INNOVATION

マッシュアップ

参加者が様々な要素を組み合わせて革新的なコンセプトを思いつく、共同アイデア創発の方法です。最初のステップで、テクノロジーや人々のニーズ、既存サービスなど、様々な分野についてブレインストーミングを行います。次のステップでは、これらの分野の要素を素早く組み合わせて、新しく楽しく革新的なコンセプトを作ります。マッシュアップによって革新的なアイデアを素早く簡単に創発できます。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    付箋 、 ペン、 A4の紙、 フリップチャート、 オンラインの場合: デジタルホワイトボード、バーチャル付箋、ブレイクアウトルームを使用する

進め方

  1. Step 1

    ブレインストーミング

    グループ全体に次の分野についてブレインストーミングをしてもらいます。
    1. テクノロジー(例: モバイルフォン、3D プリンティング、GPS)
    2. 人々のニーズ(例: 愛、交通手段、朝の目覚め)
    3. 既存のサービス(例: Google 翻訳、Spotify、Candy Crush)
    各領域について3分間ブレインストーミングを行います。 参加者に付箋(またはバーチャル付箋)を配布し、1枚につき1つのアイデアを書いてもらいます。
    ブレインストーミングのペースを速め、かつアクティブにします。

    それぞれのアイデアを声に出しながら壁に貼り付けてもらいます。各エリアごとに1つずつ、合計3つの付箋のグループが壁(またはバーチャルホワイトボード)にできるようにします。
    多ければ多いほど良いです!

    提供のヒント:
    3つの領域は、様々な文脈に適応させる事ができます。 たとえば、データソース(例: 健康記録、地下鉄の時刻表、国勢調査データ)や、世界的な課題(例: 気候変動、所得格差、パンデミック)等。これらを追加して、演習に別の側面を与える事も可能です。
  2. Step 2

    マッシュアップ
    参加者を3~5人のグループに分けます。12分間で、できるだけ多くのマッシュアップのコンセプトを考え出す事を説明してください。 マッシュアップのコンセプトでは、壁に貼り出されている要素のうち2つ以上を組み合わせて新しいコンセプトを作ります。
    新しく作ったコンセプトごとにキャッチーな名前を付け、それをA4の紙に記録します。紙には、新しいコンセプトを作る際に組み合わせた要素(例: iPad + 洗濯すること(Doing Laundry)+ Paypal)とコンセプトの名前(例: Launderfy)を書きましょう。

    オンラインで実施する場合
    グループごとにブレイクアウトルームを作り、紙またはバーチャルでコンセプト名を記録します。 数分ごとにブレイクアウトルームに残り時間を伝えるメッセージを送信し、速いペースで作業が行われている雰囲気を強調しましょう。

    提供のヒント:
    対面で実施する際のファシリテーターの注意事項
    この12分間は明るい音楽をかけ、参加者が立ち上がって活動的に、素早く作業できるように促します。 残り時間を数分ごとに伝え、ハイペースで作業するよう場のエネルギーを高めていきます。
  3. Step 3

    プレゼンテーション
    時間になったら各グループにコンセプトを発表してもらいます。全てのコンセプトを壁に貼り、新しく作られたコンセプトの量を視覚的に表します。

    オンラインで実施する場合
    新しく作られた全てのコンセプトを1つの場所に配置し、コンセプトの量を表します。

    提供のヒント:
    ここでは、短時間で生み出されたアイデアの量を強調しましょう。
  4. Step 4

    (オプション) 開発
    お気に入りのコンセプトまたは最も実現可能なコンセプトを選択してもらい、さらに開発してもらいます。コンセプトや機能、ビジネスモデルの詳細を30分間で調査します。 各チームは1枚のフリップチャートを使ってコンセプトを視覚化し、他のグループに発表します。

  5. Step 5

      参加者に次のような質問について考えてもらい、経験を発表してもらいます。
    1. このようなクリエイティブワークをするのはどんな気分でしたか?
    2. 何が簡単でしたか? 何が大変でしたか?
    3. どう感じましたか? あなたはどのように反応し、行動しましたか?
    4. あなた自身についてどのようなインサイトや学びがありますか?
    5. アイデア開発に関してどのようなインサイトや学びがありますか?
    6. 学んだ事を今後どのように応用できますか?

*ワークショップのコンセプト:Mikael Ahlström テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

パーソナルプレゼンテーション

パーソナルプレゼンテーション(自己紹介)をするためのシンプルなエクササイズです。
参加者それぞれの自己形成に貢献した重要な経験や出来事や人、物語を共有するためにプレゼンの準備をします。このエクササイズは各参加者がお互いのことを個人レベルで知り、社会的に関わっている範囲を広げることによりグループ内の風通しを良くして、信頼性とオープンネスを構築・向上することを目的としています。

  • 所要時間

    60〜240分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    フリップチャート、紙、ペン

進め方

  1. Step 1

    各参加者はプレゼンテーションを準備します。「自己形成に貢献した3つの事(経験、出来事、人、物語)」についての短いプレゼンテーションです。

    プレゼンテーションには1枚のフリップチャートを使い、言葉と記号を使用して視覚化します。 準備のために約15~20分、参加者に時間を与えましょう。

    提供のヒント:
    参加者がプレゼンテーションをする前に、ファシリテーターが自分のプレゼンテーションをするのも効果的です。これは、個人的なストーリーテリングの見本となり、参加者が共有する内容を選ぶ際の参考にもなります。

  2. Step 2

    プレゼンテーション
    プレゼンテーションの時間は各3分ずつです。(グループの規模によってはそれ以上の時間)集中して積極的に聞く事を促しましょう。

    提供のヒント:
    個人的な話を共有するため、安全で居心地の良い空間を作る事が非常に重要です。場合によっては、感情的になる事がありますが、普通の事であり歓迎すべき事であるという旨を参加者に伝えましょう。感情的になっている人がいる場合は、セッション後、個別にフォローアップしてください。

  3. Step 3

    時間に余裕のある小人数グループの場合、各プレゼンテーションの後に質問する時間を設ける事も良いでしょう。

*出典元不明 テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

投票主義

グループ内での優先順位付けや意思決定のためのシンプルな方法です。このアクティビティは単独で行うものではなく、何らかのアイデア群に対し優先順位付けや意思決定の際に活用するものです。
この方法は、どの選択肢が最も人気があるか、関連性があるか等を、グループ内ですばやく確認できるようにするものです。選択肢やアイデアを付箋に書き、壁に貼り出してグループ全員が見られるようにします。各自が最も良いと思う選択肢に投票し、その情報をもとに決定します。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    付箋、ペンもしくはマーカー

進め方

  1. Step 1

    この方法は、可能性のあるアイデアが出てきた際、評価や優先順位付けする必要がある場合によく使用されます。また、複数の選択肢がある状況で迅速に意思決定を行う際にも役立ちます。

    1枚の付箋につき、1つのアイデアを書き壁に貼ります。似たようなアイデアや選択肢をグループ内でまとめ、重複するものは削除します。選択肢が少ないほど、投票が明確で簡単になります。

    壁に貼った全ての選択肢を全員理解しているかを確認し、必要な場合は説明を求めましょう。

    提供のヒント:
    迅速で効果的なツールですが、「票割れ」に注意してください。票割れとは、強力だがよく似た複数のアイデアが同じ票を獲得する事によって、弱い案が勝利してしまう可能性があるというものです。また、後から投票した人が、すでに行われた投票に影響される可能性がある「バンドワゴン効果」にも注意が必要です。大人数で優先順位をつける方法として、このツールの主要な参照元である Jason Diceman によって開発された、 Idea Rating Sheets を試すのも良いでしょう。

  2. Step 2

    付箋にペンで印をつけ、どの選択肢が1番良いかを投票します。各メンバーは、5つの点(票)を使って投票します。(選択肢が少ない場合は、票数は少なくしてもかまいません。)

  3. Step 3

      投票が終わったら、次のように様々な方法で進める事ができます。
    1. 単純に、最も多くの点数を獲得したアイデアを選択する。
    2. 優先順位付けに関するオープンディスカッションの実施。どのアイデアに点が多く、どのアイデアに点が少ないか、次のステップはどうあるべきかを検討します。
    3. 点の多いものから少ないものへと整理し、その相対的な良さを話し合う。

*参照元:Jason Diceman,http://dotmocracy.org/dot-voting(http://dotmocracy.org/dot-voting) Idea Rating Sheets, http://www.idearatingsheets.org/(http://www.idearatingsheets.org/) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

開始、停止、続行のフィードバック

このセッションは一緒に仕事をした事があり、フィードバックの送り合いに慣れている成熟したグループやチーム向けのエクササイズです。
定期的かつ効果的なフィードバックは、建設的な関係を築き、チームを繁栄させるための最も重要な要素の1つです。オープネス(風通しの良い状態)は信頼を生み、信頼はさらなるオープネスを生みます。フィードバックの目的は、グループがオープネスと信頼を築き、個人が自己認識と洞察力を身につける事をサポートする事です。常に思慮深く、グループのダイナミクスを高く意識して行う必要があります。対面形式でもオンライン形式でも実施可能です。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ストレッチゾーン

  • 用意するもの

    付箋、ペンまたはマーカー、オンラインの場合はチャット、バーチャル付箋

進め方

  1. Step 1

    少人数のチームに分けます。多人数の場合は4~6人程度のグループに分けましょう。
    オンラインで行う場合はブレイクアウトルームを使用します。

    このエクササイズは、成熟したチームを対象としています。沢山の時間をかけて一緒に仕事をし、様々な共通体験をしている事で必要なフィードバックを行う事ができます。

    新しいチームや成熟していないチームには、「現在の印象(https://hij-toolbox.tds-g.biz/tool/feedback-current-strongest-impression/)」や「感謝を伝えるフィードバック(https://hij-toolbox.tds-g.biz/tool/feedback-i-appreciate/)」などのエクササイズを使用しましょう。
  2. Step 2

    参加者に下記の指示をだします。
    「あなたが話す人の名前を書いてください。 効果的なフィードバックの法則(https://hij-toolbox.tds-g.biz/tool/principles-of-effective-feedback/)を使い、その人のために次の文章を完成させてください。最後に自分の名前を書いてください。」

    書く前に、3つの事項(開始、停止、続行)について考えます。各事項は、批判ではなく、ポジティブになる事を心がけるようにしてください。

    ◯◯さんへ、あなたにやってほしい事があります。

    始めてほしい事は…
    辞めてほしい事は…
    やり続けてほしい事は…

    署名
    オンラインの場合
    バーチャル付箋やチャット機能を使いましょう。オンラインプラットフォームを利用する場合はフィードバックを交換する方法を考えます。
  3. Step 3

    各チーム、参加者1人につき1枚の付箋を使って上記の文章を完成させましょう。
    参加者全員が書き終えたら、1人ずつ口頭でフィードバックを行い、付箋を相手に手渡します。
    オンラインの場合
    バーチャル付箋やチャット機能を使いましょう。オンラインプラットフォームを利用する場合はフィードバックを交換する方法を考えます。

    提供のヒント:
    フィードバックは相手に書きとめてもらうのではなく、書いたものを相手に手渡すと良いでしょう。読み上げながら付箋で相手に手渡す理由は、受け取っている人へ真摯に、あなたからのフィードバックに集中して受け取ってもらうためです。
  4. *テキスト作成:Hyper Island 出典元不明 参考:Marshall Rosenberg, Nonviolent Communication: A Language of Life(https://books.google.se/books/about/Nonviolent_Communication_A_Language_of_L.html?id=nY4tDDO93E8C&redir_esc=y&hl=ja)日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

ディナーチャレンジ

これはグループダイナミクス、チームビルディング、クリエイティブな問題解決を探る楽しいグループアクティビティです。どんな規模のチームでも、限られた時間とリソースの中で、自分たちと仲間のために夕食を用意するという課題があります。新しいチームには絆を深めるための練習として有効ですが、経験豊富なチームの育成にも効果的です。

  • 所要時間

    120〜240分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ストレッチゾーン

  • 用意するもの

    現金(1人当たり500円程度)、任意の物や食べ物、ピクニックバスケット

進め方

  1. Step 1

      比較的新しいグループに有効ですが、全てのグループに適用できます。

      設定した日の昼過ぎに、チームに課題を与えます。
      今晩、チームは次の基準に従ってディナーパーティーを開いてください。
    1. 夕食は全員に十分な量がある事・参加者全員の食事に関する要望に対応している事
    2. 部屋を飾り付ける事
    3. 音楽と何かしらのエンターテイメントを用意する事
    4. 設定した項目や商品全てを組み込む事(もし条件を設定していれば)
    5. 全プロセスを何らかの方法で文書化する事

    6. 時間は2~4時間です。ファシリテーターとして何が適切かを判断してください。

      また、ファシリテーターやグループによって夕食のテーマが設定される事もあります。

      参加者に次の物が入ったピクニックバスケットをプレゼントしてください。
    7. 予算分の現金
    8. チームが使用しなければならない物や食べもの(オプション)
    9. 印刷した概要のコピー

    10. 上記はあくまで条件やミッションのガイドラインです。状況やグループ、設備などに応じてアレンジしてください。なお、キッチンがある事は必須ではありません。もしキッチンがあれば便利ですが、そうでなければ、即興対応する事になります。
  2. Step 2

    夕食を開始しなければならない時間(2~4時間後)を参加者に伝え、解散します。

    最初の30分間はその場にとどまり、何ができて何ができないかといった具体的な質問に答えましょう。

    夕食までの時間に、あなたと他のファシリテーターもしくはリーダーは、夕食に持参する花かワインを買ってください。
  3. Step 3

    参加者が夕食会と祝賀会を自分たちのイベントとして運営できるようにしましょう。あなたと他のファシリテーターもしくはリーダーはディナーのゲストです。短い乾杯の音頭をとり、グループのイベントを祝福します。

    課題のリフレクションとタスクの処理は翌日に回しましょう。
  4. Step 4

      翌朝、グループでの活動を振り返りながら報告をします。まず個人として、次にグループ全体として、以下の質問について考えてもらいましょう。
    1. タスク中に何が起きたか?
    2. グループとしてどうだったか?
    3. この体験を経てどう思ったか?
    4. 自分はどのように行動、応答、反応したか?
    5. 自分自身について何を学んだか?
    6. グループについて何を学んだか?
    7. この活動から得たインサイトをどのように活かす事ができるか?

*テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

システム思考の氷山モデル

システム思考は、システム内の様々な要素がどのように作用しているかを問うアプローチ方法です。エコシステムや組織、分散されたサプライチェーンなどである可能性がありますが相互に影響を及ぼし合います。システム思考は、発生した個々の問題に対応するのではなく、システム内の他の活動との関係を問い、時系列でパターンを探し、根本原因を探ります。

  • 所要時間

    30〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    ペン、紙もしくはメモを取り込めるデジタルデバイス

進め方

  1. Step 1

    導入
    グローバルな問題とローカルな問題の両方を理解するのに有効なシステム思考モデルのひとつに、氷山モデルがあります。

    氷山は全体の10%しか水面に出ておらず90%は水中にありますが、その90%が海流の作用を受け、氷山の先端の挙動を作り出しているのです。グローバルな問題とローカルな問題は、同じように捉える事ができます。
    思考レベル
    1.イベントレベル
    イベントレベルとは、ある朝起きたら風邪をひいていたというように、私たちが通常世界を認識するレベルの事です。イベントレベルで観察された問題は、多くの場合簡単な再調整で対処できますが、氷山モデルでは症状を治療したり、イベントレベルで調整したりするだけで全ての問題を解決できるとは限りません。

    2.パターンレベル
    イベントレベルのすぐ下に目を向けると、パターンに気づく事があります。十分に休んでいない時、風邪を引く事が多いなど、同様のイベントが時間の経過とともに起こっています。パターンを観察する事で、イベントを予測して未然に防ぐ事ができます。

    3.構造レベル
    パターンレベルの下には構造レベルがあります。「私たちが観察しているパターンは何が原因なのか?」と聞くと、その答えはたいてい何らかの構造です。新しい昇進制度で職場のストレスが増える、ストレスがかかり食生活が乱れる、健康的な食材が手に入りにくいなど、私たちが風邪をひく構造になっている場合があります。
    John Gerber教授によると、構造には次のものがあります。
    ・物理的なもの :自動販売機、道路、信号機、地形など
    ・組織 :企業、政府、学校など
    ・政策:法律、規制、税制などの諸制度
    ・儀式: 意識されないほど根付いている習慣的な行動

    4.メンタルモデルレベル
    メンタルモデルは構造がそのまま機能し続ける事を可能にする態度、信念、道徳、期待、価値観です。これらは、私たちが社会や家族から無意識のうちに学んでいたり、刷り込まれていたりする思考パターンや信念です。風邪を引いた際のメンタルモデルとしては、「キャリアは自分のアイデンティティに深く関わっている」「健康的な食事は高すぎる」「休息はやる気のない人のためにある」などが考えられます。
  2. Step 2

    レベルをまとめる
    氷山モデルを風邪の例で見てみると、図のようになります。(https://hij-toolbox.tds-g.biz/wp-content/uploads/Iceberg-Model.width-800.png
    試してみよう!
    最近起こった出来事の中で緊急なもの、重要なもの、興味深いと思うものを選んでください。例えば、最近の気象現象やパンデミック、議論を呼ぶ判決や注目の裁判、地域の政策変更や争点、国家間の最近の軍事行動、あるいは個人的に最近遭遇した問題などです。

    氷山の頂上にイベント(イベントに関して観察可能な事)を書き、パターン、基本システム、メンタルモデルを通して、思いつく限り追加していきましょう。

    より深く考えるために、レベル間を上下に移動する事も有用です。
  3. Step 3

    氷山モデルを使ってみて考えるべき事
    氷山モデルはあなたの視野を広げるのに役立ちますか? もしそうなら、その新しい視点はどのように役立つでしょうか?

    どのポイントから変えていくかアプローチするか、つまりシステム的に変革を促すのに最適な「エントリーポイント」を考えてみましょう。どこから介入すればレバレッジがかかる可能性があるでしょうか?

    このエクササイズで、あなたが介入したいと思うような新しいエントリーポイントはありましたか?

    氷山モデルで分析すると興味深そうな不満や問題はありますか?

    その他にどのような事がありますか?
    アクションステップ
    何かやるべきことはありますか? Who What When マトリクス(https://hij-toolbox.tds-g.biz/tool/who-what-when-matrix/)を使い、タスクに対する明確なアクションと、いつまでにそのタスクを完了させるか、人と行うべき事の繋がりを明確にして、コミットする事を検討しましょう。

*参照元:Ecochallenge(https://ecochallenge.org/iceberg-model/) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

90分プロトタイプ

90分以内にシンプルでクリック可能なアプリのプロトタイプ制作をチームで競う、短くて簡単なプロトタイピング・ワークショップです。計画も実行も簡単で、インサイトをいかに素早くテスト可能なプロトタイプに変えられるかを体験します。プロトタイピングの考え方をチームに取り入れる事を促す為にこのワークショップを活用しましょう。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    紙、ペン、スマートフォン、プロジェクター

進め方

  1. Step 1

    始めの挨拶&イントロダクション(5分)
    ワークショップ開催の前日までに、POPアプリ(https://marvelapp.com/pop/)をダウンロードしてセットアップするように依頼しましょう。 参加者はインターフェースに慣れる必要がありますが、5〜10分以上費やす必要はありません。

    参加者に最初の挨拶をし、これから90分以内にプレゼンテーションやテストに活用できるレベルの、クリックできるアプリのプロトタイプを制作する事を説明します。

    このワークショップはスピードが速く、実践的である事を強調します。完璧を目指すのではなく、楽しむ事を伝えてください。

    2〜4名のグループに分けます。 各グループには、アプリをダウンロード済みの人が最低1人いるようにしましょう。
  2. Step 2

    ニーズの特定(10分)
    最初のステップは、新しいデジタルサービスによって解決できるユーザーのニーズは何か?や、ユーザーが求めている価値と、製品が提供している価値のズレが何であるか?を特定する事を説明します。
      このステップは、様々な方法でアプローチできます。
      例えば、次のようなものです。
    1. 顧客が表す最も一般的なニーズ/価値観のギャップは何か?
    2. ターゲットグループXに共通するニーズ/価値観のギャップは何か?
    3. 現在の日常生活における最大のニーズ/価値観のギャップは何か?
    このワークショップの前に、User Day-parting(https://toolbox.hyperisland.com/user-day-parting)や高速リサーチ(https://toolbox2.tds-g.biz/tool/rapid-research/)などの方法を使用して、関連するニーズを生み出す事もできます。 重要なのは、各グループが使用者のニーズや提供価値のギャップを特定する事です。
  3. Step 3

    アイディエーション(15分)
    特定されたニーズ/価値観のギャップに基づき、15分かけてデジタルサービスのコンセプトを作ります。各グループに、紙とペンを使ってメモやスケッチをするように促しましょう。グループが創造性を発揮し、ありきたりなアイデアを超えていけるように推進しましょう。

    サービスのアイデアが全てアプリに盛り込まれ、アプリで完結する必要はありません。
    しかし、アプリはサービスの一構成要素でなければならない事を説明してください。

    15分後、各グループはサービスのコンセプトを大まかに定義します。
  4. Step 4

    スケッチ(15分)
    次のステップでは、自分のコンセプトに合ったシンプルなクリックできるアプリのプロトタイプを作る事を説明します。

    各グループにiPhoneの画面が印刷されたテンプレート(https://marvelapp.com/sketchpad/)を配布します。少なくとも4つのフレームを作成するようにしましょう。

    参加者は、潜在的なユーザーに見せてテストするためのプロトタイプを作っている事を意識する必要があります。サービスの価値を示す主要な機能や流れを試作するように促しましょう。
  5. Step 5

    制作(15分)
    POPアプリ上にスケッチをアップロードし、クリックできるプロトタイプを制作します。
    POPアプリの基本的な機能を説明します。スケッチをアップロードして、要素をクリックできるようにし、画面遷移の流れを作る事です。

    この作業を行っている間、各グループの見回りをし、アプリの使い方について詳しい説明が必要なグループがあればサポートします。同時に、アプリに精通した参加者が苦労している人をサポートするなど、参加者同士でサポートし合うように促しましょう。

    準備ができたら「共有」機能を使ってプロトタイプを共有してもらい、それらを集めてプロジェクターに映し出します。(POPアプリでは、リンク、メール、Facebook、Twitter、SMSでの共有が可能です。)

    プロジェクターに接続されたPCを使い、集めたリンクを開いて投影できるようにします。
  6. Step 6

      プレゼンテーション(15分)
      各グループごとに2分間のプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションでは以下の点を含める必要があります。
    1. ニーズ/価値観のギャップ
    2. 全体的なサービスコンセプト(簡単に)
    3. アプリの流れ(クリックスループロトタイプ)
    時間に余裕があれば、プレゼン後に他のグループにアプリコンセプトをさらに発展させる提案をしてもらいましょう。
  7. Step 7

      まとめ(15分)
      全てのプレゼンテーションが終了したら、次の質問について5分間個別にリフレクションを行いましょう。
    1. 全体的にどうでしたか?
    2. 何が難しかったですか?何に助けられましたか?
    3. この経験から得られた有益なインサイトは何でしょうか?
    4. この経験から学んだ事を、日々の仕事にどのように活かす事ができますか?
    個人でのリフレクション後、大きなグループで振り返りを共有し、セッションを終えます。

*POP App – Prototyping On Paper (https://marvelapp.com/pop/) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ENERGIZERS

ハローキティ

これはお互いを笑顔にする事を目的としたシンプルで短いグループゲームです。参加者は順番に「子猫」と「子犬」の役割を行います。子犬は子猫を笑顔にしたり、笑わせようとします。最後まで立っていた子猫が勝者となります。出典元はThe Northern Quarter Agencyです。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    マスキングテープ

進め方

  1. Step 1

    部屋の中央にマスキングテープで線を引きます。
    グループを2つに分け、線を挟んで立ってもらいます。片側は子猫、もう一方は子犬です。

  2. Step 2

    子猫は笑顔になったり、笑ったりしてはいけません。

    子犬はいろんな方法や言い方、またはジェスチャーを含めたりなど様々な工夫を凝らした挨拶「ハロー!(または、こんにちは!)」をして、子猫のうちの誰かを笑わせましょう。子犬は床の線を越えてはいけませんが、それ以外の行動は全て許されます。

  3. Step 3

    子猫が笑った場合、自動的に子犬となり線の反対側に移動します。
    子猫が1匹だけになるまで続けてください。


    提供のヒント:
    ゲームを延長する場合は、子猫と子犬を入れ替えもう1度やり直すか、勝った子猫をチームにして、どちらが長く耐えられるか競いましょう。

*出典元:The Northern Quarter Agency 日本語訳:Hyper Island Japan Team

SELF-LEADERSHIP

SWOB分析

SWOBモデル(Strengths:強さ、Weaknesses:弱さ、Opportunities:機会、Barriers:障壁)を用いて、自分自身を評価し、成長のための重要な分野を考え、簡潔なアクションプランを作成する、個人評価とアクションプランのための多目的ワークショップです。
このワークショップにはインタラクティブな要素が含まれています。参加者はグループに分かれて、できるだけ明確で達成可能なアクションプランになるよう、お互いにコーチングを行います。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    付箋、ペン、紙

進め方

  1. Step 1

    参加者はSWOB分析を行い、主な強み、弱み、機会、そして弱みの強化や機会の獲得を阻む障壁を特定します。

    この最初のステップは、約20分で個別に実施します。参加者は可能な限り書き留めるようにしてください。
  2. Step 2

    SWOB分析に基づいて、参加者に次の質問について考えてもらいます。
    自分が注力したい、成長ポイントは何か?
    このセッションをプログラムやコースの文脈で行う場合は、次の事も考えてもらいましょう。
    なぜ私はこのコースに応募したのか?私はこの経験から何を得たいのか?

    参加者は、それぞれ3〜5つの成長ポイントを特定します。個別に作業し、次の質問に基づいてメモを作成します。
    1. この分野における今日の自分をどのように評価しますか?(1〜10の数字で回答)
    2. 1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後の自分は、どのくらいのレベルに達していたいですか?(1〜10の数字で回答)
    3. 自分自身の成長を加速させるため・成長を阻害する障壁を越えるためにはどのような行動をとれば良いですか?
    4. 短期的(今後2週間)に自分が取るべき主な行動は何ですか?
    5. 中期的(2ヶ月後)に自分が取るべき主な行動は何ですか?
    6. 自分の成長の成功基準は何ですか?自分が成長している事を実感したり、表している指標となるもの・測定できるものは何ですか?
    参加者は、このステップを個別に約45分間で行います。
  3. Step 3

    3名のグループを作って、振り返りをお互いに共有します。各参加者は、できるだけ明確で実行可能なものになるように、また課題が適切なレベルになるよう、オープンな質問をしてお互いにサポートします。

    各参加者が共有した内容や会話の流れに基づいて、グループは参加者が開発すべき追加の分野(その人にとって価値があると思われる他の何か)を考え出す事もできます。

    3人1組で、1人あたり約40分行います。(他の人への質問やフィードバックを含む)
  4. Step 4

    チェックアウトをし、このセッションを終了します。チェックアウトでは、参加者が残した印象、考え、感情を共有しましょう。

*Hyper Islandオリジナル 引用: Alex Neuman 日本語訳:Hyper Island Japan Team

SELF-LEADERSHIP

価値観を探る

参加者が自分にとって最も重要な価値観を探るためのエクササイズです。直感的かつスピーディに行うため、「正しい」価値観を考えて出すのではなく、自分の直感に従う事ができます。個人の価値観について考え、対話するきっかけとなるエクササイズです。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    付箋、ペンまたはマーカー

進め方

  1. Step 1

    付箋を参加者に配布します。
  2. Step 2

    「自分の人生で最も大切にしている10の事柄」を、それぞれの付箋に1つずつ、価値観という形で書いてもらいます。例えば、特定の人の名前ではなく、「友情」「家族」「誠実さ」など、その人との関係で実際に大切にしている事を書いてもらいます。
  3. Step 3

    書き終えたら、10枚の付箋を目の前に広げてもらいます。全体が把握でき、良く見えるようにしましょう。
  4. Step 4

    「30秒以内に自分にとって最も重要でない3枚の付箋を選んで捨ててください」と伝えます。時間は厳守し、延長時間を与えてはいけません。参加者は、直感を働かせてください。
  5. Step 5

    このステップを繰り返し、今度は20秒で2つを捨てます。
  6. Step 6

    再度繰り返し、20秒で2つを捨てます。
    最終的に、参加者の前に最も重要な3つの価値観が書かれた3枚の付箋が残っている事になります。
  7. Step 7

    15分で個人のリフレクションを行います。その後2〜3人のグループになり、30分で以下の質問について考えてもらいましょう。
    1. 最終的に得られた価値観について、自分はどう感じているのか? 予想していた事なのか、それとも驚きだったのか?
    2. これらの価値観は、私の日常生活の中でどのように表れているだろうか?
    3. その価値観に基づいて生きるために、すでに行っていることは何だろうか?
    4. それを実践するために、どのような行動を取りたいと思うか?
    これらの行動は、アクションプランに結びつける事ができ、日々の生活や仕事を全体的に向上するために活用できます。

*テキスト作成:Hyper Island 出典元不明 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

プロジェクトのまとめ

このセッションはプロジェクトで得た学びと改善点をチームメンバー間で共有し、集約するものです。まず、プロジェクトの良かった点・悪かった点を抽出し、それをもとに学んだ事についてディスカッションを行います。今後のプロジェクトに活かすべき行動を明確にし、改善するためにフィードバックを与えたり受け取ったりしてお互いをサポートします。

  • 所要時間

    60〜240分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    カラーペンまたはマーカー、フリップチャートまたはA3の紙、フリップチャートまたは壁、付箋(任意)

進め方

  1. Step 1

    まず、チームメンバーがセッションに慣れるように、チェックイン(https://toolbox.hyperisland.com/check-in-check-out)から始めましょう。
    このようなリフレクションでは、その場に集中する事が大切であると強調しましょう。
    このセッションのポイントはプロジェクトに区切りをつけ、できるだけ多くの学びを得る事であると説明します。導入部分や構成に、IDOARRT(https://toolbox2.tds-g.biz/tool/idoarrt-meeting-design/)の使用を検討しても良いでしょう。

    提供のヒント:
    その他、適切と思われるフィードバックを促したり、メソッドの活用を検討しましょう。効果的だと思われるタイミングでセッションを中断し、グループ全体でディスカッションを行う事も良いでしょう。そうすることで、参加者は自分の喜びや悲しみ、恐れや不安が他の人にも共有されていると気がつく事ができます。
  2. Step 2

    プロジェクトの経過を表すタイムラインを書いた大きな紙を壁に貼ってください。
    上半分には笑顔、下半分には泣き顔のラベルを貼っておきます。これがプロジェクトの「感情グラフ」になります。
    チームメンバー全員に、プロジェクトでの体験を曲線で描いてもらいます。
  3. Step 3

    次に、プロジェクトの最高潮を表す言葉やイメージを書き入れましょう。
    なぜ最高潮に達したのか、何が起きたのか、何がきっかけだったのか、成功要因は何だったのか、そこから何を学んだのかを考えてください。10分程度を目安にしてください。
  4. Step 4

    同様に、最低点についてその時点を表す言葉やイメージを書き入れましょう。
    何が起こったのか、何が最低点に繋がったのか、自分自身について何を学んだのか、自分の反応や行動について考えてもらいます。10分程度を目安にしてください。
  5. Step 5

    次に、付箋または同じ紙に、プロジェクト期間中に最も成長した事を3つ挙げてもらいます。「人としてどのように成長したか?」という観点で、10分程度を目安に考える時間を与えてください。

    各メンバーに3~5分間、楽しかった事、つらかった事、成長した点などについて、自分の経験について話してもらいましょう。発表の間、他のメンバーがコーチング的な質問をする事もありますが、ディスカッションになってはいけません。
  6. Step 6

    最後に、自分が参加する次のプロジェクトへの期待と行動について、メンバーに考えてもらいます。何を達成したいのか?何を学びたいのか?成功させるためにはどのように行動すべきか?10分程度を目安に考える時間を与えてください。
  7. Step 7

    最後の体験共有として、お互いにフィードバックを行いましょう。なぜ効果的なフィードバック
    https://toolbox2.tds-g.biz/tool/principles-of-effective-feedback/)に取り組む事が重要なのかを説明し、議論します。

    チームメンバー全員がフィードバックを与え、受け取りましょう。ツールボックスにある方法の中から、このグループに適したものを選んでください。この段階で役に立つフィードバックは下記です。
    1. 私が感謝している事は…..
    2. もっと見たいと思うのは…..
    さらに深堀りしたい場合は、次のようなプロセスを試す事ができます。

    ープロジェクト全体に関する事

      (参加者自ら発言をする場合)
    1. 改善すべき点/次回は異なる方法でやるとしたら…
    2. 上手くいった事…
      (チームが特定の参加者に向けて、同じ項目についてフィードバックをする)
    1. あなたが改善できる事、違うやり方が良かったのではないかと思う事
    2. あなたがよくやったと思う事
    チームに感謝する
    フィードバックは、状況に対する自分の認識が、フィードバックをした人の認識と異なる事が多いため、説明や弁護をする必要性を引き起こす事があります。

    コミュニケーションをオープンにし、継続的なフィードバックを促すためには、与えられたフィードバックを傾聴する事が重要です。たとえ内容に不快に感じたとしても、フィードバックを歓迎している事を示しましょう。相手との繋がりを保ち、相手の言葉を理解しようと努めましょう。

    フィードバックを受け取ってから振り返る時間がある場合、意見の相違を解消するために対話を行う事ができます。

      他のフィードバックプロセスをご紹介します。
    1. Start, Stop, Continue(https://toolbox.hyperisland.com/feedback-start-stop-continue
    2. Feedback: Appreciation Mingle(https://toolbox.hyperisland.com/appreciation-mingle
  8. Step 8

    全員がフィードバックを終えたら、チェックアウト(https://toolbox.hyperisland.com/check-in-check-out)をしてセッションを終了します。チームメンバーに、このセッションでの発言や意見をもとに、新しいチームで活かしたい事をもう1度述べてもらいます。
  9. Step 9

    おつかれさまでした!
    共にプロジェクトを完了した事や学んだ事を祝うために、元気が出るような方法を考えてみましょう。
    ハイタッチや即興のダンスなど、簡単なもので構いません。バーチャルな環境であっても構いません。

    プロジェクトの完了を祝う時間を設ける事で、精神的にも肉体的にもそのプロジェクトを締めくくる事ができ、次のプロジェクトへのモチベーションにも繋がります。

*テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

現在の印象

オープネス(オープンである事、風通しの良い状態)は、建設的な人間関係や活気あるチームを築く上で最も重要な要素の1つです。オープネスは信頼を生み、信頼はさらなるオープネスを生みます。このエクササイズは、グループが信頼とオープネスを築く事をサポートし、個人が自分の感情を認識し、その感情が他者に与える影響を知るセルフアウェアネス(自己認識)とインサイトを得ることを目的としています。また、常にグループダイナミクスを意識して、慎重に行う必要があります。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    付箋、ペンまたはマーカー

進め方

  1. Step 1

    このエクササイズの意図は、人々が自発的にお互いにプラスの影響を与えられるような、質の高い繋がりを作り出す事にあります。

    少人数のチームもしくは4~6人程度のグループに分けます。

    お互いをよりよく知るための基準として、グループ分けはある程度の共同作業をした事があるメンバーにしましょう。
  2. Step 2

    下記の指示を出します。
    ・相手の名前を書いてください。
    ・次にその人について次の2つの文章を完成させてください。
    ・最後にあなたの名前を書いてください。
    例:
    「◯◯へ:これまで私が感じたあなたの最も強い印象は…
    私が気になっている・興味がある事は…  自分の名前」
    オンラインで実施する場合
    バーチャルの付箋を使い、使用しているツールを介して参加者同士のやり取りを決めましょう。

    提供のヒント:
    追加できる項目は、「これまでに私があなたに与えた印象は…」です。
    この項目は、参加者が自分の行動に対する認識をより深く考えるために役立ちます。
  3. Step 3

    各参加者は1枚の付箋を使って上記の文章を完成させます。 グループ全員が書き終わったら、1人ずつ口頭で伝え、その後、付箋を相手に手渡します。

    オンラインで実施する場合
    バーチャルの付箋を使い、使用しているツールを介してそれぞれとのやり取りを決めましょう。

*テキスト作成:Hyper Island 出典元不明 Marshall Rosenberg, Nonviolent Communication: A Language of Lifeより着想を得る(https://books.google.se/books/about/Nonviolent_Communication_A_Language_of_L.html?id=nY4tDDO93E8C&redir_esc=y&hl=ja)日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

アクションプラン

このワークショップは、参加者が自分の目標を定義し、達成することを目的としています。参加者が数年後の自分の姿を思い描き、そこに至るまでのステップを明確にすることで、自分がとるべき行動をより明確にイメージできるようになります。

  • 所要時間

    60〜240分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    付箋、フリップチャート、ペン

進め方

  1. Step 1

    2人1組になり、矢印が大きく描かれたフリップチャートを持ってもらいます。事前に用意しておくか、参加者自身に描いてもらいましょう。

    次に、このセッションの目的が参加者が未来のビジョンを描き、それに向かってどのように進むか、具体的な行動を設定することであると説明をします。

    ペア同士でお互いにインタビューします。最初の人AはBの人にインタビューし、すべてのステップを終えたら、交代します。
  2. Step 2

    参加者全員、目を閉じ1年後の自分の生活をイメージしてもらいます。(厳密に1年ということではなく、任意の期間で未来を想像してみてください。)

    自分の未来像をイメージするために、以下のような質問をしましょう。
    ・あなたは誰と一緒ですか? あなたの周りには誰がいますか?
    ・誇りに思っていることは何ですか?
    ・何に取り組んでいますか?
    ・あなたは1日をどう過ごしますか?
    ・自由な時間をどのように過ごしますか? 等

    これらの質問を、相手や状況に合わせて調整します。

    未来像を想像した後、全員にそのビジョンを矢印の1番に描いてもらいましょう。
    このように描くことで細部にこだわりすぎず、ビジョンを具体化していきます。

    ビジョンを描いた後、AさんはBさんへのインタビューを開始します。
  3. Step 3

    AさんがBさんにインタビューをします。

    インタビュアーは相手に、想像したビジョンを実現するために必要不可欠な要素を想像するように伝えます。
    答える側はビジョンから現在まで時間を遡る必要があります。例えば、「非常に良いメンタリングを受けた」「定期的筋トレを始めた」「会計士を雇った」「失敗する恐怖に直面した」など、ビジョン達成のためにプラスの効果をもたらしたものが考えられます。

    インタビュアーは重要な要素を付箋に書き出し、相手のフリップチャート上にある2番に貼ります。
  4. Step 4

    次に、インタビュアーは「自分が失敗しそうになった時に存在した、3つの障害を挙げてください」と相手に質問します。
    ここで挙げられる要因は、ビジョンを実現できずに諦めかけたものです。例えば、「寝坊して遅刻することが多々あった」「仕事を辞めて新しいことを始める勇気がなかった」「好きな人に気持ちを伝えなかった」などが考えられます。
    同様に、インタビュアーは重要な要素を付箋に書き、今度は3番に貼ります。
    インタビュアーは、3つの阻害要因について質問を続けますが、「毎朝友人に電話で起こしてもらった」「新しい技術を習得し、それが新しい夢の仕事に繋がった」など、相手がそれらを克服するために何をしたかに焦点を移しましょう。
    インタビュアーは上記のような解決策を付箋に書き、貼った阻害要因の付箋に貼り付けます。
  5. Step 5

    最後に、インタビュアーはビジョンに向けてすでに実行した事を聞きます。例えば、「このコースに登録しました」「この新しいスキルのトレーニングを開始しました」などが挙がってくるかもしれません。

    点線は現在を表します。インタビュアーは実行したことを付箋に書き、4番に貼りましょう。

    ここまで終了したら、次はBさんがAさんへ同様のことを質問します。
  6. Step 6

    参加者全員の矢印が、ビジョンを達成するためのアクションプランのタスクを表す付箋でいっぱいになりました。期間が3ヶ月であろうと3年であろうと、矢印はそこに到達するための現実的な道を表しています。

    この矢印を目につくところに貼り、そこから常にインスピレーションを得るように参加者へ促しましょう。

    セッションの最後にチェックアウトを行い、各参加者がビジョンに向けて取るべき次の行動を共有しましょう。

*テキスト作成:Hyper Island Inspired by:Visual Leaders, David Sibbet(https://books.google.se/books?id=QU0qBd69JiQC&pg=PT232&lpg=PT232&dq=David%20Sibbet%20%22action%20arrow%22&source=bl&ots=G97sfgQKIA&sig=7AxxFWczV6Oxb_JrBf_ufcNEgak&hl=en&sa=X&ei=kCUVVbXSLImiygP7o4LgBg&ved=0CCAQ6AEwAA#v=onepage&q=David%20Sibbet%20%22action%20arrow%22&f=false) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

高速リサーチ

このエクササイズは外部からの意見や、洞察を活用して探索・議論・創造を目的とするワークショップの質を一段と高めます。アイデアのブレインストーミングをしたり、新しい製品やサービスを開発したり、他の人を巻き込んで戦略や計画を作成する際に使用します。
参加者は同僚に電話をかけるなどしてタスクに関連する質問をし、「外部」の様々な視点から有意義な意見を得られます。
多くの場合、参加者は他者に意見を求めることがいかに簡単であるか、プロセスにとってどれほど価値があるかということに驚くでしょう。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    携帯電話

進め方

  1. Step 1

    参加者(分割した場合は各チーム)に、外部の人からインサイトを収集するタスクがあることを説明します。これらのインサイトは、現在のプロセスに貢献することも説明します。
    各人に、現在数分の会話ができそうな友人や同僚、連絡先を思い浮かべてもらいましょう。

    提供のヒント:
    これは、同僚からすぐにフィードバックを得たい人にも便利なツールです。フィードバックを得たい場合は「フォーカスクエスチョン」の代わりにフィードバックを促しましょう。
  2. Step 2

    参加者が通話する際の指針となる「フォーカスクエスチョン」を選びます。これは、あなたが選んでも、参加者が選んでも良く、セッションの目的に応じて変わります。

    フォーカスクエスチョンの例
    ・戦略を作る場合
    今、私たちの業界で最も大きな課題は何ですか?

    ・新しい製品/サービスを開発する場合
    毎日の通勤で何が気になりますか? 毎日どんなアプリを使用していますか?

    ・組織文化を評価する場合
    今日、私たちの会社でうまく機能していないものは何ですか?
    私たちの会社で働くことの一番良いところは何ですか?
  3. Step 3

    参加者に先程思いついた人へ電話をし、フォーカスクエスチョンをしてもらいます。
    10分程度時間をとりましょう。

    連絡をした相手にこのエクササイズについて簡単に説明すること、通話中にはメモを取るように促しましょう。 相手が繋がらない場合は、他の人に電話をかけてもらいましょう。
  4. Step 4

    全員が通話を終えたら、全体またはチームへ戻り、それぞれのインサイトを共有します。必要に応じて、共有されたインサイトを文書化すると良いでしょう。

*テキスト作成:Hyper Island 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

感謝を伝えるフィードバック

定期的なフィードバックは、建設的な関係を構築し、チームを繁栄させる上で最も重要な要素の1つです。このセッションは、お互いの感謝と関心を共有することに焦点を当てています。グループのメンバーがある程度打ち解けて、お互いを知り合っている段階での「軽い」フィードバックの練習に適しています。対面でもオンラインでも実施可能です。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    付箋、ペンまたはマーカー

進め方

  1. Step 1

    このフィードバックエクササイズは、グループが信頼と開放性を築き、個人が自己認識とインサイトを得ることを支援することが目的です。常にグループダイナミクスを意識して、慎重に実施する必要があります。

    少人数のチーム、もしくは約4〜6人のチームを組みます。フィードバックを提供するための前提として、チームはある程度の共同作業を行ったことがあるべきです。

    オンラインで実施する場合は、ブレイクアウトルームを用意します。

    提供のヒント:
    新設チームでは、このようなフィードバックのエクササイズや、「現在の印象(https://toolbox.hyperisland.com/feedback-current-strongest-impression)」を使っても良いでしょう。
  2. Step 2

    参加者に以下の指示を出しましょう。
    ・相手の名前を記録して、その人に関する以下の2つの文章を作成してください。
    ・文章の作成には「効果的なフィードバックの法則(https://toolbox.hyperisland.com/principles-of-effective-feedback)」を使い、あなたの名前を書きましょう。

    ◯◯さんへ
    ・私があなたに最も感謝していることは…
    ・あなたにもっと期待したいことは…

    ◯◯より
  3. Step 3

    少人数のチーム(もしくはブレイクアウトルーム)で、参加者それぞれが付箋やデジタル付箋を1枚ずつ使い、上記の文章を完成させます。

    チーム全員が書き終えたら、1人ずつ口頭でフィードバックを伝え、後から付箋を相手に渡したり、オンラインセッション中にデジタル付箋を相手に送ります。

*テキスト作成:Hyper Island 出典元不明 The principles of effective feedback are inspired by: Marshall Rosenberg, Nonviolent Communication: A Language of Life(https://books.google.se/books/about/Nonviolent_Communication_A_Language_of_L.html?id=nY4tDDO93E8C&redir_esc=y&hl=ja) 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

マシュマロ・チャレンジ

このゲームは、20本のスパゲッティ(茹でる前の乾燥している棒状のパスタ)、1mのテープ、1mの紐、マシュマロなどの素材を使って、建物をります。
最も高さのある建物を作ったチームが勝つ競争で、チームビルディングのためのアクティビティです。 グループ内のコミュニケーション、リーダーシップダイナミクス、コラボレーション、イノベーション、問題解決戦略を重視しています。
無駄を減らすために、リスク管理への無駄のないアプローチと継続的に実験することの価値が実感でき、アジャイルに不慣れなチームに最適です。

  • 所要時間

    30〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    計量テープ、各グループ:スパゲッティ20本、紐1m、テープ1m、紙袋または封筒1枚、マシュマロ1個

進め方

  1. Step 1

    チームごとにマシュマロ・チャレンジキットを準備します。キットの中身は、スパゲッティ20本、テープ1m、紐1m、マシュマロ1個です。
    これらの材料を紙袋や封筒に入れましょう。そうすることで配布が簡単になる上に、中身が見えないので驚きの要素が最大化されます。

    3~6人のチームに分かれ、テーブルを囲んで座ります。チーム全員が同じ空間で、近くで作業するのをお勧めします。
  2. Step 2

    チャレンジの目標とルールについて明確かつ簡潔に説明します。
    自立する高い建物を作る
    建物の高さは、机の表面もしくは床からマシュマロの上部までのいずれかで測定し、最も高い建物を作ったチームが優勝となります。
    椅子や天井、シャンデリアなど、高い構造物から建物を吊り下げることはできません。
    マシュマロを頂点に置く
    マシュマロは建物の上に置かなければなりません。マシュマロの一部を切ったり食べたりすると、チームは失格になります。
    キットは必要なだけ使用可能
    20本のスパゲッティは何本使用してもかまいませんが追加はできません。紐やテープも多く使用することは可能ですが、建物の一部として紙袋や封筒を使用することはできません。
    スパゲッティ、紐、テープは分解可能
    スパゲッティを折ったり、紐やテープを切って建物を作成します。
    制限時間は18分
    制限時間がきたら建物に触ることはできません。制限時間後に建物に触れたり支えたりしたチームは失格となります。
    全員ルールが理解できたかを確認する
    必要に応じてルールを繰り返し、開始する前に質問があるかどうかを尋ねます。
  3. Step 3

    チャレンジの開始時にタイマーを準備し音楽を流します。
    時間を知らせる
    12分、9分(半分経過)、7分、5分、3分、2分、1分、30秒、10秒など残り時間を伝えると効果的です。
    チームの進捗状況を伝える
    各チームの進捗状況を全体に知らせます。自立した建物を作るたびに声をかけるなど、友好的なライバル関係を築きます。参加者に周りを見回すよう伝え、チャレンジするように促しましょう。
    手で抑えることは失格だと伝える
    マシュマロを上に置くと建物が曲がるため、いくつかのチームは最後に建物を安定させるために支えようとします。 安定している建物が勝ちです。
  4. Step 4

    制限時間がきたら全員が建物を見られるように座ってもらいましょう。
    高さを測る
    低いものから高いものまで、高さを測定して発表し、 優勝チームを決めます。
  5. Step 5

    各チームごとに、自分たちがどのように行ったかプロセスを振り返ってもらいます。
    以下の質問を紹介し、リフレクションに役立ててください。
      質問例:
    1. 私たちはグループとしてどのように行動しましたか?
    2. 自分はどんな役割を果たしましたか?どのように貢献しましたか?何かするのをためらったことはありますか?それはなぜですか?
    3. グループの中で誰がリーダーシップをとりましたか?様々な状況で、どのようにリーダーシップが発揮されましたか?
    4. 自分自身と自分の行動について何を学びましたか?他の人の行動についてはどうでしたか?グループの行動については?
    5. この経験から、他の状況で応用できるようなインサイトを得ることができましたか?
    このチャレンジのインサイトを紹介して締めくくる
    マシュマロ・チャレンジTEDトーク(https://www.ted.com/talks/tom_wujec_build_a_tower_build_a_team/up-next?language=en)を流すか、内容を参照し、マシュマロチャレンジにおける重要なインサイトをいくつか紹介してください。

    子供はビジネスマンよりも優れている
    イノベーションに関するほぼ全ての指標において、幼稚園児は高く、面白い建物を作ります。

    プロトタイピングは重要
    ビジネススクールの学生よりも子供の方が優れている理由は、子供の方が遊びやプロトタイピングに時間をかけているからです。彼らは自然にマシュマロから始め、スパゲティを加えていきます。一方でビジネススクールの学生は、マシュマロを最後に残したまま、膨大な時間をかけて計画を練り実行しますが、マシュマロを乗せた後にデザインを修正する時間はほとんどありません。

    マシュマロはプロジェクトの隠れた前提条件を表すメタファー
    マシュマロは軽くてふわふわしていて、スパゲッティで簡単に支えられるという前提があります。しかし実際に建物を作ってみると、マシュマロはそれほど軽くありません。マシュマロ・チャレンジの教訓は、プロジェクトの前提条件(真のニーズ、製品のコスト、サービスの提供期間)を明確にし、早い段階で頻繁にテストを行う必要があるということです。それが、効果的なイノベーションにつながるメカニズムなのです。

    リスク管理への無駄のないアプローチと継続的に実験することの価値、つまり無駄の削減を体験してください。アジャイルに不慣れなチームにお薦めです。
    1. 創造性とチームコラボレーションを促進します
    2. デザイン&エンジニアチームにとって、価値のあるアクティビティです
    3. 楽しいチームビルディング演習です

*本アクティビティはTom Wujecによって開発されました。
TEDトークやその他の素材については、Marshmallow Challenge Website(マシュマロ・チャレンジ・ウェブサイト) (https://www.marshmallowchallenge.com/instructions/)をご覧ください。
日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

アイデアの林檎

このセッションの目的は、創造力やアイデア創出に役立つ3つの重要な原則である「量は質を担保する」「他の人のアイデアを参考にする」「私たちが思いつくアイデアはたいていどれも同じである」ことを体感するためのものです。
やり方はいたってシンプルです。立ったまま小さいグループを作り、リンゴを描きます。セッションの最後にグループ全体で振り返りを行い、学びや反省点を導き出します。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    カラーペンまたはマーカー、紙、フリップチャートまたは壁

進め方

  1. Step 1

    参加者を4〜6人のグループに分けます。
    グループごとに、フリップチャートに約30個の正方形のマス目を書きます。(セッションの前にこの作業をしておくと良いでしょう)
  2. Step 2

    最初に、このセッションが創造力やアイデア創出の原則を理解するための簡単なエクササイズであること、発散的な思考(https://en.wikipedia.org/wiki/Divergent_thinking)が身につき、楽しいものであることを説明しましょう。
    10〜15分間、グループごとにできるだけ多くの種類のリンゴを描きます。
  3. Step 3

    全員ペンやマーカーを持ちましょう。グループごとに違う色を使いましょう。10~15分でマス目を埋めていきます。左上のマスから順番にりんごを描いていきます。
    同じリンゴを描いてはいけません。また、喋ってもいけません。リラックスできるBGMがあると良いでしょう。
  4. Step 4

    時間切れ、もしくはすべてのマス目が埋まったら終わりです
  5. Step 5

    グループごとにこの体験について2〜3分程度話し合ってもらい、ここから得られた学びやインサイトを引き出します。
    その際、次のようなリフレクション(https://toolbox.hyperisland.com/reflection-team)をすると良いでしょう。
    ・このエクササイズをやってみてどうでしたか?
    ・このエクササイズから創造性について何を学びましたか?
    ・今後に活かせる原則などは見つかりましたか?
  6. Step 6

    最後にりんごが描かれた紙を1ヶ所に集め、参加者全員に集まってもらいます。
    Step 5と同じ質問を全体に投げかけ、答えを話し合いましょう。
    その際、「量は質を担保する」「他の人のアイデアを参考にする」「私たちが思いつくアイデアはたいてい同じである」など、グループ間の共通点に必ず触れてください。

    提供のヒント:
    必要であれば核となる学びを大きな紙に書き、壁の目立つところに貼っておくと良いでしょう。このセッションは、発散的思考の価値を体感するために有効です。
    より実践的な応用としてリンゴ以外のものを使ってみましょう。例えば、30個のロゴを描く、30個のキャッチフレーズを書く、30台の新車を描く、などです

*テキスト作成:Hyper Island Henrik Johansson, Thomas Reibke and Sarah Juhl Gregersen at www.changedesign.dk(http://www.changedesign.dk/)
A Study of the Design Process, UK Design Council, 2005(https://www.designcouncil.org.uk/sites/default/files/asset/document/ElevenLessons_Design_Council%20(2).pdf) Changing Education Paradigms, RSA Animate/ Ken Robinson, 2010(https://www.youtube.com/watch?v=zDZFcDGpL4U) Divergent Thinking, Wikipedia, N.D.(https://en.wikipedia.org/wiki/Divergent_thinking) を参照 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

3つのアクションステップ

グループや個人が望ましい変化に向けて行動を起こすための戦略立案セッションです。ワークショップやプログラムの最後に行われることが多いです。
グループで話し合い、ビジョンに同意した後、そのビジョンに向けてのアクションステップを作成します。また、グループに影響を与える有益/有害な要因を議論することで、課題の範囲を定義します
ぜひ下記の方法で1年を振り返りましょう。1年の終わりに、翌年はどんな年になるだろうか?と思いを巡らすことは、みなさんも経験があると思います。前もって計画し目標を持つことは素晴らしいことですが、何がうまくいっていないか、何がうまくいっているか、そして何を改善することができるかなど、振り返ることから様々な学びを得ることができます。

  • 所要時間

    120〜240分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    カラーペンまたはマーカー、A3の紙

進め方

  1. Step 1

    まず始めに、グループや個人が近い将来のビジョンを設定し、それに到達するためのアクションステップを議論して定義するという、このセッションの目的を説明します。

    ノートまたは紙とペンを持って楽に座り、次のようなことをグループに言いましょう。

    目を閉じて、今から6ヶ月後を想像してみてください。あなたが目標としていたことをすべて達成したと想像してください。半年間に作ったもの、やったことを考えてみてください。仕事はどうですか?人間関係はどうですか?何があなたを幸せにしてくれていますか?

    参加者にペンと紙を渡します。紙の右側に未来のビジョンを描きます。
    このビジョンを構成するテーマを4〜5つに絞り、文字は少なめにしてください。絵や写真は好きなだけ使って構いません。

    グループで実施する場合は、ビジョンについて話し合い、グループのビジョンを定めます。
  2. Step 2

    紙の上部に、ビジョンを実現するために役立つ要素を5つ以上書いてもらいます。
    例えば、人、機会、技術、状況などです。

    グループで実施している場合は、次の段階に進む前にこれらの要素について話し合い、同意を得てください。
  3. Step 3

    紙の下部には、ビジョンの実現をサポートする要素を5つ以上書いてもらいます。
    この場合も同様に、人、機会、技術、状況などが考えられます。

    グループで実施している場合は、ここでも次の段階に進む前に、これらの要素について話し合い、同意を得る必要があります。
  4. Step 4

    ここからはアクションステップを定義していきます。
    紙の左側から右側へ向かって3つの箱を描いてもらいます。これがビジョンに到達するために必要な3つの大きなステップになります。

    個人の場合は、ペアになりステップについて話し合います。
    グループの場合は、これまでと同じようにステップについて話し合ってもらいます。

    それぞれの箱には、簡潔かつ自分や他者に明確に提示できる粒度でステップを書きます。
  5. Step 5

    セッションの最後に、全員にビジョンと1つのアクションステップ(もしくは3つ全て)を述べてもらうため、以下の質問をします。
    仕事に戻ったら、まず何を行いますか?

*出典元不明 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

似顔絵ギャラリー

似顔絵ギャラリーは、お互いの似顔絵を描くことで参加者同士の交流を深める、エネルギッシュで楽しいアイスブレイクです。自分の似顔絵を他のメンバーに描いてもらうことで、グループの繋がりを構築することができます。また、似顔絵を壁に掲示することで、空間における賑やかしの効果を与えます。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    A4の紙または厚紙、太めの色付きサインペン(1人1本)

進め方

  1. Step 1

    グループAのメンバーはグループBの人と対になります。

  2. Step 2

    グループAのメンバーは似顔絵のモデル、グループBはアーティストです。
    グループBのメンバーは全員、紙とサインペンを用意し、最初に紙の1番上にモデルの名前を書きましょう。

    サインペンは様々な色を用意し、できるだけ太いものを使いましょう。
  3. Step 3

    グループBのアーティストは、グループAのモデルを10~15秒の間で描きます。
    その後、リーダーが「次へ!」と声をかけ、アーティストは紙を右の人に渡して、左に移動します。その際、マーカーは持ったまま移動しましょう。
    アーティストは次の新しいモデルの前に立ち、渡された紙に似顔絵を描き足します。

  4. Step 4

    Step3をグループBのアーティストが1周するまで繰り返します。
    この時点で、似顔絵はかなり発展しているはずです。(美しくはないかもしれませんが…)
    アーティストが最初のモデルのところに戻ってきたら終了です。モデルに似顔絵を渡しましょう。

  5. Step 5

    AとBのグループを入れ替え、同じことを繰り返します。

    提供のヒント:
    グループの人数が奇数の場合はファシリテーターが入りましょう。

*出典元不明 日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

未来予想図

このセッションの目的は過去・現在・未来の業界動向について、見解を持ち共有することです。参加者は昨年、今年、3年後の主要なトレンドをマッピング(対応付け、関連性を見ること)します。そしてそのマップからパターンを特定し、関連性や異なる傾向について議論します。

このセッションは、社会やテクノロジー、政治などの複雑なテーマを議論をする際に役立ちます。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    カラーペンまたはマーカー、付箋、フリップチャートまたはマスキングテープ

進め方

  1. Step 1

    セッションを始める前に、フリップチャートを貼るスペースを確保してください。壁にマスキングテープを貼って5つのセクションに分けるか、フリップチャートを5枚貼ります。各セクションの上部に太いマーカーで昨年、今年、3年後までの西暦を書きます。
    例 2019年、2020年、2021年、2022年、2023年

    これで事前準備は完了です。

    提供のヒント:
    このセッションはスピード感があり大声で行われます。大人数のグループでは、小声の方や内向的な参加者が発言できない可能性があります。ファシリテーターは発言を促し、しっかり全員が参加できるようにしましょう。

  2. Step 2

    参加者全員にペンとポストイットを配ります。
    壁が見えるように集まってもらい、このセッションの目的を説明をした後、下記のように指示を出してください。

    ここでは過去と現在から未来のビジョンをグループで共同制作していきます。
    各自、重要な影響力を持つ「要素」(トレンド、テクノロジー、政治的な動き、行動の変化など)を付箋に書いてください(付箋1枚につき1要素)。
    書き終えたらグループに聞こえるように付箋を読み上げながら壁に貼ります。
    忖度せずに付箋が配布されたらすぐ書き、どんどん貼り付けてください。
    制限時間内に壁を付箋で埋め尽くすことが目標です。
    目的は様々な「要素」を壁に貼り出すことなので、あまり深く考えすぎず行ってください。

    提供のヒント:
    テクノロジーのトレンドだけを見る、ファッション業界のトレンドだけを見るなど、特定のテーマや業界に絞ることも可能です。
  3. Step 3

    去年のセクションから始めていきましょう。各セクションを3分間で付箋で埋め、今年、来年と全ての年に、同じように実施していきます。制限時間は合計で15分間です。

    ペースを維持しながら全員が参加できるようにサポートをしてください。スピードが落ちていると感じたら関連する質問をしたり、刺激を与えるような問いかけをしましょう。
    グループの思考を刺激するために、ファシリテーター自身の疑問を投げかけてもいいでしょう。
  4. Step 4

    15分経ったら全員壁の前に集まってもらい、付箋を見て各年のパターンや共通のテーマを探してもらいます。時間に余裕があればグループに分け、10分程度で各年の傾向を整理し、主要なパターンのまとめを作成してもらいます。
  5. Step 5

      グループで振り返りと議論を行います。
    1. この時系列を見て、どんなパターンがありますか?
    2. 過去、現在、未来についてどう感じますか?
    3. 私たちチーム、会社、業界にとって何を意味しますか?そして自分自身の役割は何でしょうか?
  6. Step 6

    セッションのまとめとして、議論の中で出てきた重要なテーマをいくつか共有します。
    自分の考えをどのように捉え、将来にどう役立てたいかをグループに尋ねます。

    最後に、セッションで得た気づきや行動を1人ずつ発表してもらいましょう。

*Mikael Ahlströmによって作成されました 日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

アイデア&コンセプト開発

アイデア&コンセプト開発は、創造的なアイデアを生み出すために、グループで協力的に作業するためのメソッドです。汎用的なアプローチであり、さまざまな状況に合わせて適応・カスタマイズすることができます。アイデアを生み出すための基本原則や、グループが作業するためのステップ、アイデアの選択と開発のステップも含まれています。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    なし

進め方

  1. Step 1

    参加者を4~6人のチームに分け、アイディエーションの目的を共有します。
    目的は状況によって作られます。単にアイデア出しの方法を試したり練習する場合もあれば、成果を重視した具体的な新しいアイデアを出すことが目的の場合もあります。
    いずれにせよ、導入部では目的や内容を説明するようにしましょう。

    ダブルダイヤモンドモデル(The Double Diamond Model)
    (https://www.frontiersin.org/files/Articles/55544/fnhum-07-00656-r2/image_m/fnhum-07-00656-g001.jpg)

    提供のヒント:
    下記は1回分の集中セッションとして設計していますが、ステップを拡張し、数日に渡り実施することもできます。アイデア出しやコンセプト開発を短時間で体験することが目的であれば、1回のセッションとして実施してください。実案件として新しいコンセプトを開発することが目的であれば、各ステップにもっと時間をかけて取り組んでください。
  2. Step 2

    アイディエーションの原則を紹介する
    チームに対し、効果的なアイデア出しのための原則を簡単に紹介します。これらは、アイデア出しの初期段階における創造性、発散的思考(https://en.wikipedia.org/wiki/Divergent_thinking)、アイデアの量を確保するためのシンプルなガイドラインです。

    「はい、そして… (yes! and…)」
    他の人のアイデアを「イエス!」と肯定して、そのアイデアを土台にし、自分のアイデアを加えましょう。相手に積極的に耳を傾けることで、アイデアを構築したり発展させることができます。

    量こそ正義
    第1段階ではアイデアの量をたくさん出す事が重要です。 「優れた 」アイデアを出そうとするのではなく、できるだけ多くのアイデアを書き出すことに集中してください。すべてを出し切りましょう。

    判断は後で
    出てくるアイデアを評価したり、批判したくなる気持ちを抑えましょう。まずは「何でもあり」で実施し、判断は後回しにします。

    チームが全て
    チームメンバー全員が参加することで、全員の頭脳を最大限に活用します。全員がアイデアを出せる場所を作りましょう。
  3. Step 3

    鍵となる質問
    次に、アイデアを出すための質問を共有します。チームが自分たちで質問を構築する場合もあれば、すでに取り組む質問が決まっている場合もあるかもしれません。
    「鍵となる質問」は、切実な問題やニーズに対する解決策を模索するような、オープンで明確、かつ魅力的でなければなりません。

    How might we構文(https://toolbox2.tds-g.biz/tool/how-might-we-questions/
  4. Step 4

    アイディエーションツール
    質問や疑問を明確にした上で、それらに基づいてアイデアを出し始めましょう。このステップを支援するために、アイディエーションツールをいくつか紹介します。

    連想:ランダムな単語やイメージを使って、連想しながらアイデアを出します。ランダムな単語やイメージを軸にして2分間アイデアを出します。その後、新しい単語やイメージを軸にもう1度繰り返します。

    ネガティブ・ブレインストーミング:「鍵となる質問」を否定的・ネガティブな形に変えて、それを軸にアイデアを出します。例えば、「Hyper Islandはどのようにして世界最悪のTOOL BOXを作ることができるか?」に基づいて最悪なアイデアを出した後、出てきたアイデアを反転させるとどうなるかを探ります。

    Googleならどうするか?:Google、Nike、Kickstarterのプロジェクト、国連、地方自治体、Ikeaなどになったつもりで焦点を当てる質問・疑問を探ってみましょう。

    ユーザー目線:特定のユーザーの視点から焦点を当てるべき質問を探ります。15歳の少年にとってはどうでしょうか?おばあさんにとっては? 等

    マッシュアップ:「マッシュアップアプローチ」を使って、焦点を当てるべき質問に関連するテクノロジーや物事など、さまざまな要素を組み合わせてブレインストーミングします。
  5. Step 5

    アイデアを出そう!
    チームに一定の時間を与え、紹介したツールの1つもしくは複数を使ってアイデアを出してもらいます。ある程度の構築ができるような十分な時間が必要ですが、プレッシャーを感じるくらいの短い時間で実施しても構いません。
  6. Step 6

    グループ化&絞り込み
    アイディエーション後、共通のテーマや類似したアイデアをグループ化し、整理します。
    重複したものを取り除き、それぞれのアイデアグループにタイトルをつけます。
  7. Step 7

    選択
    アイデアを整理したら、進化させるべきアイデアを1つ、もしくはいくつかを選びましょう。
    選定基準はこちらが設定しても、チーム独自の基準を作成しても構いません。
    例:アイデアは、関連性・実現可能性・ニュース性の3つの基準に基づいて選択されるべきである。

    基準が設定されている場合、「ドットモクラシー(ドット投票)」を使ったシンプルで迅速な選考方法を使用することもできます。各参加者にアイデアに割り当てるための一定数のドット(丸形シール)を配布します。民主的に投票を行い、シールの数が多いアイデアがグループ内で最も多く賛同を得ているアイデアとみなします。

  8. Step 8

    発展させよう!
    最終ステップは、上記のステップで決定した有望なアイデアをさらに発展させることです。アイデアをさらに進化させ、コンセプトや機能性、実現可能性、ビジネスモデルなどの詳細を検討します。この作業は同じセッション内で実施しても、日を改めて長時間じっくりと実施しても構いません。

*参考:このプロセスは、UKデザイン評議会が開発したデザインプロセスモデル「ダブルダイヤモンド」にヒントを得ています。 日本語訳:Hyper Island Japan Team

ACTION

IDOARRT式会議デザイン

IDOARRT式会議デザインは、会議やワークショップの最初に明確な目的・構造・目標を設定し、参加者と共有するフレームワークです。
全参加者が会議やワークショップの全側面を理解することを目的としており、参加者の心理的安全性を確保するために役立ちます。
IDOARRTは、Intention(意図)、Desired Outcome(望まれる結果)、Agenda(アジェンダ・議題)、Roles(役割)、 Rules(ルール)、Time(時間)の略です。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    フリップチャートまたはオンライン資料(記述できる場所やスライド)

進め方

  1. Step 1

    会議やワークショップを実施する前に、IDOARRTを記載したフリップチャートまたはオンライン資料を作成してください。
    意図(Intention)
    この会議の意図や目的は何ですか?なぜそれを設定するのですか?
    望まれる結果(Desired Outcome)
    会議終了時に達成すべき具体的な成果は何ですか?
    議題(Agenda)
    望まれる結果に向かって進むために、どのような活動をどのような順序で進めるべきですか?
    役割(Roles)
    会議を円滑に進めるために、どのような役割・責任が必要ですか?誰がファシリテーションを行い、誰が参加者でしょうか?誰がドキュメント化を行い、誰がタイムキーパーをしますか?参加者に何を期待しますか?
    ルール(Rules)
    会議中にどのようなガイドラインを設けますか?これは、参加者の背景・規範に基づいて設定される場合があります。PCまたは携帯の使用ルール、実施場所の使用ルールなどが含まれるかもしれません。 Step 2を行うタイミングで、参加者に追加できるルールがないか考えてもらい、主体性(自分ごとである)を認識させてください。
    時間(Time)
    会議時間は休憩を含めてどれぐらいでしょうか?会議の終了予定は?
  2. Step 2

    会議を始めるタイミングで、参加者へ準備しておいたIDOARRTを説明します。
    参加者からの質問を受けたり、変更すべき点がないか確認します。グループがすべての項目に合意したら、会議を開始します。
  3. 提供のヒント:
    オンラインセッション場合は、ご自身でテンプレートを作成するか、Hyper Island/Miroテンプレート使用をお勧めします。
    1. Miroを使ったオンラインテンプレート(https://miro.com/miroverse/idoarrt-lead-effective-meetings/)
    2. 動画による解説 (https://youtu.be/Utjiw6CZcEY)。

*日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

トーストの作り方

「トーストの作り方」は、ビジュアルシンキング、与件定義、行動のイメージ、システムシンキングなどのコンセプトを共有理解するための演習です。ワークショップの最初に実施することで、参加者同士の考え方を視覚的に捉えることができます。この方法を応用してビジョンを明確にしたり、キャッシュフローの改善を考えたり、大胆なチャレンジを把握するなど、楽しみながら進めることができます。

  • 所要時間

    30〜60分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    紙、付箋 またはインデックスカード、ペン、マスキングテープ

進め方

  1. Step 1

    準備
    ペン、付箋またはインデックスカード、マスキングテープを用意します。

    テーブル、椅子、紙を貼ることができるスペースを用意します。参加者全員の描いたものを見ることができるように、十分なスペースを確保することが大切です。
    toast
  2. Step 2

    開始
    はじめに、ファシリテーターはこのワークショップの目的を参加者へ伝えます。「システムモデルを構築することに焦点を当てている」等。テーマは、ビジョンの明確化、キャッシュフローの改善、次の大胆なチャレンジの把握などです。
    まずは簡単なデザイン演習(トーストの作り方)を行います。

  3. Step 3

    実施
    演習は気負わず、カジュアルな雰囲気で行いましょう。全員にペンと紙を配り、トーストの作り方をステップごとに絵で示してもらいます。
    設定時間は2〜3分です。
    トースト作りに合うBGMを流してみるのも良いかも…

  4. Step 4

    振り返り
    各自が描いた絵をみんなに見えるように貼り出します。(楽しみながら行いましょう!)
    プロセスが単純または複雑であったり、人が描かれているものといないものがあったり、絵の違いについて話し合いましょう。

  5. Step 5

    ビデオ
    TEDのDrawToastビデオ( https://www.ted.com/talks/tom_wujec_got_a_wicked_problem_first_tell_me_how_you_make_toast)を再生し、システムシンキングについて観てください。
    ビデオを観終わったら、参加者に描いたノードの数と種類を聞いてみましょう。

  6. Step 6

    課題を描く
    グループで取り組んでいることをどのように改善するか等、課題を絵で描いてもらいます。
    自由に表現して構いません。インスピレーションを得るために「質問を描く(Draw Questions)( http://www.drawtoast.com/wps%E2%84%A2-questions.html#.YFq1ZEj7TOR)」を参照しても良いでしょう。

    例:
    戦術を改善する
    ・本質的な提供物は?
    ・どのようにして顧客を喜ばせるか?
    ・どのようにして特徴付けるのか?
    ・どこに投資するのか?
    ・存在意義は?
    ・成果測定は?

    戦略を改善する
    ・現在のビジネスプロセスのどこで価値を生み出しているのか?なぜ?その理由は?・どのようにして、すばやく変化に対応するのか?・チームの働き方をどうやって改善するか?

    この作業は個人で静かに行うよう促してください。

  7. Step 7

    共有
    参加者それぞれに描いたものを共有してもらいます。
    それぞれのどこが似ていてどこが違うのかを話し合います。
    どのようなリンクやノードが共通しているかも確認しましょう。

  8. Step 8

    統合
    時間があれば、個人で描いた絵をグループで統合し、ひとつの絵にまとめてみましょう。
    4~6人のグループで実施すると良いでしょう。

  9. Step 9

    振り返り
    作成したものを振り返る時間をとりましょう。

    実施のヒント:
    何がわかりましたか?どう感じましたか?気付いたことは何ですか?何をやめる必要がありますか?何を始める必要がありますか?いつまでに? 等


    次のステップや実施するべきことを明確にするために、
    「Who | What | When(https://toolbox2.tds-g.biz/tool/who-what-when-matrix/)」の使用を検討しましょう。

    *「Draw Toast」は、Dave Gray氏が作成したものです:https://gamestorming.com/draw-toast/

    このセッションは、Tom WujecのTEDトークを参考にしています。Tomはこのセッションをグループでの問題解決に拡張するためのアイデアをDrawToast.comに掲載しています。

  10. *日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

腐った魚

プロジェクトの初期に実施する短い演習です。プロジェクトのテーマに関連する不安、懸念、不確実性をチームに共有することに焦点を当てています。グループ内でオープンネス(お互いへの寛容さ、あらゆることを話しても良いと感じる良い「場」の空気感)を達成することが目的です。『腐った魚』は「頭の中にあるが、話したくないこと。しかし、長く隠すほど臭くなる(腐っていく)」ことの隠喩です。腐った魚(恐怖や不安)を明らかにすることで、参加者はお互いに関係を深め、より快適に共有できるようになり、学習と発展領域を明確にします。

全体のテーマに関連した懸念事項をメンバーで共有することに焦点を当てた、ワークショップやプロジェクトの初期に行われる短い演習です。その目的は、メンバー間にオープンネス(お互いへの寛容さ、あらゆることを話しても良いと感じる良い「場」の空気感)を作り、「空気を整える」ことにあります。『腐った魚』は「頭の中にあるが、話したくないこと。しかし、長く隠すほど臭くなる(腐っていく)」ことの隠喩です。

腐った魚(恐怖や不安)を明らかにすることで、参加者はお互いに関係を深め、より快適に共有できるようになり、学習と発展領域を明確にします。
このツールは、対面式でもオンラインでも実施可能です(テンプレートが用意されています)。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    魚のイラストが印刷されたA4の紙

進め方

  1. Step 1

    目的
    演習の目的は、より良いコミュニケーションのために、恐怖・懸念に立ち向かい克服するため、まずは個人的な心配事、懸念を共有することであると説明してください。

    各参加者に1枚ずつテンプレートを配布します。
    https://knowledge.hyperisland.com/hubfs/Toolbox%20Images/Stinky%20Fish_Hyper%20Island%20Template.pdf

    次に、腐った魚の隠喩の意味を説明します。
    「腐った魚は、常に頭の中にあるが話したくないものです。しかし、長く隠すほど腐っていき、臭さが増します。それは恐怖や不安の隠喩・例えです。認識して対処しなければ悪化するだけです。」

    オンラインで実施の場合は、テンプレートをメールで送信するか、Miro(https://miro.com/miroverse/stinky-fish/)経由でオンラインテンプレートを使用することができます。
    使い方はビデオ(https://www.facebook.com/watch/?v=989793091462298)で説明されています。
  2. Step 2

    参加者に自分の「腐った魚」を5分間で描いてもらうよう指示します。魚のイラストの中に、いくつかの単語やフレーズを書きます。
    例えば、DX(デジタルトランスフォーメーション)テーマの場合、「腐った魚」はデジタルに関連する恐怖や不安に関するものが挙げられるでしょう。テーマが組織改革の場合、「腐った魚」は組織が変わることに関する恐怖と不安が挙がるかもしれません。
  3. Step 3

    全参加者が「腐った魚」を書き終えたら、輪になって座り、それぞれの「腐った魚」を順番に共有するように促してください。参加者はそれぞれ30〜60秒ずつ共有します。全員が共有し終わるまで続けてください。

    提供のヒント:
    書き終えた「腐った魚」たちをプロジェクトルームの壁に貼ったままにしても良いでしょう。プロジェクトの後半に、最初に挙がった恐怖や不安を振り返ることは参加者に良い影響を与えます。

  4. Step 4

    終わりに
    参加者に感謝を伝えましょう。変化の激しい時代において、将来に不安と心配を感じることは正常であると参加者に伝え、演習を締めくくります。
    そして「テーブルに魚を置く(懸念を共有する)」ことは、心配や恐れに立ち向かい対処するための重要な第一歩であることを説明します。必要に応じて参加者の「臭い魚」をさらに深堀りしても良いでしょう。

*Hyper Island オリジナル – Åsa Norellによるオリジナルツールを改良 日本語訳:Hyper Island Japan Team
・印刷可能な腐った魚のテンプレート
(https://knowledge.hyperisland.com/hubfs/Toolbox%20Images/Stinky%20Fish_Hyper%20Island%20Template.pdf)
・オンラインツール – インタラクティブmiroボード(https://miro.com/miroverse/stinky-fish/)
・オンライン・ツールの使い方ビデオ(https://www.facebook.com/watch/?v=989793091462298)

TEAM

リモートワークを促進するヒント

リモートワークを計画する際、個人への技術的サポートをどうするか?に主眼が置かれがちです。
しかし、リモートワークを行う上で同じぐらい重要なことは、対面で行われていたコミュニケーションをデジタルに置き換えて再設計することです。これまで、リモート・エクスペリエンスをデザインし、1万人以上のリモートリーダーをトレーニングしてきたHyper Islandの経験に基づき、オンラインコラボレーションやファシリテーションを成功させるためのヒントやツールをまとめた「Remote Toolbox」を作成しました。今後もこのツールボックスにツールを追加していきますので、定期的にアクセスしてください。

  • 所要時間

    5〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    なし

進め方

  1. Step 1

    リモートワークのためのHIツールボックス(リンク集)
    https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox)
    *内容は隔週で更新されます。

    現在Hyper Islandで主に使用されているオンラインツール一覧
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/tips-online-facilitation)

    生産性の高いリモートワーク環境を構築するための心構え
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/tips-working-remotely)
    リモートワークは今日のビジネスにおいて、単なるソリューションではなく、独立したモデルとして評価されています。もしリモートワークがあなたの組織のニーズに合っているのであれば、ここに含まれる心構えは、リモートワークを成功させるために役立つでしょう。

    リモートチームを牽引するためのヒント
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/tips-leading-remote-teams) リモートチームのリーダーシップには、従来のリーダーシップとは異なるアプローチと要件が求められます。リモートチームとの関係構築やコミュニケーションを維持するための適切な方法を取り入れることが重要です。

    全社員参加型・タウンホール型ミーティングを設計する考え方
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/remote-team-structures-town-hall)
    このミーティングを実施する目的は、社内でどんなビジネスが進行しているのかを理解したり、事業部の間で状況を共有する機会を提供することです。グローバルなコミュニケーションをとるために最適な方法です。

    オンラインで会議を進行する
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/tips-online-facilitation)
    オンラインでの教育を推進してきたHyper Islandでは、オンライン環境で知識を共有する利点と限界をよく理解しています。この知見に基づき、オンライン・ファシリテーションを成功させるための3つのヒントと、いくつかの便利なツールをご紹介します。

    リモートワークとオンラインコラボレーションに関するその他の記事
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/more-reading-remote-work)
    ここでは、興味深い記事、ガイド、研究、その他ツールのヒントを共有します。

  2. Step 2

    リモートワークのためのメソッドやツール

    リモート・エナジャイザー
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/remote-energizers)
    エナジャイザーは、スランプに陥ったときや、複雑な案件に取り組んでいるときに、メンバーの集中力を維持するために効果的な方法です。これらをリモート環境に適用することで、オンラインミーティングでも同様の効果を得られます。

    チームリモートワークの宣誓
    (https://toolbox.hyperisland.com/team-remote-working-charter)
    このツールは、チームがリモートワークの宣誓を書くプロセスをガイドするものです。チームメンバーは、自身のリモートワークの経験を振り返り、その洞察力を活かして、グループや組織で共有する宣言・宣誓を作成します。

    リモートミーティングの「始まりと終わりの質問」
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/remote-team-meeting-checkin)
    「始まりと終わりの質問」は、参加者がそこにいることを確かめるために行います。チェックイン(始まり)では、存在感、集中力、グループへのコミットメントを共有し、チェックアウト(終わり)では、振り返りとクロージングを共有します。この方法は、リモートチーム間でのつながりを保ち、共感を築くために最適な方法です。

    リモートで行う毎日のチェックイン
    (https://www.hyperisland.com/business-solutions/remote-working-toolbox/remote-team-daily-checkin)
    チームやグループにチェックインすると、存在感、集中力、そしてグループへのコミットメントが強調されます。これは、大規模なチームやコミュニティが定期的に連絡を取っていない場合でも、遠隔地のチームでお互いにつながりを持ち、共感と信頼を築くのに最適な方法です。

*日本語訳:Hyper Island Japan Team

SELF-LEADERSHIP

アクティブリスニング

この演習は、ピア・コーチングの原則を使用して参加者が質問を振り返り、問題解決に辿り着くことを目的としています。 ここでは、アクティブリスニングの入門編として紹介していますが、既にアクティブリスニングを理解している方にもお使いいただけます。 参加者は3人1組になり、「話し手(サブジェクト)」「聞き手(アクティブリスナー)」「観察者(オブザーバー)」の役割を交代で実施します。

  • 所要時間

    60〜120分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    ミドルゾーン

  • 用意するもの

    フリップチャート、ペン

進め方

  1. Step 1

    アクティブリスニングとは何かを以下のように説明します。
    ・議論する時、私たちは他の人の意見や複数の問題に同時に目がいってしまい、注意点や焦点がぶれてしまう傾向があります。
    ・話を聞く時に全力で聞くのではなく、「次に何を言うか」を考えてしまう傾向があります。
    ・アクティブリスニングは、疑問や問題を深堀りするための効果的な方法の1つです。
    ・この演習ではアクティブリスニングを実施していきます。

    また必要に応じて、「良いアクティブリスニングとは?」を参加者に議論・発言してもらい、リスト化するのも良いでしょう。自発的に答えてもらうように促しながら、フリップチャートに書き込んでいきましょう。
  2. Step 2

    フリップチャートを作成して、演習中のそれぞれの役割を説明してください。

    話し手(サブジェクト):話し手の役割は、自分の視点で質問や問題を深堀りすることです。
    自分自身に焦点を合わせ、自分の内省(リフレクション)したことが聞き手に導かれながら自然と語れるように心がけましょう。

    聞き手(アクティブリスナー):聞き手の役割は、集中して話を聞くことです。全身で聞き、好奇心を持ち、観察し、オープン・クエスチョン(自由解答ができる質問)を問いかけて話し手を支援します。発言内容を言い換えてみたりして、話し手を導きます。内省をサポートするために質問をして、決してアドバイスをしないでください。全身全霊で聞くことに集中してください。

    観察者(オブザーバー):観察者の役割は、発言することなくやりとりを観察することです。外部の視点から観察を行い、話し手と聞き手が気付かないこと・気付きにくいことを見つける役割です。やりとりの間は沈黙を守ってください。見たり聞いたりしたことをメモしましょう。話し手が話すのを終えたら、観察した結果を共有します。
  3. Step 3

    話し手が考えを深堀りできるような質問や問題を設定してください。
    参加者全体に共通の質問をしてもよいですし(例:「仕事における変化の最大の障壁は何か?それを克服するにはどうすればよいか?」等)、話し手が自分で質問や問題を決めてもよいです。(例:「現在苦労している職場でのチャレンジ・障壁はなんですか?」)
    深堀りすることが大切であるということを全参加者が理解しているか、必ず確認してください。

  4. Step 4

    参加者に3人1組のグループに分かれてもらいます。必ず全員が全ての役割を順番に行わなければならないことを伝えてください。各役割が20分間で実施できるように、合計で1時間程度をグループに設定しましょう。時間に注意しながら、3つの役割が平等に実施されるようにしてください。

  5. Step 5

    参加者がそれぞれの役割を終えたら全体へ質問を投げかけ、演習の報告をしてもらいましょう:
    – 演習中に何が起きましたか?
    – 観察者になってみてどう感じましたか?
    – 話し手になってみてどう感じましたか?
    – 聞き手になってみてどう感じましたか?
    – 自分自身について何を学びましたか?
    – この演習からの学びをどのように活用できますか?

*日本語訳:Hyper Island Japan Team

INNOVATION

Like | Wish | Wonder

プロジェクトの推進において、フィードバックは重要であり、イテレーティブ(反復)なプロセスには欠かせないものです。また、アイデアの実現のためには新しい可能性を見出すための学習と成長が必要です。そしてフィードバックを受け取る側と与える側の両方に、安全な環境を確保するフレームワークが求められます。
この方法は、チームが迅速にフィードバックを収集するのに役立ち、オンラインでも対面でも実施可能です。

  • 所要時間

    5〜30分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    フリップチャート用紙、ペン、付箋、オンラインの場合は、バーチャルホワイトボード(MiroやMuralなど)を使うこともできます。

進め方

  1. Step 1

    プロセス

    このフレームワークは、建設的なフィードバックを促すシンプルな設計で、少人数から100人規模まで活用できます。

    例:
    「Like(好きだったこと、良かったと思うこと):チームをペアに分けて作業をしたのが良かったです。」
    「Wish(こうだったら良かったのにと思うこと):
    ユーザーテストの前に、計画を話し合うためのミーティングをしたかったです」
    「Wonder(疑問点・仮定・仮説など):新しいチームメンバーをハッカソンでスピードアップさせたら、プロセス自体を加速させることができるのでは?」

  2. Step 2

    トピック
    フィードバックのトピックを選びます。

    例:
    ・作成したばかりのプロトタイプについて
    ・デザインワーク(デザイン、マーケティング資料、コンセプト、ワークショップのアイデアなど目的、ビジョン、戦略)
    ・ワークショップやミーティングのフィードバック
    ・お互いへのフィードバック 等

    提供のヒント:
    各参加者に十分な数の付箋を渡してください。分類しやすくするために付箋の色を分けたり、参加者それぞれが付箋に 「 Like / Wish / Wonder」とタイトルをつけても良いでしょう。
  3. Step 3

    実施:Like | Wish | Wonderを書こう
    参加人数の規模に応じて、構成をどのようにするかを決めます。
    大人数で実施する場合は6〜10人のグループに分けたり、少人数の場合は全体で行いましょう。

    各参加者に3~5分程度の時間を与え、付箋1枚につき1つの内容を記入してもらいます。
    1つの付箋に複数の内容を記入しないように気をつけましょう。

    オンラインの場合:
    グループ分けのためにブレイクアウトルームを活用しましょう。

    提供のヒント:
    書き出す際には次のようなことを念頭に置くと良いでしょう。
    顧客中心主義、創造性、明快さ、実現の可能性、拡張性 等

  4. Step 4

    付箋を分類する

    それぞれの参加者に付箋の内容を把握する時間を約1分与えてください。

    1人1人に発言してもらい、フリップチャートやバーチャルホワイトボード内で付箋を分類し、適切な見出しを付けましょう。

    オンラインの場合:
    6人程度のブレイクアウトルームでバーチャルホワイトボードを使って作業するか、全体の参加者数が少ない場合は、1つのバーチャルホワイトボードを使って行いましょう。
    付箋の内容について発言する時は「私は〜」と一人称で行いましょう。自分自身の視点であるということを明確にし、相手に責任を負わせない効果があります。

    このシンプルなフレームワークは、オープンなフィードバックを促進します。
    「Like」は、うまくいったことや、アイデアについて肯定的なことの出発点です。
    「Wish」は、何が違っていたのか、何が改善されたのかを考える出発点となります。
    「Wonder」は、まだ答えの出ていない質問やアイデアの出発点となります。
    また、「Wonder」は、「What If(もし~だったらどうなるだろうか)」と言い換えられます。

  5. Step 5

    ヒント

    フィードバックを受けた人は、受け取るだけにしましょう。相手と協議したり、言い訳をしてはいけません。
    フィードバックをくれた相手には、単純に「ありがとう」と感謝を伝えてください。
    印象に残った言葉やフレーズをメモしておくと、次のアイデアに繋がるかもしれません。

  6. Step 6

    フィードバックを統合する

    ・改善すべき点は?
    ・うまくいった点は?
    ・次のステップは何か?

    次のステップや実施するべきことを明確にするために、
    「Who | What | When( https://toolbox2.tds-g.biz/tool/who-what-when-matrix/)」マトリクスの使用を検討しましょう。

*Stanford University, D.School I Like, I Wish, What If から引用。 日本語訳:Hyper Island Japan Team

TEAM

始まりと終わりの質問

始まりと終わりの質問は、これから何かを一緒に行う際に、共通の雰囲気や文脈の基礎を作るものです。質問内容の設定は、思慮深く目的を持つことで効果が高まります。
始まりと終わりの質問では、参加者が今に集中して、発言し、意見を聞くことを促進します。
始まりの質問では、存在感、集中力、グループへのコミットメントが強調され、終わりの質問では、振り返りと完了が強調されます。

  • 所要時間

    5〜60分

  • 参加人数

    2〜40名以上

  • 提供レベル

  • 心理的安全性

    セーフゾーン

  • 用意するもの

    なし

進め方

  1. Step 1

    効果的な会議には時間管理が重要です。議長やファシリテーターとして、始まりの質問に様々な条件を追加し、時間を管理しましょう。

    例:
    「一言で言えば…」
    「二言で言うと…」
    「一文で…」
    「3つのことを考えて…」
    「必要なだけ時間をかけて…」

    提供のヒント:
    始まりと終わりのプロセスは、ミーティングにおいて重要な意味を持っています。時間の無駄に感じるのであれば、会議との関連性を見直す必要があります。思慮深く、目的を持ち、意図を持って始まりと終わりの質問を設定することで、効果が高まります。

  2. Step 2

    質問を設定するにあたり、このような事を意識しましょう。
    参加者のレベルを考えてみましょう。彼らにとって有効な質問は何だろうか?
    文脈や全体の雰囲気を考えてみましょう。

    提供のヒント:
    ・実施時間はどのくらいありますか?
    参加者それぞれ、3~5分間の話をするような質問ができる時間がありますか?
    もしくは一言か二言か、それとも一文か二文の時間でしょうか?

    ・始まりの質問は、会議のアジェンダやミーティングの実施目的とどのように関連しますか?

    ・どのような雰囲気を作りたいですか?遊び心が必要ですか?真面目な雰囲気ですか?参加者の繋がりを強調するものですか?初対面同士なのでお互いのことを知る必要がありますか?

    ・考慮するべきポイント:
    参加者の状態はどのようなものでしょうか?参加者は何を望んでいますか?事前に衝突がありましたか?何かのお祝いや祝福をしたいのでしょうか?


    作りたい雰囲気やムードを促進する、会議のための質問を選びましょう。
    会議の目的に合わせて質問を調整してください。

    バーチャルまたはオンラインでの質問
    ・表示名に、自分の氏名と今の気分を書いてください。
    ・表示名に、自分の名前と今日の意気込みを書いてください。
    ・絵文字を使って表現してください。
    ・会議に向けての意気込みを10段階で画面に表示する。(手で表す、またはチャットへの入力)
    ・意気込みをポーズで見せる。
    ・バーチャル背景に意味を持たせて設定し、その意味を共有する。

    焦点を当てた質問
    ・この会議で達成したいことは何ですか?
    ・この会議を成功させるための意気込みを一言、二言、話してください。
    ・この会議を成功させるために、どのように貢献しますか?
    ・この会議で、あなた自身がどのような価値を提供しますか?
    ・この会議に完全に集中するために、何をしますか?

    汎用的な質問
    ・この会議に集中するため、何を共有する必要がありますか?
    ・この会議について、今どのように感じていますか?
    ・この会議に関してワクワクしていることや心配していることは何ですか?

    プロジェクト/ワークショップ/会議の初期での質問
    ・私は参加者に対し、何をもたらすだろうか?
    ・私は参加者と共に働くことをどのように感じているか?
    ・参加者に対する理想(ビジョン)は何か?

    プロジェクト/ワークショップ/会議の最中での質問
    ・私はこのチームで働いていることをどう感じているだろうか?
    ・自分がどのように感じているかを説明するには、どのようなメタファーを使えばいいだろうか?
    ・今、私の気持ちや気分を重くしているもの、逆に軽くしているものは何だろうか?
    ・前回会ってから何が起こったか?
    ・この会議に関連して、何か気づいたことはありますか?

    チームがお互いをよく知っている場合や、気が合うメンバー同士の場合には、質問に遊び心や楽しさを取り入れることができます。

    ・今日の気分を表す動物は?
    ・今日の気分を表す歌、映画、物語は?
    ・好きなスーパーヒーローポーズは何ですか?
    ・今日のエネルギーレベルと、その理由を一言。
    ・エネルギーと喜びをもたらしてくれるものは何か?
    ・最近経験した成功は何ですか?

    プロジェクト/ワークショップ/会議の終わりの質問
    ・今日の最大の学びや気づきは何ですか?
    ・次は何を変えてみようか?
    ・今回のプロジェクト/ワークショップ/会議で、最高だった事と最低だった事は何ですか?
    ・今日の1番の収穫(得たもの)は何ですか?

    オンラインでの終わりの質問
    ・あなたがどのくらい貢献したかをサムズアップ(いいね!)などのジェスチャーで表現してください。そしてその理由を一言(時間がない場合はチャットで)説明してください。
    ・今日の会議がうまくいったかどうか、表情やジェスチャーで表現してください。
  3. Step 3

    気をつけるポイント

    多くの人が会議に「始まりの質問」を実施したほうが良いと思いながらも、どうすればうまくいくのかわからず、やらずじまいです。
    いつも同じ質問をしていては効力が半減してしまうので、会議にとって関連性があり、魅力的な質問をすることが大切です。
    前回とは違う質問を用意することで、楽しく興味深いものにすることを心がけましょう。質問を考える際には会議の文脈、目的、そして意図に合っているか考えましょう。

    始まりと終わりの質問ジェネレータからインスピレーションを得てみましょう。
    ・Range(https://icebreaker.range.co/)
    ・tscheck(http://tscheck.in/)

*日本語訳:Hyper Island Japan Team