分かもしれません。
    最後のStepは、目標に向かって前進するための具体的なアクションを約束してもらう事です。意志の力を活性化させ、力を与えるのに役立ちます。
      効果的な質問例
    1. 目標を達成するためのモチベーションはどれくらいあるか1〜10で答えてください。
    2. そのモチベーションを10に近づけるには何が必要ですか?
    3. 最初の1歩が何であれ、それを妨害するものはありますか?
    4. この目標を達成するために、どの程度取り組んでいますか?
    5. この目標に対する責任の負い方をどうしますか?
    6. 目標を達成したとき、どのようにお祝いしますか?
    7. 次の24時間で何をしますか?
    8. 目標を達成したらどうしますか?
    9. その目標を達成するために、誰を巻き込む必要がありますか?
    10. 始める前に何か考慮する必要がありますか?
    コーチとコーチイーの2人で進捗状況を確認する日を決めてください。こうする事で、説明責任を果たし、当初の計画がうまくいかなかった場合には、アプローチを変更する事ができます。

    提供のヒント:
    フレームワークのこの部分では、目標達成のためのコミットメントを決定するのに役立ちます。
  5. Step 5

    GROWモデルは、シンプルかつ効果的なコーチングフレームワークで、コーチング、ミーティング、リーダーシップなどあらゆる場面で活用できます。決断しなければならない場面や、障害を克服しなければならない場面など、あらゆる場面に対応できるようになっています。

    コーチングの際にフレームワークを持つ事の利点は、その人が選んだテーマをその人自身の言葉で進められる事です。アジェンダを設定するのに役立ちますし、コーチングの質問がオープンエンドである事で、コーチイーは明らかになるかもしれない可能性を受け入れる事ができます。

    他者のために心の余裕を確保するのは大変な事です。GROWモデルでは、そのプロセスを少しだけ構造化しています。

*広く普及しているGROWモデルは、80年代にビジネスコーチであるSir John Whitmore, Alan Fine, and Graham Alexanderによって開発されたものです。 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

プロジェクトの中間評価

現在進行中のプロジェクトを評価し、チームがより効果的に連携するために調整が必要かどうかを確認するものです。チームは、フレームワークに沿って議論を進めていき、プロセスに役立っているもの、妨げになっているものに焦点を当て、改善のためのアクションステップを作成します。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    付箋、ペンまたはマーカー、フリップチャート、紙まはたバーチャルホワイトボード

進め方

  1. Step 1

    フリップチャート、ホワイトボードまたはバーチャルホワイトボードの周りにチームを集め、それぞれにペンと付箋を渡します。オンラインの場合は、全員がバーチャル付箋にアイデアを書き込めるようにしましょう。

    提供のヒント:
    10人以上のグループの場合は小グループに分けて行い、最後に全体で話し合いましょう。

  2. Step 2

    フリップチャート、ホワイトボードまたはバーチャルホワイトボードに、次のいずれかの画像を作成しましょう。どれも効果的ですが結果は若干異なります。
    1. 帆と錨のあるボート。帆はプロジェクトを前進させるものを、錨はプロジェクトを妨げているものを表しています。

    2. 「スタート、ストップ、続行、多く、少なく」という5つのパートに分けられた車輪。

    3. 「怒り(怒った顔)、悲しみ(悲しい顔)、喜び(嬉しい顔)」という3つの欄。
  3. Step 3

    各カテゴリーの言葉を書いた付箋を、フリップチャート、ホワイトボードまたはバーチャルホワイトボードに追加してもらいます。この作業はチームの各個人が喋らずに行います。必要に応じますが、作業時間は5~10分あれば十分です。
  4. Step 4

    次に、それぞれのカテゴリーの付箋を整理します。重複やパターンを整理しましょう。
  5. Step 5

    付箋を整理したら、チームで何が浮かび上がってきたかを議論します。

    驚いた事はありますか? 共通点は何ですか? 過去に同じような事はありませんでしたか?これについてどう感じていますか?

    15~20分程ディスカッションを行い、議論の焦点を絞ります。一般論に走ったり、チームメンバーがお互いを非難したりしないようにしましょう。

    これまでのプロセスについて効果的かつ効率的に議論する事が目標です。
  6. Step 6

    議論が一段落したら、チームでアクションを定義します。アクションは必ず書き出して文書化し、チームと関連するステークホルダーの間で共有し、アクションを完了するための期限を設定します。

*Chris Argyris: theories of action, double-loop learning and organizational learning, Mark K.Smith,2013(https://infed.org/chris-argyris-theories-of-action-double-loop-learning-and-organizational-learning/ ) より着想を得る 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

熱気球

ワークショップのキックオフ時に最適なツールです。シンプルで構造化されたプロセスの中で、強み、弱み、外部要因、ステークホルダー、目標を特定する事を目的とした、比喩的な手法です。
退屈なマトリクスに頼るのではなく、想像力を活用して典型的な思考パターン外で考えられる事が魅力的なポイントです。参加者全員を集め、プロセスの中で段階的に意見を集めていくだけです。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    ホワイトボードもしくはフリップチャート、ペン、付箋

進め方

  1. Step 1

    風は脅威であれ機会であれ、熱気球のコースに影響を与える可能性のある全ての外部要因です。一般的に、私たちがコントロールできない法律、社会、技術の変化を含みます。
  2. Step 2

    重り
    重り・錘は私たちが直面している内部的な課題や、足を引っ張っている弱点の事です。
  3. Step 3

    熱気
    一方で、熱気とは組織や製品など、競争上の優位性をもたらすコントロール可能なあらゆる強みの事です。
  4. Step 4

    乗客
    熱気球の方向性、つまりプロジェクトに影響を与える社内の全てのステークホルダーです。
  5. Step 5

    オブザーバー
    私たちが提供しようとしている製品やサービスのターゲットオーディエンスやユーザー、そして私たちに関心を持つ外部ステークホルダーの事です。
  6. Step 6

    楽園
    5年から10年のタイムフレームで目指している理想のゴールや到達点です。
    私たちが想像する未来はどのようなものでしょうか?
  7. Step 7

    イメージ図(https://knowledge.hyperisland.com/hubfs/Toolbox%20Images/hot%20air%20balloon.png

    これらは、熱気球の方向性であり、楽園に向けて私たちが取るべきステップです。目的地にたどり着くために、今日、私たちが意識してできる全ての事です。

    提供のヒント:
    タイムキーパーに1ステップあたり約7分で時間を止めてもらい、やり方を説明してもらいましょう。参加者に付箋とペンを持ってホワイトボードの前に立ってもらい、意見を集めます。誰かが付箋を持っていたら、ホワイトボードの前に立ってグループに簡単に共有してください。会話が長くならないように注意して、参加者全員から多くの意見を集めるようにしてください。
  8. *Former student Thales Macedo from Hyper Island (IAD16) and co-founder of Serious Business (https://serious.business) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

SELF-LEADERSHIP

クリティカルシンキング

このセッションは何か新しい情報を発見して議論などを行う際にクリティカルシンキング クエスチョン(批判的思考の質問)を使用して内省することを支援します。クリティカルシンキングとはデータや事実、メディア、ストーリー、観察可能な現象、研究結果などの情報源を評価・検証することです。

クリティカルシンキングができる人は問題解決や意思決定のために、一連の情報から合理的な結論を導き出し、有益な情報とそうでない情報を区別することができます。このスキルは、情報に基づいた意思決定をより良く行うための鍵となります。

ぜひ下記の方法で1年を振り返りましょう。1年の終わりに、翌年はどんな年になるだろうか?と思いを巡らすことは、みなさんも経験があると思います。前もって計画し目標を持つことは素晴らしいことですが、何がうまくいっていないか、何がうまくいっているか、そして何を改善することができるかなど、振り返ることから様々な学びを得ることができます。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    ペンと紙またはPCもしくはデバイス

進め方

  1. Step 1

    クリティカルシンキングを用いるトピック(対象・お題)を選びます。

  2. Step 2

    様々なトピックに対して使用できる、以下のクリティカルシンキング クエスチョン(批判的思考のための質問)を用いて思考してみましょう。
    ペンと紙を使って質問と答えを書き出しましょう。PCを使っても構いません。これらの質問は、幅広く汎用性があり、様々なトピックに応用することができます。
  3. Step 3

    WHO
    1. 誰が利益を得ますか?
    2. 誰にとって良くないことですか?
    3. 誰がこのことについて決定しますか?
    4. 直接影響を受けるのは誰ですか?
    5. このことについて誰かが議論しているのを聞いたことがありますか?
    6. 相談するのに最適な人はいますか?
    7. 誰が重要人物ですか?
    8. 誰が評価されるべきですか?

    Step 4

    WHAT
    1. 強み/弱みは何ですか?
    2. 別の視点・見方ができますか?
    3. 別の選択肢はありますか?
    4. 反論があるとしたらどのようなものですか?
    5. 最高/最悪の場合のシナリオは何ですか?
    6. 最も重要なこと/重要でないことは何ですか?
    7. 前向きな変化を起こすために、私たちは何ができるでしょうか?
    8. 私たちの行動を妨げているものは何ですか?

    Step 5

    WHERE
    1. 現実世界のどこに存在していますか?
    2. 似たようなコンセプトや状況があるのはどこですか?
    3. どこで最も必要とされていますか?
    4. これは世界のどこで問題になり得ますか?
    5. どこでより多くの情報を得ることができますか?
    6. どこに行けば助けてもらえますか?
    7. このトピックや考え方は私たちをどこに導くでしょうか?
    8. 改善すべき点はどこにありますか?

    Step 6

    WHEN
    1. いつ受け入れられる/受け入れられないのか?
    2. 私たちの社会に利益をもたらすのはいつですか?
    3. いつ問題が起こりますか?
    4. いつ行動を起こすのがベストですか?
    5. 成功したと分かるのはいつですか?
    6. 私たちの歴史の中でこれが役割を果たしてきたのはいつですか?
    7. いつこれが変化すると期待できますか?
    8. いつ助けを求めるべきですか?

    Step 7

    WHY
    1. なぜこれが問題/課題なのか?
    2. なぜこれが私や他の人に関係するのか?
    3. なぜこれが最高/最悪のシナリオなのか?
    4. なぜ人々はこれに影響されるのか?
    5. まぜ人々はこのことを知るべきなのか?
    6. まぜ長い間このような状況が続いているのか?
    7. なぜ私たちはこのような事態を許してしまったのか?
    8. なぜ今日、これが必要とされているのか?

    Step 8

    WHY
    1. ◯◯◯とどのように似ていますか?
    2. どのように物事を混乱させていますか?
    3. 真実を知るためにはどのようにしたらいいですか?
    4. 安全にアプローチするにはどうすればいいでしょうか?
    5. どのように私たち/他者に利益をもたらしますか?
    6. どのように私たち/他者に害を与えますか?
    7. 将来、これはどのようになるでしょうか?
    8. どうすれば良い方向に変えることができるでしょうか?
  4. Step 9

    クリティカル・シンキングの考え方は、内省的で自立的な思考能力と言えます。
    本質的には自分の能力を使って推論することであり、情報を受動的に受け取るのではなく、能動的に学ぶことです。
    クリティカルシンキングができる人は、アイデアや仮説を文字通りに受け入れるのではなく、疑問を持ちます。アイデアや議論、調査結果が全体像を表しているかどうかを判断し、そうでない場合にはそれらを積極的に補完します。
    そして直感や本能だけではなく、体系的に問題を特定・分析・解決します。

*globaldigitalcitizen.orgよる質問事項を参考 日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

5why分析

このメソッドはシンプルかつパワフルに問題や課題の核心に迫るものです。タイトルが示すように、グループで問題を定義した後「なぜ」という質問を5回繰り返します。そこから得られた気付きを、問題解決のためのアイデアとして使用します。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    筆記用具、紙やホワイトボードまたはフリップチャート

進め方

  1. Step 1

    グループ内で問題定義を行います。紙やホワイトボードまたはフリップチャートの1番上に、できるだけ簡潔にまとめた問題定義文を書いてください。
    こうすることでグループが1つにまとまり、特定の課題に集中することができます。
    例:「ドイツのオフィスにお金をかけすぎている。」「お客様は当社の最新製品の品質に不満を持っている。」 等
  2. Step 2

    グループに質問する
    「なぜこのような問題があるのか?」とグループに尋ね、答えについて話し合ってください。その答えを別の簡潔な問題定義文にまとめてみましょう。
  3. Step 3

    もう1度質問する
    もう1度グループと「なぜこのような問題があるのか?」を考え、答えについて再度話し合い、問題定義文にまとめます。
  4. Step 4

    問題の根本的な原因を特定できたと感じたら「なぜ」と深掘りするのを止めます。特定できるまでこのプロセスを続けましょう。

  5. Step 5

    根本的な問題が明らかになったら、それを解決するためにどのように進めたいかをグループに尋ねます。ツールボックスに掲載されている「アイデア&コンセプト開発(https://toolbox2.tds-g.biz/tool/idea-concept-development/)」を使って、問題解決の新たなアイデアを練ってみましょう。

*テキスト作成:Hyper Island 参考:Toyota Production System, Taiichi Ohno, 1988(https://books.google.co.uk/books/about/Toyota_Production_System.html?id=7_-67SshOy8C&hl=ja)、 Lean Manufacturing, Wikipedia, N.D. (https://en.wikipedia.org/wiki/Lean_manufacturing)、Six Sigma, Wikipedia, N.D.(https://en.wikipedia.org/wiki/Six_Sigma) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

プロジェクトの出発点

このセッションは個人またはチームがプロジェクトのしくみ、方向性、最初のステップを定義するために行います。個人またはチームは以下の質問に取り組み、その答えを共有と編集が可能なツールで文書化し、全員に共有します。プロジェクトとともに発展する「生きた」文書として活用したり、スタート地点の記録として残すことで役立てます。

  • 所要時間

    30〜120分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    筆記用具、紙またはノート、文書化用のパソコン

進め方

  1. Step 1

    プロジェクトメンバー全員で簡単なチェックインを行い、全員が心理的にも物理的にも準備ができていることを確認します。

    次に、今後のプロジェクトのために明確なしくみと方向性を生み出すことを目的とした短いセッションであることをメンバーに説明し、迅速かつ集中的に実施していきます。
    8個の質問を用意し、グループで話し合い、その答えを紙に書き出した後、デジタル文書に変換して共有します。

    エネルギーとスピードを維持するため、着席ではなくホワイトボードやフリップチャートを囲んで立ちながら実施するのが良いでしょう。
  2. Step 2

    近くの壁やテーブルに「停留所(https://toolbox2.tds-g.biz/tool/parking-lot/)」を作ります。これは集中力を維持するためのものだと説明し、現在取り組んでいる課題に直接関係ない質問などを「停留」するために使用します。
    停留した内容はセッション後に話し合ったり、途中でQ&Aセッションを設けるなどして活用します。
  3. Step 3

    セッション全体に必要な時間(終了時間)を決め、8個の質問に対し均等に分配します。
    例えば、90分のセッションであれば1つの質問に11分を割り当てます。

    ファシリテーターの役割は、議論に焦点を当て目的を達成することです。書記とタイムキーパーの役割を担うことも良いでしょう。もちろん、参加者にこれらの役割を割り当てることもできます。

  4. Step 4

    以下の質問を書いて(または印刷したものを貼って)ください。決められた時間に沿って、順番に進めていきます。

    目的
    このプロジェクトの全体的な目的は何ですか?(一文で表現してください。)

    望ましい結果
    プロジェクト終了時に達成すべき具体的な成果は何ですか?(箇条書きで2~4個を目安にしてください。)

    ターゲットと提供価値
    誰のためにプロジェクトを行いますか?その人たちにどんな価値を提供しますか?(箇条書きで3個以内を目安にしてください。)

    役割
    誰が、何を担当しますか?
    推奨される役割は以下の通りです。
    ・リーダー:プロジェクトをリードする人、またはプロジェクトオーナー
    ・ウィングマン:リードを日常的にサポートする人
    ・コア:プロジェクトに取り組む主要メンバー
    ・アドバイザリー:チームが意見やフィードバックを求めに行く人
    ・ディシジョン:プロジェクトを承認する責任を持つ人(責任者またはマネージャー)

    マイルストーンと予算
    いつまでに何をする必要がありますか?予算はどのくらいありますか?(大まかなレベルで箇条書きにします。)

    方法
    チームの協力方法、コミュニケーション方法、タスクの分割、どのように意思決定にアプローチするのか…等。
    (5つほどのガイドラインを定義し、それぞれに短い説明をつけてみてください。)

    成功・失敗の基準
    何をもって成功と判断しますか?失敗とはどのようなものですか?(それぞれについて4~5個の箇条書きを目安にしてください。)

    関連性
    どのようなプロジェクトがこのプロジェクトに繋がっていますか?考慮しなければならない他の文書やデータソースはありますか?(関連性を持つ必要書類があれば、ハイパーリンクを用いてリストアップしてください。)
  5. Step 5

    それぞれの質問に答えて文書化したら、これらの情報をデジタル文書にまとめ、チームに共有する担当者を決めましょう。
    また、セッションを終了する前に、プロジェクトリーダーは他に明確にしておくべきポイントがないかを全員に確認しましょう。

  6. Step 6

    最後に「終わりの質問(https://toolbox2.tds-g.biz/tool/check-in-check-out-questions/)」を行い、各メンバーがこのプロジェクトに関連した次に起こす行動を尋ねます。

*Dawn Hoenieによって作成されました。日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

Who What When マトリクス

多くの会議では「次にするべきこと」や「アクション」の議論に終始します。会議での決定事項は抽象的なものが多く、特に期限を決められていないタスク表を乗り気でない参加者に配ることになります。「誰が」「何を」「いつ」というマトリクスを用いて議論を進めることで、タスクに対する明確なアクションと、そのタスクを誰がいつまでに完了させるかという約束を作ることができます。

  • 所要時間

    5〜60分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    フリップチャートまたはホワイトボード 、筆記用具

進め方

  1. Step 1

    フリップチャートまたはホワイトボードに、Who(誰が)、What(何を)、When(いつまでに)と記したマトリクス(https://gamestorming.com/wp-content/uploads/2011/03/who-what-when-matrix.jpg)を作成します。
  2. Step 2

    習慣的に「What(やるべきタスク)」から始めてしまいそうですが、ここでは「Who(行動を起こす人)」から始めます。1番左の列にメンバー全員の名前を入れます。

  3. Step 3

    各メンバーに、今後どのような内容に取り組むのかを具体的に尋ねましょう。その取り組みの必要性に対する意見、次のステップを引き出します。 これを「What(何を)」の欄に記入してください。
    そして、それぞれの項目を「When(いつまでに)」実行するか尋ねます。

  4. Step 4

    アクションは自動的に起きるものではありません。また、人はアクションに対して強くコミットするものでもありません。一方で、お互いに対しては責任を感じます。取り組むべき事柄を「人を優先」して考えることで、いくつかの点が変化します。
    まず、取り組みに責任を持つのは、この場にいるメンバーたちであることが明確になります。
    第2に、仲間の前で公言をすることで、アクションを実行する可能性が高くなります。
    第3に、Who(誰が)、What(何を)、When(いつまでに)をするのか、そしてあまり貢献していない人が誰なのか明確になります。

  5. Step 5

    戦略
    このマトリックスを完成させると、チームとしてやるべきことが多くあることに気づくはずです。これはあまり貢献できていないメンバーが、自分の貢献度を高める方法がないかを考える良い機会です。他の人のタスクを助けることができるかもしれませんし、そもそもチームへの参加自体が不要だったかもしれません。

    メンバーは、人前で宣言したアクションを実行する可能性が高いです。しかしミーティング後にフォローアップする責任はこのセッションを実施した人にあります。メンバーに公言の内容をメールで送ってもらったり、最新情報として進捗状況をグループに共有してもよいでしょう。

*GamestormingのDave Grayが、Mike Bermanのビジネス・コーチング・メソッドを参考にデザイン。 日本語訳:Hyper Island Japan Team

SELF-LEADERSHIP

個人リフレクション

個人で行うリフレクションは、複雑な経験を分解し理解することで、成功体験の繰り返しや改善に結びつけることができます。また、失敗を成長のための学びに変えることもできます。リフレクションの形式は柔軟です。主要なステップをした後、最後に「起こすべき行動」を見いだしましょう。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    筆記用具、 ノート

進め方

  1. Step 1

    自分自身の内省を促進するため、ひとりでリフレクションを行います。
    まず、リフレクションに適した環境と精神状態を作ります。重要なメールや急ぎの仕事は終わらせ、なるべく静かな空間を見つけましょう。

    提供のヒント:
    リフレクションは1度習慣にしてしまえばどこでもできるものなので、あまり身構える必要はありません。大切なことは、落ち着いて集中できる余裕を作り、主要なステップに沿って行うことです。
  2. Step 2

    自分自身に確認(チェックイン)をしてください。
    「気分はどうか?」「今日はどんな1日だったか?」「私は今、何を考えているのだろう?」
    少しだけ時間をかけて、今のこの瞬間に集中してください。どのようなこと(経験)に焦点を当てるかを決めましょう。
    例:最近経験したこと、社会的交流、最近の出来事 等
  3. Step 3

    パソコンや携帯電話、タブレット端末の通知に邪魔をされないよう、ペンと紙を使って内省した点を書き留めると良いでしょう。また、時間がない場合は、以下の質問を活用しましょう。

    ・何が起こったのか?
    ・自分は何を感じ、何に反応したのか?
    ・そのこと(経験)からどのような洞察・気付きや結論を得ることができたか?
    ・私は何を学んだか?
    ・今後の経験を向上させるために、学んだことをどのように応用できるか?
    ・学んだことに基づき、どのような行動を取ることができるか?

  4. Step 4

    必要であれば、振り返りの中で決めた行動に期限を設け、その内容を同僚に共有しましょう。同僚に伝えることにより、やり遂げる責任が生まれ、行動を促進する効果が生まれます。

*テキスト制作:Hyper Island 参考: The Reflective Practitioner, Donald A. Schön, 1983(https://books.google.se/books/about/The_Reflective_Practitioner.html?id=ceJIWay4-jgC&redir_esc=y&hl=ja) Learning by Doing: A Guide to Teaching and Learning Methods, Graham Gibbs, 2001(https://books.google.se/books?id=xVv4SAAACAAJ&dq=Learning+by+doing:+A+guide+to+teaching+and+learning+methods&hl=en&sa=X&ei=Ukd3VPuZGOqrygPPq4KQCw&ved=0CCQQ6AEwAQ) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

WELL-BEING

前向きになる3ステップ

誰でも厳しい状況に陥ることがあるでしょう。人生は、良いことと悪いこと、明るいことと暗いこと、幸せなことと悲しいことなど、明暗や対照的なものに満ちています。 悪い状況のときには自分を良い状態に導くためのプロセスやツール、方法が必要です。また、物事が好転しているときには、自分自身を高め他の人をサポートするために必要なプロセスやツールを選ぶべきでしょう。

  • 所要時間

    5〜60分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    紙とペン

進め方

  1. Step 1

    私たちは誰もが「落ち込む」ということを理解しています。なぜなら、鬱病と診断されていなくても、落ち込むことが普通にあるからです。もしも鬱病かもしれないと感じる場合、友人や精神科医に相談してください。Hyper Islandツールボックスにおけるウェルネスの目的は、セルフケアとセルフファシリテーションの方法を提供し、自分自身をベストな状態に保つことです。

    一旦立ち止まってみよう
    ペンと紙を持って、以下の3つの質問を書き出してみましょう。パソコンや携帯電話へ書き出すこともできますが、ペンと紙を使って昔ながらの方法でやってみるのもいいでしょう。

    ・私が前に進むために必要なものは何でしょうか?
    ・今日、自分をどのように励ますことができますか?
    ・他の人を励ますために何ができるでしょうか?

  2. Step 2

    ビジョン・ステートメントの作成
    ビジョン・ステートメントとは、未来がどのようになっているかを表すものです。
    Step 1が完了したら、自分の未来をどのようにしたいかについて考えてみましょう。今日でも、3週間後でも、3ヶ月後でも、3年後でも、設定のタイミングはあなた次第です。
    そして「自分は何がしたいのか?」と自分自身に聞いてみてください。

    ・幸せとは?
    ・良好な健康状態(精神的、肉体的)とは?
    ・良い習慣とは?
    ・良い人間関係とは?
    ・より良いバランスとは?
    ・新しいスキルとは?
    ・人とのつながりは? 等

    次に自分を励ます言葉を作ってみましょう。
    すぐに思い出すことができるように、短い文章にしてください。

    励ます言葉が出てこない場合は、自分自身に「どのような気持ちになりたいのか?」を尋ねてみてください。

    ・幸せになりたいか?
    ・自信に満ちている人になりたいか?
    ・安らぎを得ていたいか?
    ・十分に休息が取れているか?
    ・健康でありたいか?
    ・有能でありたいか?
    ・役立つ人でありたいか? 等

    次にあなたが尊敬する人を思い浮かべてみましょう。知り合いや、歴史上の人物、架空の人物、スーパーヒーロー、スピリチュアルアニマル(守護動物)など、あなたが尊敬する能力を持った、インスピレーションを得られる人であれば何でも構いません。
    彼らはどのような能力や資質を持っていますか?あなたを鼓舞する部分を特定してみましょう。

    そして、なりたい自分にとってインスピレーションを与える文章を作りましょう。

  3. Step 3

    小さな習慣を作る
    自分が何をしたいのか明確になったところで、今度は行動を整える番です。
    新たな小さな習慣を作りましょう(BJ Fogg)。

    小さな習慣とは:
    「1日1回以上、30秒以内で、ほとんど努力を必要としない個人的な行動」です。

    例:
    1日の終わりにもっとリラックスしたい。
    ・夕方のシャワーを浴びた後(アンカーモーメント=きっかけ)に
    ・ソーシャルメディアの通知を全てオフにする(タイニービヘイビア=小さな行動)。
    そして、それを脳に植え付けるために、
    ・注意力をコントロールできたことを褒める(セレブレーション=祝福)。

    小さな習慣についてもっと知りたい方はTiny Habits 著者:BJ Fogg(https://tinyhabits.com/book/)を参照してください。

    この方法を楽しみ、ウェルネスを向上させたい人にぜひ共有してみましょう。

    実施のヒント:
    「完璧な人間はいない。だから鉛筆には消しゴムがついているのだ -ウルフガング・リーベ」

*Dawn Hoenieによって作成されました。 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

厄介な参加者

気難しかったり、扱いに困るような参加者がいた場合、どのように対処するべきでしょうか? このテクニックはインタラクティブなセッションを阻害する参加者への対応方法のヒントです。 ミーティングを牽引しながら、厄介な参加者に対応するのは、負担に感じることがあるかもしれませんが、ファシリテーター、トレーナー、教師、コーチなど、対話型のセッションを実施するすべての人にとって、実践的で役立つテクニックです。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    ・「厄介な参加者」用の封筒4枚。ステップの最後にあるリストから、参加者のカテゴリーを4つ選びます。封筒の表側に、それぞれのカテゴリーを記入します。 ・ガイドラインカード:各チームに3枚の白紙またはインデックスカード ・ストップウォッチまたはタイマー

進め方

  1. 概要

    参加者はチームに分かれて、厄介な行動に対するガイドラインについてブレーンストーミングし、そのガイドラインをカードに記録し、カードを封筒の中に入れます。
    チームは封筒を交換し、他のタイプの厄介な行動に対処するためのガイドラインカードを作成します。評価ラウンドでは、他のチームが作成したガイドラインカードを確認し、上位5つのガイドラインを決定します。

    目標
    インタラクティブな演習に参加している人々を、様々なタイプの妨害行為から守ること。


    Step 1

    参加者への説明
    参加者に、自分が過去に行った、あるいは参加したワークショップやセッションを思い出してもらう。次に活動を妨害する様々なタイプの参加者を思い出してもらう。さらに様々なタイプの混乱を起こした参加者に対処する方法について、ブレインストーミングを行うことを伝えます。

  2. Step 2

    参加者の編成
    参加者を7人以下の4チームに分けます。各チームの人数がほぼ同じになるように調整してください。 封筒を交換しやすいように、各チームを円状に配置すると良いでしょう。

  3. Step 3

    備品を配布する
    各チームに「厄介な参加者用の封筒」を1枚ずつ渡します。また、各チームに3枚の白紙またはインデックスカードを渡します。

  4. Step 4

    第1ラウンドの実施
    参加者に、封筒の表に記載されている厄介な参加者のカテゴリーに関連する行動にどのように対処するべきか、ガイドラインを考えてもらいます。これらのガイドラインを短い文章にして、紙やインデックスカードに書くように伝えましょう。制限時間は3分であることを伝え、チームが迅速に作業するように促します。作成したガイドラインカードは後ほど、数と質の両方の観点から、評価されることを説明しましょう。

  5. Step 5

    第1ラウンドを終了する
    3分経過後、終了を告げます。各チームは、ガイドラインカード(厄介な参加者への対処法が書かれた紙)を封筒の中に入れ、封を切らずに次のチームへ渡すように説明します。受け取った封筒は、まだ開けないように伝えます。

  6. Step 6

    第2ラウンドの実施
    受け取った封筒の表に記載されている厄介な参加者のカテゴリーについて考えるように指示します。ただし、中に入っているガイドラインカードは見ないように伝えます。前の手順を繰り返し、このカテゴリーの参加者への対処法を(新しいガイドラインカードに)作成するように伝えます。
    3分後に終了し、ガイドラインカードを封筒の中に入れて次のチームに渡すように指示します。

  7. Step 7

    第3ラウンドの実施
    同じ手順で、もう1ラウンド実施します。

  8. Step 8

    評価ラウンドの実施
    封筒の中のガイドラインカードを評価します。チームはガイドラインカードをすべて確認し、比較していきます。そして3分以内に、全カードから上位5つのガイドラインを選びます。

  9. Step 9

    結果発表
    各チームごとに封筒の表に記載されている厄介な参加者のカテゴリーと選択したガイドラインの上位5つを発表してもらいましょう。また、どのような基準で選んだのかを説明してもらいます。

  10. Step 10

    議論
    全てのチームが発表した後、ガイドラインのパターン等について、短いディスカッションを行います。異なるタイプの厄介な参加者への対処法に共通点はありますか?適切なガイドラインを考えるのが最も難しいのは、どのカテゴリーの厄介な参加者でしょうか?

    提供のヒント:
    時間の調整
    全体の時間が足りない場合は、各ラウンドの時間を2分とするなど、調整を行ってください。
    ガイドラインを作成するラウンドの回数を減らしたり、評価ラウンド自体をなくしても構いません。


    参加者が少ない場合
    チームではなく、個人で実施しましょう。3人の参加者がいれば実施できます。
    その場合、2種類の封筒を作成して、2回ラウンドを行います。

    厄介な参加者のカテゴリー
    (以下のリストから4つを選び、それぞれのカテゴリーを封筒の表側に記入してください。)

    ・威圧的で発言の多い参加者。
    ・口数が少なく、消極的な参加者。
    ・注意散漫で多動的な参加者。
    ・自分がすべてを知っているかのように振る舞う、斜に構えた参加者。
    ・事前準備不足の参加者。
    ・対話や議論を時間の無駄と考えるせっかちな参加者。
    ・脇道にそれてしまう参加者。
    ・遅刻や早退をするスケジュール無視の参加者。
    ・常に注目を浴びようとする目立ちたがりな参加者。
    ・メールをチェックしたり、メッセージを送信したりするマルチタスクな参加者。
    ・主体性が無く、セッションへの参加を強制されたお客様のような態度の参加者。
    ・ファシリテーターや他の参加者に反発したり楯突く参加者。
    ・侮辱、軽蔑、無礼な発言をする無神経な参加者。
    この他にも関連するアイデアを追加して、カテゴリーをカスタマイズしてみましょう。

WELL-BEING

心を落ち着けるテクニック

「穏やかであることは効果的である」と言われますが、穏やかであれば意識を集中して人生の課題を探求することが可能になります。絶え間ない変化、新たなことを学ぶ、不確実な状況など、どんな人でも様々な状況からストレスを感じます。以下の5ステップは、集中力が雑念によって妨げられている時、心を落ち着けて現在に集中し、地に足をつけることでストレスに対処していきます。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜10名

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    なし

進め方

  1. Step 1

    「心を落ち着かせるテクニック」は、心をコントロールするために効果的な方法です。自分を現在に集中させ、厳しい状況やストレスから遠ざけることができます。
    五感を活用して、現在の自分自身の周りについて、何が起きているかを認識していきます。 これは即効性のあるものではありませんが、より今に集中しネガティブな思考パターンを消すことにも役立ちます。

  2. Step 2

    「心を落ち着かせるテクニック」の実践
    今、この瞬間に見ているもの、触っているもの、嗅いでいるもの、聞いているもの全てを数えていきます。五感をフル活用することでこの瞬間に立ち返り、心の揺れや不安を抑えます。
    このテクニックはどこでも実施することができ、必要な時間は60秒ほどです。
    各ステップでは、自分が体験している感覚を認知したり、言葉にするとよいでしょう。

  3. Step 3

    深く息を吸い、開始してください。

    視覚
    周りを見渡し、見えるものを5つ挙げ、声に出してみましょう。
    例:「パソコンが見える」「コップが見える」「額縁が見える」と言ってみましょう。

  4. Step 4

    触覚
    質感や見た目とは関係なく、触覚で感じることができる、4つのことに意識を向けて、それを声に出して言ってみましょう。
    例:「床の冷たさを感じる」「首の後ろの髪の毛を感じる」「座っているクッションの柔らかさを感じる」など。実際に触れて、感じてみましょう。

  5. Step 5

    聴覚
    周囲に聞こえる音の中から、3つ探してみましょう。外の車の音、タイピング音、人が話している音、歩いている音、電話が鳴っている音、鳥のさえずり、雨が降っている音など、様々な音があると思います。
    自分の考えや、お腹が鳴るなどの体の内側の音に耳を傾けるのではなく、外部の声や騒音、音楽に焦点を当ててみましょう。時計の音、扇風機の音など、より繊細な環境音に焦点を当ててみても良いでしょう。聞こえた音、3つ全てを声に出して言ってみてください。

  6. Step 6

    嗅覚
    ペンや髪の毛の匂い、植物の匂いなど、香りを感じるものを2つ言ってみてください。
    何の匂いも感じられない場合は、周りの空気の微妙な香りを感じ取るようにしてください。
    もしも今は何も匂いがしない場合は、自分の好きな香りを2つ思い浮かべ、その名前を声に出して言ってみましょう。

  7. Step 7

    味覚
    今、口の中に感じる味を1つ言ってみましょう。何かを食べる必要はありません。ミントの後味、紅茶、コーヒー、サンドイッチなど、あなたが感じられるものであれば何でも構いません。何も味を感じない場合は、デザート、果物、子供の頃に好きだったお菓子など、何でもいいので好きなものを思い出して、声に出して言ってみましょう。

    最後にもう一度深く、腹式呼吸をしましょう。5秒かけて息を吸い、5秒間息を止めます。そして5秒かけて息を吐きます。呼吸は、自分を今の瞬間に引き戻すための強力なきっかけになります。

  8. Step 8

    心を落ち着けるテクニックの効果
    このテクニックは今に集中することを可能にします。今この瞬間、自分がよりパワフルで落ち着いていることに気づくことができます。
    不安やストレスを感じる瞬間に、このテクニックを活用して肩の力を抜いてゆっくりとした気持ちになり、落ち着きましょう。
    迷いがある時は「今」に集中することが難しくなります。しかし、五感と呼吸に意識を向けることで、現在の瞬間に戻ってくることができます。

出典元: *Perspective, J Trauma Stress Disor Treat Vol: 9 Issue: 4より(トラウマ ストレス障害治療 Vol: 9 Issue: 4) (https://www.scitechnol.com/peer-review/combat-against-stress-anxiety-and-panic-attacks-54321-coping-technique-WiRy.php?article_id=12841 )

Journal of Traumatic Stress Disorders & Treatmentは、この分野の発見と最新の開発に関する最も完全で信頼できる情報源を発行することを目的とした、査読付きの学術雑誌です。

*日本語訳:Hyper Island Japan Team