ACTION
熱気球
ワークショップのキックオフ時に最適なツールです。シンプルで構造化されたプロセスの中で、強み、弱み、外部要因、ステークホルダー、目標を特定する事を目的とした、比喩的な手法です。
退屈なマトリクスに頼るのではなく、想像力を活用して典型的な思考パターン外で考えられる事が魅力的なポイントです。参加者全員を集め、プロセスの中で段階的に意見を集めていくだけです。
- 所要時間
30〜60分
- 参加人数
2〜10名
- 提供レベル
低
- 心理的安全性
ミドルゾーン
- 用意するもの
ホワイトボードもしくはフリップチャート、ペン、付箋
進め方
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Step 1
- 風
- 風は脅威であれ機会であれ、熱気球のコースに影響を与える可能性のある全ての外部要因です。一般的に、私たちがコントロールできない法律、社会、技術の変化を含みます。
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Step 2
- 重り
- 重り・錘は私たちが直面している内部的な課題や、足を引っ張っている弱点の事です。
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Step 3
- 熱気
- 一方で、熱気とは組織や製品など、競争上の優位性をもたらすコントロール可能なあらゆる強みの事です。
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Step 4
- 乗客
- 熱気球の方向性、つまりプロジェクトに影響を与える社内の全てのステークホルダーです。
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Step 5
- オブザーバー
- 私たちが提供しようとしている製品やサービスのターゲットオーディエンスやユーザー、そして私たちに関心を持つ外部ステークホルダーの事です。
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Step 6
- 楽園
- 5年から10年のタイムフレームで目指している理想のゴールや到達点です。
私たちが想像する未来はどのようなものでしょうか?
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Step 7
- イメージ図(https://knowledge.hyperisland.com/hubfs/Toolbox%20Images/hot%20air%20balloon.png)
これらは、熱気球の方向性であり、楽園に向けて私たちが取るべきステップです。目的地にたどり着くために、今日、私たちが意識してできる全ての事です。
提供のヒント:
タイムキーパーに1ステップあたり約7分で時間を止めてもらい、やり方を説明してもらいましょう。参加者に付箋とペンを持ってホワイトボードの前に立ってもらい、意見を集めます。誰かが付箋を持っていたら、ホワイトボードの前に立ってグループに簡単に共有してください。会話が長くならないように注意して、参加者全員から多くの意見を集めるようにしてください。
- イメージ図(https://knowledge.hyperisland.com/hubfs/Toolbox%20Images/hot%20air%20balloon.png)
*Former student Thales Macedo from Hyper Island (IAD16) and co-founder of Serious Business (https://serious.business) 日本語訳:Hyper Island Japan Team