SELF-LEADERSHIP
個人リフレクション
個人で行うリフレクションは、複雑な経験を分解し理解することで、成功体験の繰り返しや改善に結びつけることができます。また、失敗を成長のための学びに変えることもできます。リフレクションの形式は柔軟です。主要なステップをした後、最後に「起こすべき行動」を見いだしましょう。
- 所要時間
30〜60分
- 参加人数
2〜10名
- 提供レベル
中
- 心理的安全性
ミドルゾーン
- 用意するもの
筆記用具、 ノート
進め方
-
Step 1
- 自分自身の内省を促進するため、ひとりでリフレクションを行います。
まず、リフレクションに適した環境と精神状態を作ります。重要なメールや急ぎの仕事は終わらせ、なるべく静かな空間を見つけましょう。
提供のヒント:
リフレクションは1度習慣にしてしまえばどこでもできるものなので、あまり身構える必要はありません。大切なことは、落ち着いて集中できる余裕を作り、主要なステップに沿って行うことです。
- 自分自身の内省を促進するため、ひとりでリフレクションを行います。
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Step 2
- 自分自身に確認(チェックイン)をしてください。
「気分はどうか?」「今日はどんな1日だったか?」「私は今、何を考えているのだろう?」
少しだけ時間をかけて、今のこの瞬間に集中してください。どのようなこと(経験)に焦点を当てるかを決めましょう。
例:最近経験したこと、社会的交流、最近の出来事 等
- 自分自身に確認(チェックイン)をしてください。
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Step 3
パソコンや携帯電話、タブレット端末の通知に邪魔をされないよう、ペンと紙を使って内省した点を書き留めると良いでしょう。また、時間がない場合は、以下の質問を活用しましょう。
・何が起こったのか?
・自分は何を感じ、何に反応したのか?
・そのこと(経験)からどのような洞察・気付きや結論を得ることができたか?
・私は何を学んだか?
・今後の経験を向上させるために、学んだことをどのように応用できるか?
・学んだことに基づき、どのような行動を取ることができるか?
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Step 4
- 必要であれば、振り返りの中で決めた行動に期限を設け、その内容を同僚に共有しましょう。同僚に伝えることにより、やり遂げる責任が生まれ、行動を促進する効果が生まれます。
*テキスト制作:Hyper Island 参考: The Reflective Practitioner, Donald A. Schön, 1983(https://books.google.se/books/about/The_Reflective_Practitioner.html?id=ceJIWay4-jgC&redir_esc=y&hl=ja) Learning by Doing: A Guide to Teaching and Learning Methods, Graham Gibbs, 2001(https://books.google.se/books?id=xVv4SAAACAAJ&dq=Learning+by+doing:+A+guide+to+teaching+and+learning+methods&hl=en&sa=X&ei=Ukd3VPuZGOqrygPPq4KQCw&ved=0CCQQ6AEwAQ) 日本語訳:Hyper Island Japan Team