WELL-BEING
前向きになる3ステップ
誰でも厳しい状況に陥ることがあるでしょう。人生は、良いことと悪いこと、明るいことと暗いこと、幸せなことと悲しいことなど、明暗や対照的なものに満ちています。 悪い状況のときには自分を良い状態に導くためのプロセスやツール、方法が必要です。また、物事が好転しているときには、自分自身を高め他の人をサポートするために必要なプロセスやツールを選ぶべきでしょう。
- 所要時間
5〜60分
- 参加人数
2〜10名
- 提供レベル
低
- 心理的安全性
セーフゾーン
- 用意するもの
紙とペン
進め方
-
Step 1
私たちは誰もが「落ち込む」ということを理解しています。なぜなら、鬱病と診断されていなくても、落ち込むことが普通にあるからです。もしも鬱病かもしれないと感じる場合、友人や精神科医に相談してください。Hyper Islandツールボックスにおけるウェルネスの目的は、セルフケアとセルフファシリテーションの方法を提供し、自分自身をベストな状態に保つことです。
一旦立ち止まってみよう
ペンと紙を持って、以下の3つの質問を書き出してみましょう。パソコンや携帯電話へ書き出すこともできますが、ペンと紙を使って昔ながらの方法でやってみるのもいいでしょう。
・私が前に進むために必要なものは何でしょうか?
・今日、自分をどのように励ますことができますか?
・他の人を励ますために何ができるでしょうか?
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Step 2
ビジョン・ステートメントの作成
ビジョン・ステートメントとは、未来がどのようになっているかを表すものです。
Step 1が完了したら、自分の未来をどのようにしたいかについて考えてみましょう。今日でも、3週間後でも、3ヶ月後でも、3年後でも、設定のタイミングはあなた次第です。
そして「自分は何がしたいのか?」と自分自身に聞いてみてください。
・幸せとは?
・良好な健康状態(精神的、肉体的)とは?
・良い習慣とは?
・良い人間関係とは?
・より良いバランスとは?
・新しいスキルとは?
・人とのつながりは? 等
次に自分を励ます言葉を作ってみましょう。
すぐに思い出すことができるように、短い文章にしてください。
励ます言葉が出てこない場合は、自分自身に「どのような気持ちになりたいのか?」を尋ねてみてください。
・幸せになりたいか?
・自信に満ちている人になりたいか?
・安らぎを得ていたいか?
・十分に休息が取れているか?
・健康でありたいか?
・有能でありたいか?
・役立つ人でありたいか? 等
次にあなたが尊敬する人を思い浮かべてみましょう。知り合いや、歴史上の人物、架空の人物、スーパーヒーロー、スピリチュアルアニマル(守護動物)など、あなたが尊敬する能力を持った、インスピレーションを得られる人であれば何でも構いません。
彼らはどのような能力や資質を持っていますか?あなたを鼓舞する部分を特定してみましょう。
そして、なりたい自分にとってインスピレーションを与える文章を作りましょう。 -
Step 3
小さな習慣を作る
自分が何をしたいのか明確になったところで、今度は行動を整える番です。
新たな小さな習慣を作りましょう(BJ Fogg)。
小さな習慣とは:
「1日1回以上、30秒以内で、ほとんど努力を必要としない個人的な行動」です。
例:
1日の終わりにもっとリラックスしたい。
・夕方のシャワーを浴びた後(アンカーモーメント=きっかけ)に
・ソーシャルメディアの通知を全てオフにする(タイニービヘイビア=小さな行動)。
そして、それを脳に植え付けるために、
・注意力をコントロールできたことを褒める(セレブレーション=祝福)。
小さな習慣についてもっと知りたい方はTiny Habits 著者:BJ Fogg(https://tinyhabits.com/book/)を参照してください。
この方法を楽しみ、ウェルネスを向上させたい人にぜひ共有してみましょう。
実施のヒント:
「完璧な人間はいない。だから鉛筆には消しゴムがついているのだ -ウルフガング・リーベ」
*Dawn Hoenieによって作成されました。 日本語訳:Hyper Island Japan Team