INNOVATION
ペルソナの1日
このエクササイズは、製品やサービスのイノベーションにおけるユーザー中心のアプローチをサポートします。チームで架空のユーザー(ペルソナ)を作り、その人の平均的な1日を描くことで、その人が経験する課題を明らかにします。そして、その課題を解決するための新しい製品やサービスをブレインストーミングします。最後に、最も優れたアイデアのスケッチやプロトタイプを素早く開発し、フィードバックをもらいます。
- 所要時間
60〜120分
- 参加人数
2〜10名
- 提供レベル
低
- 心理的安全性
セーフゾーン
- 用意するもの
付箋、ペンまたはマーカー、フリップチャート、紙
進め方
-
Step 1
- 各チームに以下の目的を説明します。
「私たちは、ユーザーの平均的な1日を考えることによって、その人のための製品やサービスをデザインしようと思っています。」
各チームにフリップチャートを数枚渡します。紙を縦にし、用紙の中央に時間軸を表す線「タイムライン」を横に一本描きます。線を描いたら片方の端に07:00、もう片方に24:00の印をつけてもらいます。
提供のヒント:
このセッションは、実際のクライアントや架空クライアントを想定したり、設定を変化させることができます。チームはクライアント組織となり、「ペルソナZの課題YをブランドXはどのように解決するか?」と問いかけます。時間に余裕がある場合は、チームでアイデアを反復することも可能です。他のグループからのフィードバックに従って改善点を挙げてもらい、再度発表します。
- 各チームに以下の目的を説明します。
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Step 2
- 各チームにペルソナを与えるか、紙の片隅にペルソナを作成して記載するように伝えます。
名前、場所、仕事、家族、趣味など、ペルソナがどのような人なのかを考えます。この作業は5~10分以内を目安に行いましょう。
- 各チームにペルソナを与えるか、紙の片隅にペルソナを作成して記載するように伝えます。
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Step 3
- 次に、5〜10分間でタイムラインの上にある空白にペルソナの典型的な1日を描いてもらいます。付箋または紙に直接書き込むのも良いです。
その日の出来事をできるだけ多く盛り込み、素早く、創造的に作業するよう促しましょう。
- 次に、5〜10分間でタイムラインの上にある空白にペルソナの典型的な1日を描いてもらいます。付箋または紙に直接書き込むのも良いです。
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Step 4
- 各チームはタイムラインの下にある空白を使い、ペルソナのデジタル・タッチポイントをブレインストーミングします。
1日を通して、どのような技術やアプリケーションに触れているのか?どこで、なぜ、それらを使っているのか?5〜10分で考えます。
- 各チームはタイムラインの下にある空白を使い、ペルソナのデジタル・タッチポイントをブレインストーミングします。
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Step 5
- 次に、1日のうちで最も苦労するポイントや課題を特定します。
そのペルソナは何が難しいと感じているのか?何をするのに時間がかかるのか?どこにフラストレーションを感じているのか?
できるだけ多くのペインポイントを洗い出し、その中から1番だと思われるものを、いくつか丸で囲みます。5〜10分で行いましょう。
- 次に、1日のうちで最も苦労するポイントや課題を特定します。
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Step 6
- 次に、ペインを軽減することでペルソナの人生にどのような付加価値を与えることができるかを探ります。どのようにすれば、効率が上がり幸福感を高めることができるか?ペインポイントを無くすために、どのような製品やサービスを作ることができるか?
10~15分程度でアイデアを出してもらいましょう。
- 次に、ペインを軽減することでペルソナの人生にどのような付加価値を与えることができるかを探ります。どのようにすれば、効率が上がり幸福感を高めることができるか?ペインポイントを無くすために、どのような製品やサービスを作ることができるか?
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Step 7
- さらに発展させるために製品やサービスのアイデアを1つ選んでもらいます。
新しいコンセプトには名前をつけ、それが解決する問題や、どのように機能するかを考えます。コンセプトはフリップチャートに視覚的に表現し、説明できるようにしてもらいます。20分程度で行いましょう。
- さらに発展させるために製品やサービスのアイデアを1つ選んでもらいます。
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Step 8
- 全チーム、アイデアの発表をします。時間がある場合は、発表の後に簡単なフィードバックを行いましょう。
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Step 9
- セッションの最後に短いリフレクションを行い、学びを引き出しましょう。
*テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team